徳力の2008年の抱負

　2006年から始めたブログでの抱負公開ですが、定例行事ということで、今年も淡々と公開したいと思います。
　それにしても、昨年書いた抱負を振り返ってみると、昨年頭に抱負を書いていた時と、現時点ではたった1年にもかかわらず、自分を取り巻く環境や状況が大きく変わっていて、なんとも不思議な感覚です。
（なんといっても、昨年は7月にアリエルからAMNに軸足を移したというのが大きく影響しているのですが。）
　まぁ、ちゃんと目標を振り返りながら活動していたら、こういうことにはならないのかもしれませんが・・・
　昨年は、新しい環境に移ったこともあり、なんだかバタバタしているだけで過ぎ去ってしまった一年だった気もするので、今年はもう少し腰を落ち着けてじっくりと一つ一つの課題に取り組んでいきたいと思います。
　
　とはいえ、一カ月もしたらそんなことすっかり忘れていると思いますので、お会いしたときとか何かの機会に、アドバイスとか、はっぱをかけてもらえると幸いです。

１．今年力を入れること
■カンバセーショナルマーケティングの実践と定義
　昨年は7月にAMNにジョインしたこともあり、マーケティングにおけるインターネットやブログなどのソーシャルメディアの可能性をあらためて感じつつも、マスマーケティングと対比した際の企業担当者の方々にとってのインターネットを使ったマーケティングの難しさも実感した年でした。
　今年は、そんな企業担当者の方々により気軽にインターネットを活用してもらうために、より一層「カンバセーショナルマーケティング」と呼ばれるインターネットならではのマーケティングに様々なアプローチで取り組み、分かりやすい事例を作りながら、自分なりにカンバセーショナルマーケティング実践のためのステップや定義をまとめてみたいと考えています。
■ブログの可能性を拡げるために必要なことの研究と環境構築
　昨年は、アルファブロガー・アワードを開催したおかげで、自分自身がネット業界関連のブログしか見ていない井の中の蛙だったというのを思い知った一年でした。
　どうも自分が「ブログ」というのを狭く定義していたのではないかという気もしてきたので、今年は改めてブログを「インターネットを通じた情報発信的な行為」と広くとらえて、その可能性を広げるために必要なことや、ブログ的な情報発信をする人や理解してくれる企業を増やすためにどうすれば良いかということを、もう一度ちゃんと考えて、そういった人たちやブログを支援するサービスの開発や、アルファブロガー・アワードのようなイベントや勉強会の実施など、自分にやれることを一つずつ実践し、恩返しをしていきたいと思います。
　　
■ビデオブログの実践
　昨年は、このブログでも動画編集をしてみたり、ワークスタイル・メモでイベント動画を公開してみたり、トーキョードリフトに参加してみたり、海外のビデオブログを見まくったりと、少しずつビデオブログのリサーチをしてみた年でした。
　ただ、それぞれどれも中途半端になっている感じもあるので、今年は定期的に更新するようなインタビュー系のビデオブログにでも挑戦してみたいと思っています。
（また、1月26日の土曜日には動画人というビデオブログのイベントも実施する予定ですので、ご興味のある方はぜひご参加ください。）
２．今年はやめること、数を減らすこと
■執筆活動を減らす
　昨年は、書籍「デジタルワークスタイル」を執筆したほか、ダイヤモンド・オンラインのコラムや、ASCIIビジョンのコラムなど、さまざまな媒体で執筆のお仕事をいただきました。
　ただ、AMNに移って、執筆活動の余裕がなくなってきたこともあり締切でご迷惑をおかけすることも増えてしまいましたし、執筆をするためのそもそものインプットが足りなくなってきている感じもありますので、今年は少し執筆活動は減らすようにしたいと思います。
　（すでにAllAboutのガイドは引退させていただき、BizIDの連載も隔週に減らしていただいてきました。ご迷惑をおかけしてすいません・・・）
■本を読む量を減らす
　昨年も書きましたが、最近はiPod Touchを購入して電車でビデオブログを見まくっていることもあり、読書にかけられる時間が圧倒的に減ってしまっています。
　本を読みたいのもやまやまですが、今年は特にビデオブログに力を入れたい年なので、読書はある程度諦めようと思います。
　（できるだけ必要と思われる本は読むようにしたいとは思っていますが、少なくともブログで書評を書くことは減ると思います。献本をお送りいただいている皆様申し訳ありません・・・）
■土日はできるだけ仕事をせずに家族サービスとリラックスの時間にする
　毎年同じことを書いている気がしますが。
　やはり平日はなかなか子育てを手伝う余裕もないので、土日はできるだけ仕事をせずに家族サービスと自分がリラックスするための時間に充てたいと思います。
　（と、毎年ここに書いても、毎年嫁さんに実践できていないと指摘されてしまっているのは内緒です。いや、今年こそ・・・）