ネイティブアドはテレビCMに代わる新たな認知獲得の手段になるか を宣伝会議 AdverTimesに寄稿しました。

 ご紹介が遅くなりましたが、今週火曜日に、宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。
150428tokuriki.jpg 今回のコラムでは、先日お会いしたシェアスルーのCEOのダン氏のコメントから、ネイティブアドというキーワードについて改めて整理してみました。
 個人的にもネイティブアドというキーワードを勘違いしていたのですが、ネイティブアドを新しいマーケティング手法として捉えるのでは無く、情報を巡る環境の変化に伴う広告のあり方の変化と考えた方が良いのかなと言う気がし始めております。
(そうは言っても日本ではネイティブアドという言葉自体が相当バイアスがかかってしまっているので、今から整理し直すのはかなり難しいかもしれませんが)


ネイティブアドはテレビCMに代わる新たな認知獲得の手段になるか
前回のコラムでは、2006年頃に流行ったステマペイパーポストという、一見普通のブログの記事に見える記事広告の手法についてご紹介しましたが、最近同じような視点で議論に上がりやすいのが「ネイティブアド」という言葉でしょう。
この「ネイティブアド」という言葉においては、業界関係者でも誤解をしているケースが多く、非常に議論が起こりやすい言葉と言えます。
ここで「ネイティブアドはテレビCMに代わる新たな認知獲得の手段になる」と言ったら皆さんはどういう印象を持たれるでしょうか?
 続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。
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アップルウォッチを72時間使ってみて、自分には完全に宝の持ち腐れになりそうなことが分かってきた件について

アップルウォッチ話題になってますね。

150427applewatch.png  スマートウォッチ自体はAndroid陣営が先行していろいろと出してきていたはずなのに、アップルウォッチ発売の一撃で、Android陣営の年間出荷台数を1日で売ってしまったということなので、いかにアップルのマーケティングが巧みかというのを思い知らされている今日この頃です。

正直、私は最初はアップルウォッチの購入はスルーしようと思っていたのですが、林さんの体験記を読むにつけ、これは使っておかないと批評もできなさそうだなと思い直して予約開始日の夕方に予約。

予約時には発送は5月下旬とか出てたんですが、あまり人気の無さそうなスポーツの白という選択をしたのが功を奏したのか、発売日に無事に苦労せず入手することができました。


で、72時間使ってみたファーストインプレッションを書いておきます。
タイトルにも書きましたが、アップルウォッチを72時間使ってみた現在の印象としては、自分には宝の持ち腐れだな、というのが結論です。
例えば林さんがコラムで書いていたアップルウォッチの便利な機能トップ5がこちらなんですが。

1、パソコン使用中ですら便利な「メッセージ通知確認」
2、「持ったかな?」と心配になった時に便利な「iPhoneを探す」
3、iPhoneとのシームレスな通話連携機能
4、ちょっとした調べ物が声だけで済む「Siri」
5、フラストレーションが減り腰痛も改善の「STAND」

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レモンジーナ品切れ騒動にみるヒット商品のワナ を日経新聞電子版に寄稿しました。

本日、日経新聞電子版に「レモンジーナ品切れ騒動にみるヒット商品のワナ」というコラムを寄稿させて頂きました。
飲料や食品の流通側の構造については、正直私は素人に近い方だと思いますが、今回の件に関しては明らかに極端な誤解の方に印象が流れてしまっていて、一部大手メディアすらあまり裏側を調べずにネット上の批判をそのまま紹介して誤解に輪をかけてしまっている印象が強くあり、問題意識を持っていました。
そんなところ、丁度日経新聞さんからオファーを頂いたのでお引き受けした次第です。
私のコラムにしては珍しく限定公開記事になっていますので、簡単に私が考えている今回の騒動のフローをこちらで紹介するとこんな感じ。

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ユーザー目線で考えよう、ここが変だよ「ネット広告業界」 を宣伝会議 AdverTimesに寄稿しました。

