「新・プラットフォーム思考」は、以前ご紹介した「1の力を10倍にするアライアンス仕事術」などの書籍を執筆されていることで有名な平野敦士カールさんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
これまで様々なアライアンスを通じて、プラットフォーム戦略を実行してきた平野さんならではの思考のヒントがおさめられていますので、つい企業の戦略として自社以外を全て敵と考えてしまいがちな方にはヒントになる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■プラットフォーム戦略
複数の関係するグループを、「場」あるいは「舞台」に載せることで、外部ネットワークの効果を生み出し、一企業という枠を超えた、新しい事業のエコシステム(生態系)を作り出す経営戦略
■勝てるプラットフォームの重要な特徴
・プラットフォーム自らの存在価値を創出できるかどうか
・「場」に参加してもらう人や会社(グループ)の間の交流が活発であるかどうか
・プラットフォームのルールと規範を作り、一定の質を保つこと
■プラットフォーム創造のフレームワーク
・社会の変化、規制緩和という大きな流れをとらえて不満を探す
・ターゲットとなるグループを特定する
・プラットフォーム上のグループが活発に交流する仕組みを作る
■プラットフォーム思考リーダー
・情熱を持って壮大で具体的なビジョンを描く能力
・業界を超えたアライアンス能力
・社内の人材を巻き込む力
■正しく情報を咀嚼する3つのポイント
・パブリックインフォメーションをインプットする
・「Why So?」「So What?」と問うクセをつける
・実際に自分の目で見て確認する、人に確認する
たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考 朝日新聞出版 2009-12-18 by G-Tools |