「グーグルに勝つ広告モデル」はタイトル通り、広告やマスメディアの未来について考察されている本です。
ずいぶん前に買って読んでいたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
広告やメディアの次のビジネスモデルを模索している人には参考になる点が多い本だと思います。
【読書メモ】
・アテンションエコノミー
マスメディアのビジネスモデルの本質は、大衆の注目の卸売り
・インタレストエコノミー
グーグルは、能動的な興味・関心の卸売りをするビジネスモデル
・メディア/コンテンツ産業は「過去のストックが競合になる」
・ネットとマスメディアの代替性の3つのポイント
提供情報
情報の消費シチュエーション
アクセススタイル
・インターネットは「セグメントされたターゲット層に対して、情緒的・感覚的なブランドコミュニケーションを行うことが可能なメディア」
・日本におけるビジネスプランニングは「メディアアウト」に縛られてしまっている
日本のマーケティングは、プロダクトとマーケットの間をつかさどるメディアや流通の枠組みに規定されてしまっています。
・成功事例に見られる共通点
・インターネットを、情報をプッシュするための第五のマスメディアと思わないこと。インターネットを新たな価値ある情報を協創するためのメディアと考えるべき。
・ネット上では「潜在的なユーザーの不満」を顕在化させる「場」作りが大事。
・担当者の顔が見えるコミュニケーションが「場」作りのポイント。
グーグルに勝つ広告モデル (光文社新書) 岡本一郎 光文社 2008-05-16 by G-Tools |