「ツイッター」でビジネスが変わる (ジョエル・コム)

4887597517 「ツイッターでビジネスが変わる」は、米国を中心とするTwitterブームの背景や可能性について考察されている書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 この本は、POLAR BEAR BLOGの小林さんが翻訳されたということで、個人的にも身近な本なのですが、何といってもTwitterブームの震源地の米国で書かれた本ということもあり、Twitterブームの背景の考察や米国側の実例が充実しているのが特徴です。
 
 また、企業がビジネスでTwitterを活用するためのポイントやテクニックもかなり細かく書かれていますので、本気でTwitterのビジネス活用を研究したい人は是非読んでおくべき本だと思います。
【読書メモ】
■2008年11月26日 ムンバイで起きた事件を最初に伝えたのは、現場にいあわせた一般人だった。彼らはツイッターと呼ばれるウェブサイトのサービスを使い、速報を発信したのである。
■私たちはもはや、プロのライターや編集者を介さず、自分たちの間で会話することができるのである。
■いまや何かを発信するとは、参加することを意味するのである。
■(ツイッターは)更新があったら携帯電話で受信する設定にしているユーザーに対しては、書き込まれた内容がショートメッセージサービス経由で送信される。
■最初の頃、ツイッターはショートメッセージ送信にかかるコストをすべて負担していた。その後、米国、カナダ、インドの各国では、料金が割り引かれることで携帯電話会社との間に合意が得られた。
■短期間で大勢のフォロワーを得る7つの方法
・すでに知り合いの人を探す
・ブログで宣伝する
・フォロワーに報酬を払う
・専門知識を生かした回答をする
・他のソーシャルメディアを活用する
・ツイッターのアカウントをメールの署名に入れる
・コンテストを開く


■ツイッター上での最も効果的な発言の7パターン
・リンクつき発言「いま私が取り組んでいるのは」
・標準的発言「いま私がしているのは」
・オピニオン「いま私が考えているのは」
・任務完了報告「たったいま仕上げたのは」
・エンタテインメント「いまから笑わせるよ」
・質問「いますぐ助けてもらえますか?」
・写真つき発言「いましてることを見てください」
■しかし、投稿してはいけない発言が一つだけある。
 それは、あなたをトラブルに巻き込むような発言だ。
■顧客とつながる3つの方法
・商品やサービスの問題点を把握し、フィードバックを得る
・あなたのファンやエバンジェリストを見つける
・あなた専用のミニ・ヘルプデスクとして
■あなたのビジネスに対して不満を抱いている人々からのつぶやきも覚悟しなければならないのだ。
■企業アカウントによる発言の4分類
・企業からのお知らせ
・カスタマーサポート
・フィードバック
・特別セール
+ふとした思いつきの発言
■企業を代表してツイッターをしているなら、人間味を出すようにしなければならないが、あまり個人的になり過ぎてもいけない。
■個人のブランドを確立するためにツイッターをしているなら、思いつきもつぶやくようにして、売り込みの回数は減らすように。

4887597517 「ツイッター」でビジネスが変わる! Twitter Power
小林 啓倫
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2009-11-05

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