ブログのお陰で、こんな私でもワールドマーケティングサミットのアンバサダーになれたという話

 先日のアドタイのマーケティングについてのコラムでもちらっと触れましたが、このたび10月に開催されるワールドマーケティングサミットジャパンのアンバサダーを担当させて頂くことになりました。
 
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 私自身は「アンバサダープログラム」を企業に導入して頂くことを推奨する側の立場ではあり、書籍「アンバサダーマーケティング」の解説を書かせて頂いたり、アンバサダーに関するコラムを執筆したりしている側の立場ではあるものの、実は自分自身が明確に何かのアンバサダーの肩書きを頂くのは初めてで、なんとなく不思議な感覚に陥っているのですが。

 このニュースがリリースされてから、結構な数の人に「なんで?」という質問をされるので、ブログに背景を描いておきたいと思います。

 知らない方に補足しておくと、ワールドマーケティングサミットとは、現代マーケティングの父ともいわれるフィリップ・コトラー教授が中心になってアジアでのマーケティング普及を目的に開始したイベントで、3回目となる昨年初めて日本で開催されたものです。
 アドタイのコラムにも書いたように、私自身は昨年のワールドマーケティングサミットは開催後に江端さんのコラムを通じて知った程度で、そもそも参加できてません。

 それなのに、なんでマーケティングの手法としては傍流なソーシャルメディアとかアンバサダープログラムの事業者の人間が、ワールドマーケティングサミットのようなイベントのアンバサダーに、何故なれてしまうんだ?と怪訝に思う人は多数おられるのでは無いかと思います。
 正直、私もそう思います(苦笑)

 私より江端さんのように、昨年も参加していて雰囲気も分かっており、マーケティング自体の実績や知識もある方は大勢他におられるはずで、てっきりアンバサダーの話を頂いた時は他にも10人ぐらい並ぶんだろうな、と思い込んでいたので、江端さんと2人しかいない事実をリリースで知った時にはビックリしました。

 でも、冷静に考えてみると、多分理由は単純で、私がブログを書いていたから。です。

 もちろん、事務局側の方々にお知り合いがいたというのも間違いなく大きいと思うんですが。
 それなら他にも事務局側のお知り合いで、アンバサダー的な人はたくさんいたはずで。
 
 ただ、日本のマーケティング業界って、実名でブログ書かれている方って意外に少ないんですよね。
 特にワールドマーケティングサミットのようなチケットの値段が高めで、経営者側の人向けのイベントとなると、一気にソーシャルメディア利用率も低くなりがち。
 
 おまけに私はブログに、コトラーさんの書籍「マーケティング3.0」に始まり、「コトラーのマーケティング思考法」、「[徳力] コトラーのイノベーション・マーケティング」と複数のコトラーの本の書評も書いていますから、根っからのコトラー好きな人間なのはちょっとブログを検索すれば簡単に分かります。

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 なので、おそらく私なんぞにアンバサダーのオファーを頂けたんだと思います。

 でも、こういうことって、ブログを書いてない人だと、どんなにコトラーやマーケティングが好きでも、外部から一切見えないんですよね。
 個人的には凄いもったいないことだなぁと思います。

 
 実はこういう、ブログを書いていたお陰で、本の著者の方から直接お礼のメールを頂いたり、絶対会えないだろうと思っていた方に会う機会を頂いたり、今回のような身に余るオファーを頂いたり、テレビの取材の依頼を頂いたり謎の対談のオファーを頂いたり、みたいな話って、私のような月に数本しかブログを更新しない人間でも結構発生するんですよね。
 自分が好きなことを可視化しておくと、それを相手が勝手に見つけて話しかけてくれる、という感覚は、ツイッターやFacebookやLINEが普及した今となっても、やはり検索で見つけてもらえるブログならではだなぁとつくづく思います。
 
 世の中的には、ブログ書くなら毎日複数本書いてPV増やさなきゃ意味が無い、みたいな議論もあるみたいですが。
 名刺代わりに好きなことを書き続けていると、こういう出会いがあったりもしますので、是非もっと多くのサラリーマンの方々も気軽にブログを始めてみると良いのになぁと思っている今日この頃です。

 長くなったので、今日はこの辺で。

 あ、ちなみに、ワールドマーケティングサミットは10月13日、14日の開催です。 
 ちょっとチケットの料金が高いんですが、マーケティングの父と呼ばれるフィリップ・コトラー氏をはじめ、統合マーケティングの提唱者ドン・シュルツ氏など、海外のマーケティングの権威の話を日本で直接聞ける機会は、めちゃめちゃ貴重だと思います。
 参加される皆さんは、会場で是非一緒に議論させて下さい。

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さとなおリレー塾に、講師陣の一人として参加させて頂くことになりました。

