「大人げない大人になれ」は、マイクロソフト日本法人の社長をされていたことでも有名な成毛 眞さんが書かれた書籍です。
出版社から献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
マイクロソフトの創業期をみていた成毛さんならではの人生観が書かれていますので、硬直した組織のカルチャーに違和感を感じている人には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■世間の注目を集めるような飛び抜けた功績を残す人には、子供のまま大人になったような人物が驚くほど多い。
■ネオテニー:動物が胎児や幼児の持つ特徴を保持したまま成長する過程を指したもの
このネオテニーという過程は、次第に一部の研究者の間で、動物全体の進化要因において重要な役割を果すものだと考えられるようになった
■私がマイクロソフト日本法人の社長を務めていた時期には、毎年全体の5%に当たる社員を最低レベルの人間からクビにしていた。(中略)よく組織改革などと声高に叫ぶことがあるが、保守的な社員を切らないことには、組織の活性化などできるはずもないと思う。
■人間が趣味や好きな事に没頭している時には、脳内で多くの化学物質が分泌されるのだという。ドーパミンと呼ばれるこの物質は、脳が「喜び」を感じたときに、脳の中心部である中脳から分泌される神経伝達物質の一種である。
■(ジェフ・ベゾスは)後に会社が大きくなったときに、「アマゾンも始まりはガレージだったんだ」と良いたいがためだけに、ガレージを出発点に選んだそうだ。
大人げない大人になれ! ダイヤモンド社 2009-11-20 by G-Tools |