[コラボ] マクロメディア、ウェブコミュニケーションツールMacromedia Breezeを6月に発売

coraboマクロメディア、ウェブコミュニケーションツールMacromedia Breezeを6月に発売 – CNET Japanを読んで。

 なんでまたマクロメディアがウェブ会議システムなんてやってるんだろうと思ったら、Flashで作ったウェブ会議システムのようだ。


 まぁ、そりゃあFlashを販売しているMacromediaが販売するのだからFlash対応なのはあたりまえなのだろうが、いつのまにやらFlashはいろんなことができるようになっているのに驚いた。

 Macromediaの比較表を見ると、実に細かい特徴があるのに気づかされる。(まぁ自社商品の宣伝だから自社に有利に記載するのは当たり前だが)

 特にこの手のプレゼンテーションタイプのウェブ会議システムはパワーポイントのような資料をメンバーに見せながらミーティングやプレゼンテーションを実施するスタイルが主流だ。
 そういう点で考えてみると一般のウェブ会議システムではパワーポイントをjpg等の画像に変換して共有しているのが普通だから、その画像がFlashになると思えばマクロメディアがわざわざFlash対応のウェブ会議システムを作る理由も分からなくも無い。

 普通にウェブサイトを巡回していれば大抵の人は最新版のFlashのインストールがすんでいる状態になっているだろうから、ソフトウェアをインストールせずにそのまま使えるというのは案外大きなメリットかもしれない。
 
 もちろん最近のウェブ会議システムはプラグインをインストールするだけで使えるものが主流だから、圧倒的なアドバンテージとは言えないが。

 それにしてもブラウザにFlashを追加するだけでここまでいろんなことができるのであれば、P2PのようなリッチクライアントなシステムもFlashのユーザーインターフェースで作っても面白いかもしれない。

 まぁFlashの技術者がウェブサイト製作で引く手あまたになっている間は難しいだろうが。

[IP電話] M2X、Windows/Macで利用可能なIP電話サービスを開始

phoneM2X、Windows/Macで利用可能なIP電話サービスを開始 – CNET Japanを読んで。

 記事を読んだ限りでは、ソフトウェアをインストールしてPC間で実施するインターネット電話のようで、なぜCNETがこのサービスを珍しく取り上げているのか良く分からなかった。


 確かに一般電話への通話も可能だし、留守番電話機能が提供されるなど、必要な要素はすべて抑えているので楽しみなサービスではあるのだが、月額利用料金も必要だし単純に比べればSkypeの方が優れているように見えるし、この前に書き込んだセイルの方が話題性があるように見える。
(セイルの記事はZAKZAKにしか出ていないようだが)

 個人的には、この手のPCにソフトウェアをインストールタイプのサービスは、日本ではかなり普及は難しいと考えている。
 米国に比べてヘッドセットの普及率が低い上に、抵抗感も高い。さらにYahoo!BBのようなプロバイダ型のもので十分加入者無料という恩恵を得ることができるからだ。

 まぁ、このサービスはPHSでも使えるようだからモバイルや端末との組み合わせを上手くやれば結構成功するのかもしれないが。

 
 ただ、この会社の会社概要を見て興味深いことに気が付いた。
 代表取締役社長 松島 庸とあるではないか。
 そう、あのクレイフィッシュの松島さんだ。

 知人経由でクレイフィッシュの政争についてはちょっと聞いたことがあるが、あの事件から3年ついに表舞台に帰ってきたようだ。
 (よく見たら無線LAN倶楽部のVoIPを手がけていたのもこの会社だったのだが)

 なんとなくそれでこんなメディアに取り上げられたのかなぁと、ちょっとうがって見てしまった。
 
 でも、松島さんが2匹目の魚を当てられるのか、ちょっと興味がある。
 要チェックだ。

[IP電話] 月額1000円…携帯端末でIP電話

phoneZAKZAK 月額1000円…携帯端末でIP電話 を読んで

 いよいよと言うべきか、やっとと言うべきか、モバイルでも月額固定料金のIP電話を模索するベンチャー企業が出てきているようだ。


 実際には無線LAN等でIP電話サービスの提供を検討しているところは過去にもいくつかあったように記憶しているが、今回のこのセイルのものはPHSのインフラを利用している点で少し発想が異なるように思う。

 PHSであればすでにAirH”や@FreeDのような定額制PHSを利用している人は多いわけで、そのインフラ上で定額制の音声通話が可能になるとすれば面白いモデルだと考えられる。

 現在の端末がPDAベースで、端末の価格も6万円以上というから、このサービス自体がブームを呼ぶのは難しいとは思われるが、もう少しウェブサイトの説明を分かりやすくするとか、アピールをうまくすれば結構話題を集めるような気もする。

