前回の「毎年、5冊以上の本をコンスタントに出版する方法」で紹介した、佐々木俊尚さんのパワーインタビューの後半を、ブログラボに公開しました。
引き続き、話題は本の執筆についてですが、後半はブログと本の違いについてお聞きしています。
前回の動画とセットでどうぞ。
・IT ジャーナリスト 佐々木 俊尚さん インタビュー Part2 – ブログラボ (Bloglabs.jp)
インタビューの中で、本の書き方には大きく二通りあるという話が出てきます。
1つは、ブログのような断片的なショートストーリーを複数組み合わせて一冊の本にするパターン。
もう1つは、本一冊が1つのストーリーになっている長編小説的な物語を本にするパターン。
言われてみれば当たり前なのですが、この2つは全く本の作り方が違います。
で、個人的に改めて感じたのは、2種類の執筆行為は脳の使い方も大きく違うのではないかと言うこと。
ブログを書いていると本が出しやすくなる、というのは最近はよくいわれるようになってきた話だと思いますが、ブロガーが実際に本を書いてみると、想像以上に大変だったと言われるのはよくある話。
一般的に、ブログを書いている人達というのは、佐々木さんが言うところの「ひらめき」的なパターンでブログを書いているので、実際に200ページ原稿を書くとなると、それをどうやって埋めるべきかというところではまるというのがよくあるパターンのような気がします。
私も過去に共著含め三冊ほど本を書かせてもらいましたが、どれも複数のコラムやインタビューの組み合わせ。
一冊全体を通じて1つのストーリーで展開されているという本は実は書いたことがありません。
先日の中島聡さんと海部美知さんの出版記念パーティーでも、中島さんが書いても書いてもページ数が足りなかったみたいな話があったのですが、ブログを書いている人が、長編小説的な本を書くというのは案外ハードルが高い行為なのではないかと思います。
(そういう意味では、海部さんのように「そんなに書いても良いの?」と喜べるような人は、物語的な本を書くのに向いているということが言えるのかもしれませんが。)
もちろん、佐々木さんが言うように、どちらが良いとか優れてるとかいう話ではないのですが。
物語的な本を書いたことがない人間からすると、いつかはそういう本を書いてみたいなーと思ってしまった一日でした。
ということで、インタビューの詳細は下記の動画をどうぞ。
■佐々木 俊尚さん インタビュー
ええとですね、はじめに物語を持ってると、その中のエピソードを1つ1つブログの記事として書いていけるんですね。そういうことはあると思います。
佐々木俊尚さんインタビュー動画 by tokuriki.com
tokurik.comさんのYouTube番組。 tokuriki.comのビデ