「ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本」は、日本におけるソーシャルネットワーク革命について考察している書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では著者のお二人の体験に基づいた視点から、ソーシャルネットワークの基本から、mixiの笠原さんやデジタルガレージの佐々木さんのインタビューなど、ムック的に幅広い内容が収録されていますので、日本ならではのソーシャルネットワーク現象を基本から学びたい方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■(mixiチェックボタンも)順調に増えていると思います。
うまくいっているサイトだと、1チェックで50~60人ほどが、そのサービスに訪れるという導線になっています。(mixi笠原氏)
■心の距離の近い人がつながって、つながった後も自然にそれぞれとコミュニケーションができるような、そういうサービスにしていくことができれば、というのが、まずあります(mixi笠原氏)
■公式な発表ではないのですが、日本語でのツイートが世界全体の12~15%になっています。日本人ユーザーはツイート数が相対的に多いので、ユーザー数の割合は、もう少し低いですかね。
2010年の4月時点では日本語比率は6%だったんです。(デジガレ佐々木氏)
■広告としては、全部で3種類あるんですよ。
・プロモ-テッド・アカウント
・プロモ-テッド・ツイート
・プロモ-テッド・トレンド
■すごい嬉しいって訳じゃないですね。ちょっと嬉しい。たぶん、すごい嬉しい人はユーザーにつぶされるタイプなんですよ。
ああして、こうして、とか、毎日見たいって要望も来るから。
それで頑張っちゃって、逆に辛くなってやめる人とか結構いるんですよ(ジェットダイスケ氏)
■ユーザーの言うことは聞かないって姿勢が大事。
自分のために自分が発信する形になってるだけだと思いますよ。(ジェットダイスケ氏)
■私がアマゾンで働いている頃、ジェフ・ベゾスは「クチコミほどパワーのあるマーケティングツールはないんだ」って、いつも言ってました。(オリノコ原田氏)
■ソーシャルメディアっていろんな要素があるんですよ。
宣伝部だけじゃなくて、商品開発にも、カスタマー・サービスにも影響する。ここで掛けた予算でカスタマー・サービスのコストを下げられるかもしれないとか、全体を俯瞰的に見ないと、メリットの判断や、どうすべきかの戦略が立てられないんですよ。
担当者レベルからの、ボトムアップ的な意志決定では動けない。(オリノコ竹村氏)
■リアルなスケスケ社会の到来は、いつ頃になるんでしょうか?
今、もうスケスケかもしれないですよ。フェイスブックやツイッターを見れば、どこで誰がなにしてるかわかりますものね(頓智ドット井口氏)
ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本 ふくりゅう 山口哲一 ;福島 龍太郎 ダイヤモンド社 2011-04-22 by G-Tools |