抜擢される人の人脈力 (岡島悦子)

4492043284 「抜擢される人の人脈力」は、株式会社プロノバCEOでヘッドハンターをされている岡島悦子さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 自分の将来のキャリアであるとかヒューマンネットワーク構築であるとかを真剣に考えたいという人には、参考になる点が多い本だと思います。
【読書メモ】
■「人脈スパイラル・モデル」五つのステップ
・自分にタグを付ける:自分が何屋なのか訴求ポイントをはっきりさせる
・コンテンツを作る:「お、こいつは」と思わせる実績事例を作る
・仲間を広げる:コンテンツを試しあい、お互いに切磋琢磨して、次のステップを共創する)
・自分情報を流通させる:何かの時に自分のことを思い出してもらうよう、種を蒔く
・チャンスを積極的に取りに行く:実力以上のことに挑戦し、人脈レイヤーを広げる
■多種類の「タグ」を作成しておいて、場や相手の状況を見ながら、時にはユーモアも交えて「タグ」を披露する
■人脈のパラダイム・シフト
・企業の組織寿命が短命化し、個人のビジネス寿命の方が長くなる
・組織は、定常的組織から、プロジェクト型組織へと移行する
・人は、クリティカル・ワーカーとルーティン・ワーカーに二極化し、ルーティン・ワーカーの仕事はグローバルな労働力に代替される
・リファレンス文化が普及し、所属組織名での評価から、個人の実績や仕事ぶり重視へと、評価の質が変化する
■ビジネスに必要な心配機能を高める方法
・「脳に汗をかく」くらい頭を使う
・ビジネス上の修羅場を経験する
・自分の名前で仕事をする
■「勉強会をやるときは、幹事という面倒なことを引き受けたほうがいい。なぜなら、ノウハウや情報、人とのつながりはすべて幹事に集まってくるものだから。」(堀義人)
■人脈力におけるブログの二つの効果
・多くの人に”リマインド効果”を与えられる
・自分が何者かを示す”レジュメ”になる
■行動に制限を掛けられるのは「責任を果たす能力がない」と見られているから
■目の前の仕事に打ち込んでいない人のところにはチャンスはやってきません

4492043284 抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー
岡島悦子
東洋経済新報社 2008-12-12

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