マーケティング22の法則 (アル・ライズ/ジャック・トラウト)

4884970233 「マーケティング22の法則」は、マーケティングの専門家として有名なアル・ライズとジャック・トラウトが、マーケティングの基本的な法則についてまとめた書籍です。
 昨年購入して読んでいたのですが、読書メモを書いてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 この本が日本で発売されたのは1994年とインターネットが登場する前になるのですが、マーケティングの基本というのが実は技術の進化にはそれほど影響されない根本的なものであるというのを思い起こさせる本になっています。
 マーケティングに携わる方であれば一度は読んでおいて損はない本だと思います。
【読書メモ】
■一番手の法則:一番手になることは、ベターであることに優る
 最初のブランドが一般に先行的立場を維持する1つの理由は、そのブランド名がしばらしば商品の総称になることである。
■カテゴリーの法則:あるカテゴリーで一番手になれない場合には、一番手になれる新しいカテゴリーを作れ
 
■心の法則:市場に最初に参入するより、顧客の心の中に最初に入るほうがベターである
■知覚の法則:マーケティングとは商品の戦いではなく、知覚の戦いである
 「周知の事実の法則」自分自身の知覚ではなく、だれか他の人の知覚をもとに購入決定をする。
■集中の法則:マーケティングにおける最も強力なコンセプトは、見込み客の心の中にただ1つの言葉を植えつけることである。
■独占の法則:2つの会社が顧客の心の中に同じ言葉を植えつけることはできない
■梯子の法則:採用すべき戦略は、あなたが梯子のどの段にいるかによって決まる


■二極分化の法則:長期的に見れば、あらゆる市場は二頭の馬の競走になる
■対立の法則:ナンバーツーの座を狙っているときの戦略は、ナンバーワンの在り方によって決まる
 顧客層は、ナンバーワン商品を買いたがる層と、買いたがらない層に分けられる。
■分割の法則:時の経過とともに、1つのカテゴリーは分割し、二つ以上のカテゴリーに分かれていく
■遠近関係の法則:マーケティングの効果は、長い時間を経てから現われる
 値引き等によって、消費者は何かおまけがある時だけ買物をすることを覚えるようになる
■製品ライン拡張の法則:ブランドの権威を拡げたいという抗しがたい圧力が存在する
■犠牲の法則:何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない
・製品ライン
・ターゲット市場
・絶えざる変更
 一貫したポジションを維持するベストの方法は、なによりもそのポジションを変えないことである。
■属性の法則:あらゆる属性には、それとは正反対の、優れた属性があるものだ
 ナンバーワンと張り合えるような正反対の属性を探してみるほうが、はるかに利口なやり方だ
■正直の法則:あなたが自分のネガティブな面を認めたら、顧客はあなたにポジティブな評価を与えてくれるだろう
■一撃の法則:各々の状況においては、ただ一つの動きが重大な結果を生むのである
■予測不能の法則:自分で競合相手のプランを作成したのでない限り、あなたが将来を予測することはできない
■成功の法則:成功はしばしば傲慢につながり、傲慢は失敗につながる
■失敗の法則:失敗は予期することもできるし、また受け入れることもできる
「もし何かを学び、その何かを試みれば、その人は何かを得るはずだ。許せないのは、同じ過ちを二度犯す人間である。」(サム・ウォルトン)
■パブリシティの法則:実体は、マスコミに現われる姿とは逆である場合が多い
■成長促進の法則:成功するマーケティング計画は、一時的流行現象(ファッド)の上に築かれるのではない。トレンドの上に築かれるのだ。
 ファッドのことは無視したほうがいい。ファッドが現われたら、水を差すことを心がけよう。あなたの商品への需要を長く維持する方法の一つは、その需要を完全には満足させないことだ。
■財源の法則:しかるべき資金がなければ、せっかくのアイデアも宝の持ち腐れとなる
 マーケティングの世界を動かすものは金である。成功することを今望むのであれば、あなたは、マーケティングという車輪を回転させるのに必要な資金を見つけてこなければならない。

4884970233 売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
Al Ries Jack Trout 新井 喜美夫
東急エージェンシー出版部 1994-01

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