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プレゼンテーションzen (ガー・レイノルズ)

4894713284 「プレゼンテーションzen」は、タイトル通りプレゼンテーションのあるべき姿について解説されている書籍です。

 先日ある企業の社内勉強会で講演した際に、著者のガー・レイノルズさんが講演をされていたそうで、社内向けに配られた本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。

 この本では冒頭で、日本のビジネスマンがパワーポイントに文字を詰め込みすぎた資料を作っていることを、悲しむくだりから始まるのが非常に印象的。
 私自身、ついついパワーポイントに情報を詰め込んでしまう傾向があるのですが、著者はプレゼンのスライドと配布資料は完全に別にするべきだという持論を明確に論じています。

 日本ではパワーポイントのプレゼン資料をそのまま配布資料として配るのが一般的になっていますが、これがそもそも間違っていると言うのは、正直言われてみるまで気がつかない点でした。

 自分はプレゼンテーションスライドの作成に自信をもっていると言う方も、かなり刺激を受ける本だと思います。


【読書メモ】

■一体いつから、聴衆は文字を読むことと話を聞くことを同時にこなせるようになったのか?

■なぜ日本の駅で売られているシンプルな駅弁の精神を、ビジネスに関するプレゼンテーションに取り入れることができないのだろうか?

■ハイコンセプトの6つの感性
・デザイン(機能だけでなく)
・物語(議論よりも)
・調和(焦点よりも)
・共感(論理ではなく)
・遊び心(真面目だけでなく)
・生きがい(蓄積よりも)

■プレゼンテーション改善の特効薬(セス・ゴーディン)
・スライドはあなたの言葉をそのままなぞったものではなく、それらの言葉を効果的に演出するものではければならない
・安っぽい画像は使ってはならない
・オーバーラップや回転といった変化を画面に加えるのはやめること。シンプルに行こう。
・配布資料として別に文書を作成すること

■「スライドをそのまま印刷したものを配ることは、絶対に避けるべきだ。まして、プレゼンテーションの前に配布するのはもってのほかである。本質的に、スライドとは「スピーカー支援」機器であり、話し手である「あなた」をサポートするためにそこに存在している」(デヴィッド・S・ローズ)

■我々は、プレゼンテーションのビジュアルに関連するシンプルな表現法を、意外なところから学ぶことができる。その一つは(驚くなかれ)マンガである。

■「マンガとは簡素化によって増幅を図る表現形式である。
 なぜならマンガにおける抽象的な絵は、細部を排除するというより、むしろ特定の細部に重点を置こうとする努力のあらわれだからだ」(スコット・マクラウド「マンガ学」)

■プレゼンテーションのデザインのポイント
・シグナル/ノイズ比を常に念頭に置き、不要なものはすべて取り除くこと。
・ビジュアルの方が箇条書きよりも人々の記憶に残りやすい
・余白は「無」ではない。それは大きな力を持っている。

■聴衆と心を通い合わせるポイント
・退屈なプレゼンテーションに弁解の余地はない
・感情を抑えるべきではない
・「腹八分」を念頭に置こう
・照明はつけたままにすること
・聴取との間のあらゆる障壁を取り除こう

4894713284プレゼンテーション Zen
熊谷 小百合
ピアソンエデュケーション 2009-09-07

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