 このたび、宣伝会議さんが運営されている広告業界向けポータルサイト「AdverTimes(アドタイ)」で、「アンバサダーの視点」というコラム連載をさせて頂けることになりました。
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 実は広告業界、マーケティング業界向けのコラム連載をするのはかなり久しぶりになります。
 昔、日経デジタルマーケティングの前身であるNetMarketing Onlineで「カンバセーショナルマーケティングの近未来」というソーシャルメディア活用を中心としたネットマーケティング手法を考察したコラム連載をさせて頂いていたことがあるので、それ以来と考えると5年ぶりでしょうか。
 元々私自身、広告業界の出身では無いと言うこともあり、自分のマーケティングにおける知識の狭さや偏りがずっと気になっていて、ソーシャルメディアマーケティングバブルの最中に、胸を張って持論を書くのが自信がなくなったのもあり、本業が忙しくなってきたのをこれ幸いと言い訳に、コラム執筆や講演活動をかなり絞った経緯があるのですが。
 一昨年さとなおオープンラボに参加して自分の立ち位置を整理することが出来た上に、今年はさとなおリレー塾で蒼々たる講師陣の一角に選んで頂いて自分のプレゼンを整理できたこともあり、自分のユーザー目線での情報発信でも広告業界の人にとって少しは意味があるのかな、と少し考え直すことができるようになってきたこともあり、今回宣伝会議さんにお願いしてアドタイにコラム枠を頂いた次第です。
 こちらのコラムは「アンバサダーの視点」というタイトル通り、広告業界の経験が無かった私が、ネット広告業界に入ってユーザー視点で日々感じていたことを率直に書いていってみたいと思いますので、お手柔らかにコメントやフィードバックを頂けますと幸いです。

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妻のツイートに1万人反応、夫のアプリが一躍有名に を日経MJに寄稿しました。

 ご紹介が遅くなりましたが、先週金曜日に、日経MJ「奔流eビジネス」に寄稿しているコラムが掲載されましたのでお知らせします。
 今回はツイッターの発言の可能性について改めて取り上げてみました。


 ツイッターはその伝播性の高さから、炎上系の話題が注目されることがあるんですが、実は炎上の裏側でこうした良い話の伝播もあるんだよ、というのが再認識してもらえると良いなと思っております。
 ちなみに、この記事は様々な方に反応を頂いたんですが、個人的にはシャープさんがかぶせてきてくれたことに、密かに一人で喜んでいたりします。


妻のツイートに1万人反応、夫のアプリが一躍有名に
 先月末、ツイッター上のある投稿がちょっとした話題になった。これが投稿された内容だ。
 「昨日スケジュール管理アプリ(無料)をリリースした夫が、とても使い勝手よくて自信あるアプリだけど起業したての無名企業だからリリース送ってもどこも取り上げてくれないと部屋の片隅で突っ伏していたので、よろしければ見てみてください(・ω・)timetreeapp.com」 
 このツィッターのアプリ「TimeTree」は、JUBILEE WORKS(東京・渋谷)という設立間もない企業が出した、複数人で使うスケジュール管理アプリ。アプリを発売したがどのメディアにも紹介されなかった。落ち込んでいる代表者の夫を、奥さんが少しでも応援してあげたいと投稿したようだ。
続きは日経新聞のサイトでご覧ください。
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ネイティブアドのガイドラインが機能してくれないと、間違いなくネットの記事を一つも信じられなくなる未来が来てしまう件について

