記事に溶け込む「ネイティブ広告」 正しい理解・ルール遵守を。 を日経MJに寄稿しました。

 ご紹介が遅くなりましたが、先週、日経MJ「奔流eビジネス」に寄稿しているコラムが掲載されましたのでお知らせします。
 今回は日経MJ読者向けにネイティブアドの概要についてまとめてみました。
 ネイティブアドの誤解についてはブログアドタイにも何度も書いていますし、人によってはすでにネイティブアド≒ステマというイメージが強いので諦めたという人もいるみたいですが、最終的に一般の読者や企業担当者の人達にどう受け止められるかがポイントだと思いますので、まだギリギリ間に合うんじゃ無いかなと思っていたりします。
 


記事に溶け込む「ネイティブ広告」 正しい理解・ルール遵守を
 「ネイティブ広告」という言葉を聞いたことはあるだろうか。ネイティブ広告とは、ユーザーがウェブサービスやアプリなどを利用している際に、「ユーザーの情報利用体験を妨げない広告」のこと。
 これまでインターネットのバナー広告では、ユーザーの情報利用体験を妨げる形で無理やりノイズとして表示されることが多かったのに対し、これからのネット広告はユーザーの情報利用体験を妨げない「ネイティブ」な形で提供されるべきだという考えだ。
 もともと米国で市場が広がったのをきっかけに、日本でも2年ほど前から注目されてきた。だが、日本市場に普及していく過程で「ネイティブ広告は、広告に見えない広告であるべきなのだから、広告としての明示をする必要はない」と誤解した人が多数存在し、様々な物議を巻き起こす結果となった。
続きは日経新聞のサイトでご覧ください。
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私たちは、良い広告を作るだけでなく、広告自体を人々にとって良いものにするための努力をすべき を宣伝会議 AdverTimesに寄稿しました。

 ご紹介が遅くなりましたが、火曜日に、宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。
150428tokuriki.jpg 今回のコラムでは、メディアサミットの基調講演を元に、ネイティブアドを含めた広告業界のスタンスについて考察してみました。
 記事についての反応もいくつか拝見しましたが、同感と言って頂ける方が多くて少しホッとしています。
 私自身は元々広告業界の人間では無く、今も広告と言うよりはコミュニケーションやPR側の人間になりますが、広告業界の方で極端に自信を失っている方が多い気がするので、もう一度初心に帰って広告の可能性や価値みたいなものを再発見して頂けると良いんじゃないかなと思ったりします。


私たちは、良い広告を作るだけでなく、広告自体を人々にとって良いものにするための努力をすべき
前回のコラムでは、ステマやノンクレジット広告手法が、どうして日本ではなかなか減らないのかという構造について考えてみました。
今回は、このテーマに対して5月11日に開催されたメディアの未来を考えるイベントである「iMedia メディアサミット2015」で興味深いプレゼンを聞いたのでご紹介しておきましょう。
そのプレゼンターとは、メディアサミットの基調講演のスピーカーとして登場した、シンディ・ギャロップさん。
シンディ・ギャロップさんは、2003年にはアドバタイジングウーマンオブザイヤーに選ばれたことがある上に、マルコム・グラッドウェルやセス・ゴーディンと共に、今最も重要なマーケティングストラテジスト15人の中に選ばれ 、100人のMost Influential Tech Women On Twitterの中の33位、そしてツイッターでフォローすべき広告業界人のトップにえらばれるなど、米国の広告業界におけるセレブリティとも言える人物。特にTED2009での「Make Love、not Porn」という性教育に関する問題提起をするプレゼンは非常に有名ですね。
続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。
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なぜ日本ではステマやノンクレジット問題がなかなか根絶されないのか を宣伝会議 AdverTimesに寄稿しました。

 ご紹介が遅くなりましたが、先週、宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。
 テスト
150428tokuriki.jpg 今回のコラムでは、やまもといちろうさんのYahooニュースでの告発記事とサイバーエージェントグループの謝罪リリースを元に、数年前にステマ騒動があれだけ騒がれたのに、未だに残ってしまっている背景について考察してみました。
 記事についての反応もいくつか拝見しましたが、この問題については読者や視聴者とメディア、広告代理店、広告主でそれぞれスタンスが異なるのが難しいところかなとは思いますが、今後は読者や視聴者重視で考えていくべき問題では無いかと考えています。


なぜ日本ではステマやノンクレジット問題がなかなか根絶されないのか
前回までのコラムでは、ネイティブアドというカテゴリーが注目されるようになった、本来の背景についてご紹介してきました。
一方で、日本においてはネイティブアドという単語自体が新しい言葉であると言うこと、初期のネイティブアド提供事業者に広告表示が徹底されていなかったケースが散見されてしまったこともあり、「ネイティブアド≒ステマ」と誤解している人も少なくないようです。
その象徴と言われる問題が、ネイティブアドというキーワードを使ったステマ手法やノンクレジット問題でしょう。丁度、ノンクレジット問題についてはゴールデンウィーク中にYahooニュースでやまもといちろう氏が寄稿したコラムを起点に、サイバーエージェントが謝罪リリースを出す結果になるという騒動が話題になっていましたので、ご覧になった方も多いかと思います。
 続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。
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「縦撮り動画」のサイト続々 スマホらしさで親近感 を日経MJに寄稿しました。

