3時間で「専門家」になる私の方法 (佐々木 俊尚)
「3時間で「専門家」になる私の方法」は、ITジャーナリストとして幅広く活躍中の佐々木俊尚さんの仕事術を公開した本です。
献本いただきましたので、読者メモを公開しておきます。
この本はタイトル通り、短い時間で特定のテーマについての記事をまとめなければいけない記者と、インターネットに長く携わってきたジャーナリストという佐々木さんならではのキャリアから生まれてきた、独特の情報収集術がまとまっている一冊です。
ネットにおける情報収集というのは、日々ブログを通じた情報収集をしている人であれば、自然と身につく面も多いと思いますが、記者の仕事の仕方はなかなか接する機会がないと思いますので、その視点は非常に参考になります。
特に個人的に印象に残ったのは、マトリックスを描くというアプローチ。
私のようにブログから情報発信の世界に入ると、最初から手に入らない情報が多い前提なので、知り得る内容だけで話をまとめてしまうことが多いのですが、マトリックス的に必要な要素を集めるというのは、ブログや一般のビジネスのリサーチとかでも効果的なアプローチのような気がします。
情報収集のやり方を模索している人はもちろんですが、ネット系の情報収集は得意と自負している人にも参考になる視点がある本だと思います。
【読書メモ】
■新聞社のキャップの仕事
・マトリックスを描くこと
事故の場合:日時、場所、誰が誰を、死傷者の数、理由、警察の対応
(内容に応じて取材が必要に)
・読みやすく、的確な文章で記事を書くこと
■クオリア(直感的な世界把握)
生々しい世界のありさまをダイレクトに感じ取る皮膚感覚のようなもの
■インターネットの4種類のソース
・新聞記事、雑誌記事などオフィシャルなデータベース
・一般のウェブサイト
・個人や企業のブログ
・2ちゃんねるなどネット掲示板の書き込み
■情報収集の3つのプロセス
・一本道型
・進化の爆発型
・ニューロン型
■「どのような人たちがブックマークしているのか」ということと、
「その人たちがどのような情報を期待しているのか」というのは別物
■新聞記事ではセレンディピティはほとんど生じません。
■ステレオタイプから脱却し、思いも寄らなかった新たな視点を獲得し、その視点によって世界の見方が突如として変わってくること---そういう強烈なセレンディピティをブログのエントリー達は体現しているのです
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