「新規事業がうまくいかない理由」はウェブマネーやアルダスなど複数の起業を次々に行ってきた坂本桂一さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
新規事業の立ち上げに興味がある人には参考になる点が多い本だと思います。
【読書メモ】
■企業内企業と一般的な企業の違い
企業が社内で新規事業を立ち上げる場合、「人」「モノ」「カネ」に関しては十分なリソースが用意できても、「ハングリー精神」と「モチベーション」はむしろ、インディペンデントなベンチャーよりは劣っていると思った方がいい。
■新規事業を立ち上げる人たちが陥りがちな罠
・全方位にまんべんなく労力をかける
・考えずに調べる
・すぐに閉塞感に襲われる
・過去の経験の中に課題解決の方法を探す
・リソースがないという嘘に縛られている
■新規事業を支援する経営側が陥りがちな罠
・成功が前提となっている
・撤退の際のルールが明確になっていない
・目的や意味が違う新規事業を一般化しようとする
・意志決定に多くの人がかかわり過ぎる
・既存事業のルールや評価基準を適用する
・メンバーに二軍を投入する
・はじめれば何とかなるだろうと思っている
新規事業がうまくいかない理由 坂本 桂一 東洋経済新報社 2008-08-29 by G-Tools |