プレゼンに関する意識調査で、「プロが聞いてみたいプレゼン」の5位に選んで頂きました。

 最近、すっかり自分の取材の履歴やメディア掲載履歴をブログで紹介するのをさぼってしまっていたのですが、今回のこれは流石にもう二度とない気がするので記念に紹介させてください。
プロが聞いてみたいプレゼン1位は「糸井さん」 広告・IT業界で働く400人のプレゼンに関する意識調査
 常盤薬品工業さんが、広告・IT系の業界で働く男女400名を対象に、「プレゼンテーションに関する意識調査」を実施されたそうなんですが、そのアンケートで「広告・IT業界で誰のプレゼンを聞いてみたいか」という質問に回答された結果がこちら。
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 な、な、なんと自分の名前が、糸井重里さんや、さとなおさん、佐々木かをりさん、岸さんに続いて、5位にランクインしているではありませんか。
 思わず嬉しすぎてツイッター上で取り乱してしまいました。
(教えてくれた @mettsu さん、ありがとうございました。)

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「なるほど!“1歩”進んだソーシャルメディアの使い方」を日経ビジネスオンラインに投稿しました。

nbo_logo_leaf.gif 日経ビジネスオンラインで連載を行っているコラム「企業と顧客を結ぶソーシャルメディア」に新しいコラムを書きました。
 今回は、ブログのほうで何度かご紹介したCES2011での印象を元に、アメリカのソーシャルメディア活用の印象をまとめてみました。
 不明点や不足点等ありましたら、記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
なるほど!“1歩”進んだソーシャルメディアの使い方
「毎年年始の恒例行事となっている世界最大の家電見本市「CES」に参加してきました。そこで、米国におけるソーシャルメディアの活用度合いを垣間見てきましたので、紹介したいと思います。」
※このコラムでは、カンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめている話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングの事例を分析する形で書いていければと思っています。
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ソーシャルメディアサミットでは、そもそもソーシャルメディアって何が今までと違うんだっけ?という根本的な議論がしたいと思ってます。

 すっかりこちらのブログでご紹介が遅くなりましたが、AMNでは2月15日(火)に「ソーシャルメディアサミット」なるイベントを開催させていただく予定です。
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 恥ずかしながら会場規模や座席数を完全に読み違えてしまい、想定以上に多数の方々からお申し込みを頂いているため、告知から一週間たたずにキャンセル待ちとさせていただく事態になってしまいました。
 多数の方に期待に添えない形になってしまっていてすいません。
 ただ、なんとなくこのサミットに来ると、ソーシャルメディアのいろはが分かる、というようなソーシャルメディア啓蒙イベントと勘違いされて期待されている方もおられる気がするので、今回のイベントで議論したいことをこちらに書いておきたいと思います。

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ツイッター担当者は、多かれ少なかれネット以前の価値観とツイッター的価値観の板挟みにあっているという話

 昨年末にツイッター担当者による大喜利対決であるvxh紅白ネタ合戦の審判を担当させて頂きました。
 これはもともとヴィレッジヴァンガードさんと東急ハンズさんのツイッターアカウントが、ツイッター上で大喜利対決を行ったことに始まり、その第二戦がその対決を見ていた周辺の企業ツイッターアカウントを巻き込む形で実施されたもの。
 詳細は下記のtogetterあたりを見て頂ければと思いますが、年末12月27日の17時に始まり、22時過ぎまで延べ5時間以上オンラインだけで続く不思議な企画となりました。
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 私自身はなんちゃって審査員だったのですが、個人的には非常に楽しませて頂いた企画でした。
 企業の公式アカウントが半日かけてオープンに大喜利大会やっちゃうとか、普通に考えたらありえないですよね。
 凄いです。
 で、実はそのネタ合戦の打ち上げが先週末に開催されたんですが、個人的に非常に衝撃を受けたのがあるアカウントの担当者の方に聞いた逸話。