 先月、JIAAのネイティブアド研究会のガイドラインが発表されて、各所で話題になっていましたが、昨日それに関連してCNETにネイティブアド研究会の長澤さんと長崎さんの長文インタビューが公開されました。
「ネイティブ広告」定義の真意–JIAAが語るこれからのメディアの在り方
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 長文のインタビュー記事ですが、ポイントが良くまとまっており、ネイティブアドの関係者の方はもちろん、メディアの記者やブロガーなど情報発信に携わられている方やネット広告に関係する方にとっては必読のインタビューだと思います。
 個人的には長澤さんとはadtechのパネルディスカッション書籍の対談など、何度もご一緒させて頂いているので、長澤さんがネット広告を本当に心の底から愛していて、一方でステマややらせがなかなか無くならない実態から、ネット広告の未来を心の底から憂いている方だというのは良く知っているので、以前からネイティブアド研究会の活動についてもお聞きしておりずっと影ながら応援しているのですが。
 ネイティブアド研究会のガイドラインが発表されたタイミングでは、いろいろと曲解していたり、勘違いして反発している人達も多かったように見ています。
 ネイティブアドについては以前に「「騙された気分」にさせないネイティブアドのポイントとは」というコラムを宣伝会議に寄稿したこともあるのですが、Facebookのスレッドにいろいろコメントをもらったこともあり、自分なりの考え方をまとめてみることにします。
 
 そもそも「ネイティブアド」という概念自体が、元々は「コンテンツ」と「アド」は全く別のモノとして明確に分離されているべきであるという編集と広告の分離の常識に対して、コンテンツ部分にアドを出す、つまり編集部分に広告を混じらせてしまうという構造になっているので、当然、読者や視聴者からすると文脈的にステマややらせに近い構造の印象になるわけです。
 
 だって、今まで広告が入るわけがない、と思っていた場所に広告を入れようという話なわけですから、ユーザ目線ですると精神的に気持ちが良いはずな話なわけはないですよね。
 インターネット広告推進協議会という名称の組織であるJIAAが、ネイティブアドのガイドラインを作る、と聞くと、ネット広告業界の人たちが自分達に都合の良いネイティブアドをもっと売りやすくしようとしてるんでしょ、と誤解する人達が出てきても仕方が無い構造にある気はします。
 でも、実はこれ違うんですよね。
 ネイティブアドを推進したい一番のプレイヤーは実はメディア側。
 何しろネット広告の代表であるバナー枠がその地位を確実に失いつつあるわけです。
 そもそもバナー広告のクリック率って年々低下していて平均で0.2%以下とからしく
■参考:第2回:今の『ディスプレイ広告』の枠ってクズだよね!ワイルドな広告枠開発の提案だぜぇ~?!
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 そもそも多くの人がバナー広告を無視する技術を体得してきているという話もあり。
■参考: 「バナー広告には誰も関心を払わない」という科学的証明
■参考:調査報告:インターネット広告は63%の人に無視されている
 さらにはアドネットワークの台頭でメディアが獲得できるアドの単価は下落する一方。
 アドテクノロジーの進化やリターゲティングの普及で、バナー広告が「誰に見せるか」を重視するようになったこともあり、メディアの質の重要性が薄くなっていることも影響は結構大きいようです。
 もはや企業メディアが、バナー広告枠の収入では生きていけなくなってきているわけです。
 
 そんな中、ネイティブアドが流行る前から日本のメディアで重宝されるよになっていたのが「記事広告」や「タイアップ」と呼ばれる手法。
 記事広告であれば、媒体の読者がどういう人かというメディアの質が改めて重要になりますし、記事広告を各媒体側の編集力で差別化できます。
 
 自社にしかできないユニークな広告メニューと言うことで、バナー広告に比べるとある程度金額も維持できますし、コンテンツ価値も踏まえてCTRやCPAだけ重視する料金設定の罠から抜け出せる可能性もあります。
 従来は記事広告は編集記事とは全く別の場所に掲載されることが多く、今でも大手メディアサイトはその方式ですが、Gizmodoのようなブログ系の媒体では普通に記事一覧の中に記事広告を混ぜるのが普通になってきて、だんだんと編集記事と記事広告の見分けがつきにくいパターンが増えてくるようになってきました。
 で、ここに、「記事広告と明示しないで欲しい」という圧力がかかってくるケースが多いのが問題になるわけです。

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