 まぁ、TD-CDMA方式の移動通信サービスでは定額料金制のIP通信が基本の構想にあるようだから、それまでの一時的な話題になってしまうかもしれないが。
 
 何にしても移動通信事業者が既存の収益構造の上にあぐらをかいていられるのも、意外に時間の問題かもしれない。

[IM] IMと「SPIM」の濫用を阻止する方法

imITmedia エンタープライズ:IMと「SPIM」の濫用を阻止する方法を読んで。

 IMを使ったSPAMのことをSPIMと呼ぶそうだ。


 よくコラム等で電子メールは既存の世界で言うところの郵便、IMは電話と例えてきた。
 電子メールは郵便と同様ダイレクトメールで郵便受けがいっぱいになってしまうが、IMならそんなことはありませんよ、と書いてきたが、いよいよIMにも迷惑電話が登場というところだろうか。

 郵便にはダイレクトメール、電話には営業電話や迷惑電話、電子メールにはSPAM、IMにはSPIM。
 
 結局どのコミュニケーション手段を使ってもダイレクトメール的な手法はなくならないということか。
 まぁ、つまるところそのような手段を行使しても成果が出るというところに根本的な問題があるわけだ。
 広告宣伝手段としてそのような迷惑な手段を行使して1億人の人の怒りをかったとしても、10人がその資料に対して反応してくれればそれでもとがとれるような世界があるわけだから。

 それにしても、確かにIMに電子メールと同じようなのりでSPIMがどんどん送りつけられてくると思うと確かに気持ちのいいものではない。
 まだメールならぶつぶついいながらごみ箱に移動するだけだが、IMだとどうすればいいのだろう・・・

 結局のところ、法人だったら企業向けのIMシステムを買うしかないお言うのが結論だろうか。

 ちなみに、最近はウィルスメールがあまりに多くてSPAMメールもあんまり気にならなくなってきた今日この頃です。

[IP電話] BBフォン、携帯電話への通話料割引と番号表示オプションを有料提供

phoneBBフォン、携帯電話への通話料割引と番号表示オプションを有料提供を読んで

 携帯電話への通話料金が30%安くなる割引サービスと、IP電話利用時の番号表示オプションを月額315円で提供するとのこと。


 うちの家はIP電話を利用していますが、同時にNTT回線でナンバーディスプレイも利用しています。

 先日、実家にIP電話で電話して留守だったので、電話を切ったところ、しばらくして番号が表示されない電話がかかってきました。
 とったところ実家から。
 なんでも表示されていた050の番号に携帯か何かかと思ってかけなおしてくれたそうです。

 でも、こっちからすると番号が出ていないので微妙な気持ちで取る羽目に。番号表示に慣れていると番号の出ていない電話に出るのはちょっぴり勇気が要ります。
 なんだかやっぱり複数の事業者が入り混じると複雑ですね。

 そういう意味では今回のIP電話で番号表示オプションというのはいいニュースなんですが、月額料金がいるというのがいただけない。

 IP電話なら月額料金不要で番号表示可能にしてほしいところなんですが、やっぱりまだコストがかかるんでしょうか。それとも少しでも付加料金を取りたいという思惑なんでしょうか。
 ちょっと別の機会にコストの仕組みを調べたいところです。

[IP電話] 固定電話を置き換える? “ブロードバンド時代の黒電話”

phoneITmedia ライフスタイル:固定電話を置き換える? “ブロードバンド時代の黒電話”を読んで。

 ブロードバンド時代の黒電話だそうだ。
 ハンズフリーで使うテレビ電話で、ファイル共有やホワイトボード機能も盛り込むかもしれないという。


 まぁ、電話というよりはテレビ電話のできるインターネット端末という表現のほうがピンとくる気もするが、そこは電話会社だけに黒電話という表現を使ったのだろう。

 値段はパソコンの半額で1台あたり6万~7万だそうだ。どう考えても、黒電話とは思えない価格帯だが、現状の機能セットを考えるとこのあたりが妥当な価格なのだろう。

 一昔前のテレビ電話フェニックス、Lモードなど未来を見据えたNTT地域会社の取り組みはあげればきりが無いが、なかなか思い描くような未来社会はやってこないようだ。
 今回のテレビ電話が各家庭に一台置いてある未来のリベンジは果たしてどれぐらい機能するのだろうか。

 携帯電話の買い替えサイクルは2年程度と言われる。そのため、携帯電話では新機能が利用者の多数に広がる期間が非常に早い。それにたいして固定電話の買い替えサイクルは下手をしたら10年近いような印象があり、ここが電話会社が新サービスを出したところでなかなかブームを引き起こすことができない一因になっていると思う。

 特にテレビ電話のような利用者の拡大がサービス自体の普及を後押しするサービスならなおさらだろう。
 おまけにテレビ電話自体は携帯電話でもいっそうにブームがきそうに無い。

 仮に固定電話でテレビ電話ブームがきたとしても、そのために利用者がわざわざ6万円を出して電話を買い換えるのか。
 電話という音声通話手段を携帯電話から固定電話に取り戻すことが果たしてできるのか、興味のあるところだ。