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マーケティング3.0 (フィリップ・コトラー) は、ソーシャルメディアによる表面上の変化だけが現在のパラダイムシフトを起こしているのではないことを教えてくれる必読書。

4023308390 「マーケティング3.0」は、文字通りマーケティングの第一人者と言えるフィリップ・コトラーが最近のマーケティングをめぐる変化について書いた書籍です。
 個人的にもコトラーには非常に大きな影響を受けた人間ですので、当然昨年この本が出た直後にすぐ買って読んでいたのですが、遅ればせながら書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
(ちなみに英語版の原著も買っていたものの、英語で読むのがつらく放置してあったのは公然の秘密です) 
 
 このマーケティング3.0は日本語版では副題に「ソーシャル・メディア時代の新法則」と入っているため、ソーシャルメディア活用が話題の中心のように勘違いされる方も少なくないようですが、この本が取り上げているのはマーケティングにおける本質的な変化です。
 日本においては「マーケティング」というといわゆる広告宣伝であったり、もっとするとリサーチであったりというイメージを持たれる方も少なくないのですが、実際にはマーケティングというのはあのピーター・ドラッカーも企業が持つべき機能としてマーケティングとイノベーションの2つをあげているように、企業の経営において非常に中心的な役割を果たす概念です。
 何しろ「Market +ing」ですから「市場+ing」なんですよね。
 そんなマーケティングの基本概念を導いていたコトラーが、今回のマーケティング3.0では本質的な環境の変化が起こっていることを大きく強調しており、個人的には非常に刺激になりました。 
 特にネット業界の人間は、ついつい昨今の変化がインターネットだけによって引き起こされていると錯覚しがちですが、この本で3つの変化があげられているように、実はネットによる表面上の変化だけでなく、様々な根本的なパラダイムシフトが現在起こっているというのは忘れていけないポイントのように思います。
 
 マーケティングのあるべき姿について、基本から考え直すためにも、必読書だと言えると思いますし、ソーシャルメディアによる表面上の変化に一喜一憂すべきではないということを教えてくれる本だと思います。
 マーケティングや広告に携わる人だけでなく、ネットやソーシャルメディアに関わる全ての人に是非読んで欲しい一冊です。
【読書メモ】
■マーケティングの変遷
・マーケティング1.0 製品中心のマーケティング:1対多数の取引
・マーケティング2.0 消費者志向のマーケティング:1対1の関係
・マーケティング3.0 価値主導のマーケティング:多数対多数の協働
■ソーシャルメディアの二つのカテゴリー
・表現型ソーシャルメディア (ブログ、Twitter、YouTube、Facebook、Flickr等)
・協働型ソーシャルメディア (Wikipedia、ロトン・トマト、クレイグズリスト等)
■インターネット利用者の74%がブログを読む日本とは異なり、アメリカのブログ読者は27%前後しかブログを読まない。だが、読者の割合こそ低いが、アメリカのブログ読者は34%がインフルエンサーだ。
■マーケティングの進化
・第一期:取引志向で、どのようにして販売するかに焦点を当てていた。
・第二期:関係志向になり、どのようにして顧客に継続購入させるかに主眼を置く
・第三期:企業の製品開発やコミュニケーションに消費者を参加させる方向に移行

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レノボさんのイベントでCES2011のレポートプレゼンをさせていただきました。

 水曜日の夜に、レノボ・ジャパンさんのFacebookファンページイベントで最近ブログで書いていたCES2011のレポートをプレゼンさせて頂きました。
 今回は写真や動画がメインということもあって、FlickrのスライドショーとYouTubeの再生リストだけを使ってプレゼンするという初めての挑戦をしてみましたが、何とか無事に終わってホッとしてます。
 ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。
 なお、なんと私の拙いプレゼンを ITmedia +D で立派な記事にしていただいてます。
ブロガーが見た!2011 CESのLenovoプライベートブース – ITmedia +D PC USER 
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 当日利用した素材は下記にありますので、ご興味が有る方は遠慮無く使ってください。

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