R3コミュニケーション (恩蔵直人+ADK)

4883352528 「R3コミュニケーション」は、現代におけるコミュニケーションプランニングについて書かれた書籍です。
 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 この書籍では、早稲田大学の恩藏直人教授とADKの共同プロジェクトとして書かれた書籍です。
 広告会社ならではの視点で、新しいコミュニケーションのあり方について考察されていますので、これからの新しい広告やコミュニケーションのあり方について考察したい方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■IMCの三つの変化
・IMC1.0 説得する ワンボイス・ワンルック型コミュニケーション
・IMC2.0 誘導する クロスメディア型コミュニケーション
・IMC3.0 協働する トリプルメディア型コミュニケーション
■商品カテゴリーマップ
・合理的購買 (高関与・論理的)
・情緒的購買 (高関与・感情的)
・習慣的購買 (低関与・論理的)
・衝動的購買 (低関与・感情的)


■R3コミュニケーションが目指すのは、レレバンス、レピュテーション、そしてリレーションシップという3つのRの連携、熟成を進めることで企業と消費者による「共創価値」を高めることである。
■共創価値を高める3つのR
・Relevance ブランドを自分事化
・Reputation ブランドを評判化
・Relationship ブランドをパートナー化
■競争価値を高めるプロセスのイメージ
・Relevance  認知・需要・確信
・Reputation  発言・推奨・伝道
・Relationship  参加・貢献・共生
■R3のプランニングフロー
・動的かつ多層的な消費者洞察(インサイト)へのこだわり
・カスタマージャーニーをベースとした、購買行動シナリオの作成
・3つのRを高める360度の体験接点デザイン
・3つのRに基づくコミュニケーション効果指標管理

4883352528 R3コミュニケーション―消費者との「協働」による新しいコミュニケーションの可能性
恩藏 直人 ADK R3プロジェクト
宣伝会議 2011-10-01

by G-Tools