「言われた仕事はやるな!」は、先日上場したネットイヤーの社長をされている石黒 不二代さんが書かれた書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
シリコンバレー的な仕事のスタイルを日本でどう参考にするべきかというのを考えている人には、参考になる点のある本だと思います。
【読書メモ】
■自分の力でコントロールできないこと=リスクである。
■シリコンバレーにおいてさえ、1980年まで、起業家はロールモデルとは見なされていなかった。
■ターマン氏は、他の教授や学生たちと産業界との結びつきを強くするために、学生には企業へのフィールドトリップをさせ、産業界へのミーティングにも自ら頻繁に出席をした。リサーチセンターを作り、学校周りの企業に教室を開放し、大学での聴講を勧めた。
■スタンフォード大学が促進したいのは、競争ではなく、その力や知識を共有すれば、1+1が3になるという方程式だ。
■ハイテククラブの主要な活動というのは、シリコンバレーにある有名ハイテク企業、もしくは、いけてるスタートアップの創業者を呼び、彼らのスピーチをきくとか、こぢんまりした部屋で話し込むというものだ。
■私たちはシリコンバレーが失敗を許してくれることを学んでいた。ジョブスだって失敗する。しかし、ジョブスにさえ、失敗を受け止めることは、簡単なことではなかった。
■本当のリスクとは・・・会社が大きくなることだ。
自分が背負いきれないほどの従業員とその家族。株主を抱えること。それが本当のリスクだ(スコット・マクネリ)
言われた仕事はやるな! (朝日新書) 石黒 不二代 朝日新聞出版 2008-05-13 by G-Tools |