「ウェブ大変化」は、楽天技術研究所の森正弥さんが書かれた書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
森さんならではの視点で、様々な可能性を秘める技術やコンセプトが紹介されていますので、将来のウェブの未来のヒントが欲しい人には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■「未来を予測する一番の方法は自らその未来を創りだすことだ」(アラン・ケイ)
■ネット接続の進化を支える通信技術
・ワイマックス(WiMAX)
・ワイアレスHD(WirelessHD)
・コグニティブ無線
■タンジブル・ユーザーインターフェース
既存のコンピュータの概念を一新し、形のない情報に直接ふれることができるようにした。
■触れるインターフェースをサポートする通信技術
・トランスファージェット(TransferJet)
近距離での無線をより優れたものにする新しい近距離無線転送技術
・レッドタクトン
ユーザーが身につけた端末同士や街中の機器間で、人の体を伝送経路として触れるだけで近距離通信が可能な新技術
■アンビエント・コンピューティング
コンピュータを使っていることを意識せずにインターネットの恩恵を受けられる
■ワールド・ビーム
インターネット上のあらゆるデータが、時間に従って次々と生成され、流れ続けていくストリームへと変貌していくことを予測して、インフォメーション・ビーム、そしてそれが世界規模で束ねられたワールド・ビームというコンセプトを提唱(デビッド・ジェランター、アジャ・ロヤン)
■「デジタル・デバイドは急速に終焉しようとしている。その主役は、携帯電話である。」(2005年2月、世界銀行レポート)
ウェブ大変化 パワーシフトの始まり~クラウドだけでは語れない来たるべき未来 (KINDAI E&S BOOK) 近代セールス社 2010-03-06 by G-Tools |