ブログを多くの人に読んでもらえる方が良いとは限らない

 昨日は、「ブログは自分のために書くべきだ」と書いたけど、それはもちろん紙のノートに日記を書くとか、ワードかなんかで自分のパソコンの中で日記を書けば同じことだって言う話ではなくて。
 当然、わざわざネット上に自分の文章を晒すという行為には、自分ひとりで日記を書いているのと大きな違いがある。

 最も強調したかったのは、大勢の人に読まれるのを前提にしたり、目標にしてブログを始めるのはどうなんだろうという話で、言い換えるなら、多くの人に読まれることが必ずしも良いことではないのでは?という点だ。


 人によって違うとは思うが、個人的にブログの最大の魅力と感じているのは、ブログのコミュニケーションのツールとしての側面だ。

 自分が感じた疑問や、出来事に対する考えなんかを人に聞いて欲しいとき、皆さんはどうするだろうか?
 隣の席の人に話しかけるかもしれないし、飲み会であった人に話すかもしれないし、友達にメールを送るかもしれない。

 ブログに書くということは、結構そういう感覚に近い行為だと個人的には思っている。
 話しかけたり、電話をしたり、自分から相手に「聞いてくれ!」と相手の邪魔をするコミュニケーションだ。メールは一応受け取り手は返事のタイミングを自分で決めることができるから、電話ほど相手の邪魔をするわけじゃないが、それでも相手の注意をこちらから引くことになる。

 ブログの面白いのは、読み手からこっちの書いた文章を読みに来てくれるという受身のコミュニケーションになっているところだと思う。
 読む側は、読みたいときにブログにくればいいわけだし、興味が無ければ読みに来なければ良い。
 新しい形の緩いコミュニケーションだ。

 もちろん、誰にも読まれないかもしれないけれど、誰かに読んでもらえればその人がコメントなり、トラックバックなりでコミュニケーションが取れるかもしれないし、飲み会なんかであったときにその文章を前提に会話を始めることができたりする。
 自分が最近ブログのおかげで、そういったコミュニケーションが凄い効率的にできているのは実感するし、これまでのメーリングリストでは以外に難しかったことだと改めて思う。


 で、昨日の「ブログは誰かのためでなく、自分のために書けばいいと思う。」の話に戻ると。

 実は、私はいつも「ですます」調でブログを書くようにしている。
 それが、昨日の記事(今日も)は実験もかねてあえて「である」調にしてみた。
 (気づいてくれた人が、どれだけいるか分かりませんが・・・カイさんは気づいてくれたみたい)
 

 ターゲットは、ブログをどう書けばいいか迷っている初心者の人、それも最近渡しに相談してきた何人かの人、そう割り切ってその人に説明するつもりであえて言い切りで断定調に書いてみた。
 当然、かなり横柄に見えたと思うし、「何だこいつはエラソーに」と感じた人も多かったと思う。

 実際、昨日の記事に対するはてなブックマークのコメントでは「ベストオブ読む気がしない」文章なる不名誉な章ももらってしまった。
 正直、さすがにこれは大ショックだったけど、ある意味当然の反応だとも思う。
 

 私の昨日の記事は、ブログを悩んでいる初心者の人をターゲットにコミュニケーションを取ろうとした記事だ。
 なのに、それをFPNのようなそれ以外の読者もいるサイトに投稿すれば、当然ターゲット以外の人の目にも入る形になるわけで、ターゲットじゃない人にとっては時間の無駄になってしまうということだと思う。

 いくらブログがゆるやかなコミュニケーションだと私が言っても、多くの人に届いてしまうと、結果的にスパムメールに近い扱いになってしまうこともあるということだと思う。
(もちろん、自分の文章の質がもっと高ければ問題はないんでしょうが、まぁそれは仕方が無いとして)


 たしか、梅田さんがブログの来訪者が一日3000人ぐらいを越えると、ブログのターゲットとしては想定外の人が増えてきて場が荒れやすくなるというような趣旨の記事を昔書いていたと思うが、やっぱり大勢の人に読まれているということはそれなりに期待されるレベルも高くなってしまうし、いろんな人のいろんな反応を受けるようになるということだと思う。

 そういう意味では、大勢の人に読まれるのを目指して肩肘張ってブログを書くよりも、最初はあくまである程度顔の見える人を相手に話しかけている感覚で、気軽にブログを始めるほうがいいんじゃないかなーと思ったりするわけです。



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コメント

はじめまして。最近ブログを始めたので、とても興味深く拝読しました。

私感ですが、コミュニケーションを主とするなら、ブログよりまずSNSをやってみるのがいいのかもと思いました。mixiをやっているのですが、密でしかも自分の望んだ形のコミュニケーションを確立するスピードが段違いに速いと思っています。

ではでは。

すごく共感出来る部分がありますね。

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