ソーシャル消費の時代 (上條 典夫)
「ソーシャル消費の時代」は電通ソーシャル・プランニング局長の上條典夫氏が2015年の日本の消費がどうなるかを予測している書籍です。
先週のワールドビジネスサテライトでも取り上げられていたようですね。
出版社から献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
未来の予測というのは、長期の予測はいろいろあっても実際のビジネスで重要なのは3~5年先。
そう言う意味でこの本が取り上げている2015年の予測というのは、なかなか興味深いところをついているように感じます。
この本ではネットから環境、高齢化等、各事業分野における様々な予測がたくさん詰まっていますので、未来に向けて視野を広げてみたいという方にはヒントになる点がある本だと思います。
下記に著者のインタビューも掲載されていますので、参考にどうぞ。
・『ソーシャル消費の時代』を書いた上條典夫氏(電通ソーシャル・プランニング局長)に聞く(1)
【読書メモ】
■ケータイ・ネイティブ
日本独自のケータイカルチャーを共有する世代
■10代の若者たちがブログやSNSでたどるコミュニケーションのパターン
・日記を書く
・友人のコメント
・御礼を書く
・相手のページを訪問する
■モノ余りの時代には、モノそのものより、モノがココロと結ばれるまでの「過程段階」や「波及効果」の価値が高まる。
■21世紀の3Cは「コミュニケーション、クリエイション、カルチャー」
モノによって誰かと「つながる=コミュニケーション」、そのモノが自己表現の個性を「創れる=クリエーション」、モノの周りで仲間と共通の世界観に「ひたれる=カルチャー」の部分に時間を費やし、お金を消費する傾向が強まっていく
■物語消費
物語消費においては、主人公=私が、より明確に消費というドラマを追求していく。つまり、それは「私が主役」の「私小説消費」ともいえるものだ。
■マイクロビジネスは、社会と関わることに喜びを見出す「ソーシャル消費」の典型例である。マイクロビジネスに取り組む人びとが費やすお金は、ビジネス投資であり、新たな個人消費でもある。
■日本のケータイは「ガラパゴス」ではなく「浮世絵」であると信じたい。
閉ざされた国の爛熟した文化が解き放たれるとき、受け手側の価値観を変えるほどの驚きが生じることがある。
■人びとの間の信頼関係や規範意識といった「ソーシャルキャピタル」の充実によって、心理的ストレスが軽減される可能性がある
■「観光には、観光事業自体がその収入資源を消費してしまうと言うリスクが存在している」(財団法人自治体国際化協会・パリ事務所報告書)
■身土不二
人間の身体は、その土地で生産されたものに合わせてできており、身体と土地は一体のものである
![]() | ソーシャル消費の時代 2015年のビジネス・パラダイム (講談社BIZ) 上條 典夫 講談社 2009-04-08 by G-Tools |
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