「目標による広告管理」はタイトル通り、広告の効果測定に関して書かれている書籍です。
広告計画のバイブルとも言うべき古典だと聞いたので、勉強のために買って読んでみていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
初版が出版されたのが1961年ということもあり、当然ネット以前の効果測定が中心の本になりますが、根本的な広告の効果の考え方を勉強するのに、参考になる本だと思います。
【読書メモ】
■広告のどんな結果を求めているのかがはっきりしていなければ、また、はっきりするまでは、広告の結果を測定することはできない
■特定の広告目標を最初にはっきりさせておけば、広告の結果は測定できる
■広告をマーケティング目的から区別すること
マーケティングのほんの一部分である広告は、「ブランド選考」のような心理学的な効果を生み出すことにかかわっている。
一方、マーケティングは、商品がつくられ、集められて、消費者あるいはユーザーに届けられるまでのすべての機能(広告も含めて)をカバーしている
■広義の広告調査
・受け手調査:広告に接した読者や視聴者の数を数える
・メディア調査:特定の媒体が到達する大衆の特性や規模を分析する
・コピー調査:ターゲット消費者を代表する人びとに対して露出した広告を分析して、その人びとの反応を評価する
■コミュニケーションの基本的な四つの段階
・知名
・理解
・確信
・行動
■広告とプロモーションの役割
・広告は消費者のマインドにおける順位を高める
・プロモーションはマインドにおける順位を市場における順位に転換する
■広告とは
広告とは、大衆へ向けた有料のコミュニケーションで、その究極の目的は、情報を伝えることによって、大衆の態度に影響を与え、広告主に有利な行動を喚起すること
新版 目標による広告管理―DAGMAR(ダグマー)の新展開 Solomon Dutka ダイヤモンド社 1998-01 by G-Tools |