絶対ブレない「軸」のつくり方 (南壮一郎)

4478015082 「絶対ブレない「軸」のつくり方」は、楽天イーグルスの創業メンバーとしても知られる南壮一郎さんが書かれた書籍です。
 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
  
 この本で描かれているのは、スポーツビジネスに携わりたいという夢を再発見した南さんがいかにして、その夢を現実に変えていったかというストーリーです。勇気ややる気がもらえると同時に、はたして自分が夢に対して120%本気で努力しているだろうか?と間違い無く考えさせられる点も満載です。
 自分の夢がなかなか実現できずに悔しい思いをしている人には、参考になる点がある本だと思います。
 
【読書メモ】
■「今の仕事を通じて、こんなにも鳥肌が立ったり、嬉しさのあまり抱き合ったり、感動して涙する瞬間はあるんだろうか?」
■「日本のスポーツ業界では、ビジネスパーソンとしての土台をしっかりとつくることはできない。まずは、ちゃんとした大企業で3年から5年修行してこい。」(ジャック坂崎氏)
■「おまえ、スポーツビジネスをなめているのか。やりたいんだったら、自分でドアを開けろ。」(ジャック坂崎氏)


■「いろんな人に紹介されてあった人はいるが、こうやってすぐに飛び込んでくるヤツはなかなかいないし、ましてや日本からというのは前代未聞だよ。」(ニューヨーク・メッツ スティーブン・フィリップスGM)
■「自分が一番苦労しているときに増田さんが助けてくれて、楽天の後ろ盾にもなってくれた。増田さんの強力がなければ、今の俺はなかった。だから、増田さんが俺を助けてくれたように、今度は俺がおまえを助けてやる」(楽天三木谷氏)
■できない理由を考えずに、できる理由とその方法をまず考えること。
 そして何よりも、行動し、挑戦することが、マイナスになることなどないこと。
■「ただ1つだけ君にお願いがある。いつか君のもとに、当時の君のような若者が会いたいと言って来たら、時間が許す限り、ぜひその若者に君と話すチャンスを与えてあげてくれ」(ドナルド・フェア氏)
■優先順位を決めるための究極の方法は、「捨てるものは捨てる」と決めること。
 新しいことを始めるならば、最初から100点満点を狙う必要はない。
 まずは70点を目指すのだ。
■周囲の人に自らの夢、やりたいことを正しく伝えて、その結果、応援してもらえるようになればとても楽になるということ。
■「無言実行」という価値観が二の足を踏ませる
 日本には昔から、「無言実行」が美徳とされるような価値観があるのではないだろうか。しかし、僕が一番カッコイイと思うのは、やはり「有言実行」だ。

4478015082 絶対ブレない「軸」のつくり方
南 壮一郎
ダイヤモンド社 2010-12-10

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