「GIGAZINE 未来への暴言」は、タイトルで分かるようにGIGAZINEの山崎さんが書かれた書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本ではGIGAZINEの運営方針が垣間見えるコメントが多数出てきますので、日頃からGIGAZINEの方向性やコンセプトが気になっている方は参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■専門バカになるな、オタクになれ」
自分の世界に引きこもるような「オタク」ではなく、そのさらに先に存在するオタク気質な人たちになってほしい
■ファンがパトロンになる「パトロンモデル」
■デジタルネイティブな世代、生まれた時から携帯電話があり、インターネットが存在している世界に生まれた世代であればあるほど、皮肉なことに情報リテラシーに意識も低く、インターネットをツールとしてまともに使いこなせていない
■入試の時にパソコン持ち込み可・インターネット可であれば大学の教授はどういう問題を作るのか?
■「10人中9人に嫌われてもいいから残りの1人に興味を持ってもらう」
■どんなによい記事を書いていても、全員が賞賛することなどあり得ない
■ポジティブなコメントを残す人は、あらゆることについて大抵ポジティブな反応をしており、ネガティブなコメントを残す人はあらゆることについてネガティブな反応をしている、という事実があります。
■真に問題となるのは、普段はポジティブな評価を下す人がネガティブな評価を下した場合、さらに普段ネガティブな評価を下す人がポジティブな評価を下した場合です。
■「政治なんて自分たちには関係ない」と考える人が増えれば増えるほど、政治家に有利になる仕組みになっています。
なぜなら、大多数の国民の指示を得なくても特定の集団の指示を得ていれば、政治家はそれだけで選挙に勝ってしまうためです。
■現在、この世界を動かしている、つまり法律を作る立場にいるような人たちは「インターネットがなくても何も困らない」人たちなのです。
GIGAZINE 未来への暴言 山崎恵人 朝日新聞出版 2010-12-07 by G-Tools |