ヤフーとサイボウズ、最新ニュースを社内ポータルに表示するサービスを開始 – CNET Japanを読んで。
グループウェアのようなコラボレーションソフトを社内のイントラネットのポータルとして活用する取り組みは各社見られるが、コンシューマー系のインターネットサービスとの連携に明確に取り組んでいるのはやはりサイボウズだろう。
私も過去に大企業に勤めていた際、社内向けにイントンラネットをボランティアで作成していたことがある。
そのときに強く感じていたのは一般社員のインターネットリテラシーの低さだった。
もちろんインターネット初期で、まだ社員がインターネットの有用性を強く認識していなかったせいもあるが、ビジネスに使える情報がインターネットに存在していることを社員がそもそも知らなかった。
いや、更に言うと知っていても「使い切れていなかった」のが印象に残っている。
ブックマークに大量にリンクを登録しては見たものの、上手く整理できていないのでいざというときに見つけられなくなってしまったり、そもそもブックマークすら使いこなせなかったりするのだ。
そういう意味ではサイボウズのようなアプローチは非常に正しいと感じてしまう。
ビジネスに役立つ情報を、必ず社内で使わないといけない性質を持っているグループウェアに表示させることで、社員はそれぞれのウェブサイトを単発のサイトとしてではなく、イントラネットから利用できる付加サービスとして常に認識することができるわけだから。
まぁ、そうは言ってもポータルに情報を詰め込みすぎると、何も情報として機能しなくなるという逆の問題点もある。
サービスが有料のため、これに企業がどれだけ手を出すのか微妙なところだが、実際の提供方法に注目したい。