 ご紹介が遅くなりましたが、先週金曜日に、日経MJ「奔流eビジネス」に寄稿しているコラムが掲載されましたのでお知らせします。
 今回は個人的にMeerkatとPeriscopeが縦撮り動画のライブ配信に特化してきたのに衝撃を受けたのもあり、縦撮り動画の可能性について取り上げてみました。
 実際の人間の目の見やすさとか考えると横の方が良いという話もありますし、人によって意見は分かれると思いますが、ちゃんと気にしておいた方が良いかなと思ったりしています。


「縦撮り動画」のサイト続々 スマホらしさで親近感
 最近まで動画やビデオと言えば横長サイズが常識だったが、今この常識が少しずつ変わろうとしている。
 変化の主導権を握っているのはスマートフォン(スマホ)。そもそも大半のスマホは縦に使う前提で設計されている。そのため、写真だけでなく動画も縦のままで撮る人が実は多い。
 ただ、縦撮り動画はこれまでネット上でも批判されることが多かった。グーグルが昨年公開したアプリ「グーグルカメラ」では縦撮り撮影すると、向きを変えるよう警告表示が出るほどだ。
 従来の動画はテレビやパソコンなど横長の画面で見る。You Tubeやニコニコ動画などのオンライン動画共有サービスも横長での再生を前提としており、「縦撮りは邪道」と考えている人はプロほど多い。
続きは日経新聞のサイトでご覧ください。
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ネイティブアドの定義は、Googleの検索連動型広告の歴史から考えれば簡単だ を宣伝会議 AdverTimesに寄稿しました。

 ご紹介が遅くなりましたが、昨日、宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。
150428tokuriki.jpg 今回のコラムでは、先日の記事に続いて、ネイティブアドの定義について再考してみました。
 日本ではどうしてもネイティブアド=記事広告という議論から始まりがちですが、そもそもはウェブサービスにおいては可能な限りネイティブなアドにしなければユーザー離反につながるという意味で、ウェブではネイティブアドであることが必須である、と考える方が良いのかなと感じています。


ネイティブアドの定義は、Googleの検索連動型広告の歴史から考えれば簡単だ
前回のコラムでは「ネイティブアドはテレビCMに代わる新たな認知獲得の手段になる」というシェアスルーのダン・グリーンベルグCEOの発言を軸に、ネイティブアドという言葉の定義について考えてみました。
日本ではネイティブアドを従来から日本で利用されてきたメディア媒体の記事広告との比較から議論し始めている場合が多く、視点が狭くなりがちですが、今回はGoogleの検索連動型広告をネイティブアドの代表として考えてみるところからはじめてみましょう。
検索連動型広告をネイティブアドと呼ぶと混乱する方がいるかもしれませんが、そもそも、米国のネイティブアドプレイブックでネイティブアドの主要な6タイプと分類されているのは以下です。
 続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。
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グノシーは、上場ゴールと言われようと第2のgumiと言われようと、上場してからが真のスタートであると思う

 グノシーが4月28日に上場しましたね。
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 私自身もブログで何度かグノシーについて取り上げたこともあり、先日の「ネイティブアドのガイドラインが機能してくれないと、間違いなくネットの記事を一つも信じられなくなる未来が来てしまう件について」という記事で、グノシーの広告非開示疑惑を取り上げたことも有り、グノシーの上場をどう思いますか?という質問を良く受けるのですが。
 個別に説明するのが面倒になったのでブログに書いておきたいと思います。
 先日ShareThroughのダンCEOが来日された際に、丁度グノシーの上場が話題になっていた時で、ダン氏に「日本では何でたかだかダウンロード1000万もいかないスマホのニュースアプリがこんなに評価されるんだ?フリップボードとか1億ユーザー超えてるけど、こんなに話題にならないぞ」的な質問をされて、私も脊髄反射で「バブル」だと答えた実績があるわけですが。
 まぁ、冷静にグノシーの財務諸表だけ分析したら、PERが5000倍超えですからね。
 これをバブルと呼ばずに何をバブルと呼ぶのかという状態です。
 売上30億円見込で、時価総額300億超えてますからね。
 売上1000億超えてるヱスビー食品より時価総額大きかったり、売上何だかんだ600億あるニフティとかと同じぐらいの時価総額なわけですよ。
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 まぁ、逆に言えばgumiの業績下方修正がなければグノシーの株価ももっと過熱していておかしくなかったという見方もありますから、バブルとしてどれぐらいの大きさのバブルなのかは人によって見方が異なると思いますが。
 いずれにしても、状況としては一言で言うなら「バブル」だと思います。
 ただ、そのバブルが弾けてあっさり消えるのか、バブルの間に実体を伴ってバブルが弾けた後にもしぶとく生き延びて成長していけるか、はバブルとは関係なくその企業自身の努力次第とも思っています。

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