「「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる」は、タイトル通り会社の採用について考察している書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
ベンチャーにいると即戦力という言葉には大きな魅力があるのですが、実はそこに落とし穴があるというのがこの本のメッセージです。
会社の評価システムに悩んでいる方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■年俸が単純に「成果」だけで決められない理由
・年俸は、その年の成果だけでなく、去年の成果が加味される
・年俸は、個人の成果だけでなく、球団の全体の収入に影響を受ける
■給料で社員を採用する会社は、給料の不満で社員が辞める
■達成率で評価されると言うことは、社員にしてみれば、目標が低い方が有利になります。
■賃金の増える会社かどうかを見極めるために
・高い成果を上げている社員のやり方は、オープンにされていますか
・オープンにした社員は、もっとも高い評価を得ていますか
■昇給・賞与がどう変わっていくのかを示す
・成果を上げる社員は昇給・賞与は高くなる
・成果を上げる方法を、他の社員に教える社員は、もっと昇給・賞与が高くなる
・全社員が優秀になったときがもっとも昇給・賞与が高くなる
■稼ぐ力をつける方法
・組織のルール、態度を守る
・知識・技術を習得する
・失敗を恐れずやり遂げる
■教えることは二度学ぶこと
「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる (幻冬舎新書 ま 4-1) 幻冬舎 2009-09 by G-Tools |