「生き残るための広告技術」は、行動ターゲティング広告を中心に広告技術の歴史について考察した書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
一般的な広告の仕組みや行動ターゲティング広告の基本が理解できていないという方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■従来の広告手法の限界
マーケティングにおけるパラダイムシフトが明らかにしたことのひとつは、昔から言われている「我々は誰ひとりとして同じ人間ではない」ということだ
■インターネット広告の環境に最も近いのは小売店のモデルだろう
■「水溜まりターゲティング」の手法は、ニーズが普遍的な場合のみに有効である。しかし実社会においては、私たちはめったに同じ経路をたどることはない。
■行動ターゲティングに用いる評価基準の例
・特定の期間に、サイトを訪問した回数
・期間中に、特定のページにアクセスした回数
・ページの訪問時の滞在時間
■媒体社が追跡すべき測定基準と項目例
・リーチ
・アクイジション
・コンバージョン
・リテンション
■行動ターゲティングの核心 = 消費者との相互作用
■現時点では、インタレストマッチはまだ有効な広告モデルとなってはいない。最大の課題は、ターゲティング精度が高すぎることだ。
生き残るための広告技術 進化したインターネット広告「行動ターゲティング」のすべて 徳久 昭彦 翔泳社 2009-10-06 by G-Tools |