 先日ご紹介したさとなおオープンラボですが、何でも24名応募枠に140名という予想を上回る多数の応募があったようで、急遽別企画として「さとなおリレー塾」という公募の講座が立ち上がることになったようです。
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 今回、光栄にも、私もその講師陣の一人に選んで頂きましたのでご紹介です。
 正直、Facebookでさとなおさんから相談をもらったときには、ラボでお世話になったし当然恩返し、という気軽な気持ちで引き受けてしまったのですが、最終的に決まった講師陣を見てびっくり。
1/13(火) 佐藤尚之 オリエンと現実把握
1/20(火) 佐藤尚之 間接コミュニケーションとファンベース
1/27(火) 佐藤尚之 情報共有プラットフォームと練習問題
2/03(火) 廣田周作 ファンベースとエンゲージ
2/10(火) 徳力基彦 ファンベースとアンバサダー
2/17(火) 須田和博 WEBプランニングの今
2/24(火) 京井良彦 つなげる広告の今
3/03(火) 高広伯彦 インバウンドとオーガニック
3/10(火) 石川淳哉 311イブに贈るクリエイティブの可能性
3/17(火) 斉藤 徹 ソーシャルシフトと新しい顧客戦略
 私以外の講師には、さとなおさんはもちろん、須田さんとか高広さんとか、個人的にもAMNができたばかりのころにいろいろ教えて頂いた、尊敬する広告とかコミュニケーション業界のプロの方々ばかりがずらりと並んでいます。
 なんか一人だけラボの受講生が講師に混じってて何だか本当にすいません(汗)
 今更逃げられないですし、多分、先日のブログであれだけ煽ったんだから責任取れ、と言う、さとなおさんからのメッセージだと思ってがんばります。
 実は講演活動はここ数年はあまり力を入れておらず、ソーシャルメディア活用の基本編のスライドをずっと使っているような状況だったのですが、良い機会なのでこの機会に講演資料のアップデートをしようと思います。
 私の枠は別として他の方々の講義は皆さんの刺激になること間違いないと思います。
 先着順だそうなので、興味がある方はお早めにどうぞ。
新しく「さとなおリレー塾」、始めます(先着順で募集します)
追伸:先日の私のブログを読んで、ラボに申し込んで頂いた方もおられたようで光栄です。ラボにめでたく当選した方は是非楽しんで下さい。(レポート大変ですけど)
 リレー塾に参加される方は、私も1生徒として受講する予定ですので、よろしくお願いします。

Event Marketing Summit(イベントマーケティングサミット)にパネリストとして登壇させて頂きました。

先週金曜日に開催されたEvent Marketing Summit(イベントマーケティングサミット)にパネリストとして参加させて頂きました。
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イベレジさんと、スペースマーケットさんと、ログミーさんの企画で、文字通り「イベント」をテーマにしたイベントです。

最初聞いたときには、「イベント」を活用したマーケティングのサミットと言うことで、かなりマニアックなテーマだなと思ったんですが、海外でも同様のタイトルのイベントがかなり大規模に開催されているんだそうです。
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海外側のイベントは、来年はExperiental Marketing Summitというタイトルになるようですね。
直訳すると体験マーケティングということでしょうか。

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「ソーシャルテレビ、活用は2ndステージへ進む」のセッションでモデレータを担当させて頂きました。

 現在開催中の日経BPさんのモバイル&ソーシャルWEEK2014で、昨日7月23日のセッションでモデレーターを担当させていただきました。
140724socialtv2.jpg(Photo by Usui-san)
 今回のセッションのテーマは「ソーシャルテレビ、活用は2ndステージへ進む」。
 ソーシャルテレビについては、私自身ソーシャルテレビ・アワードの審査員を毎年させて頂いていたり、かなり趣味に近い形で興味を持っている分野なのですが、バスキュールの朴さん、TBSテレビの中島さん、ライオンの中村さんと、錚々たるパネリストの方々をお迎えして、個人的にも非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました。
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 セッションのまとめが記事になるかどうかは分からないので、落ち着いたら振り返り記事を書こうかと思います。
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CNET Japan Liveのセッション「農業が変わる–企業参入やIoTで”ビジネス”へと変貌」でモデレーターを担当させていただきました。

 6月19日に開催されたCNET Japan Live 2014 Summerのセッションでモデレーターを担当させていただきました。
 今回のCNET Japan Liveのテーマは「あらゆるモノがつながる世界 ~IoTが起こす新ビジネスイノベーション」ということで、IoT(Internet of Things)がテーマ。
 その中でも私が担当させていただいたセッションは「農業が変わる–企業参入やIoTで”ビジネス”へと変貌」という農業のIoTがテーマのセッションでした。
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 まぁ、皆さんご存じのように私自身は農業の経験は全くなく、知識もたいして無いわけですが。
 富士通さんのブロガーツアーで司会を担当させてもらったときにも、食・農クラウドのAkisaiのやさい工場の話を聞いて、非常に感銘を受けたこともあり。

 農業におけるIT活用というのは日本の農業の現状とか食糧自給率とかいろいろ考えると、非常に重要なテーマだし、可能性のある分野だと感じており、モデレーターを引き受けさせていただきました。
 
 素人の私が想像している以上に、日本の農業の平均年齢の高さとか跡継ぎ問題とか、農業には根本的な問題があることが分かって、そんな簡単にITだけで解消する話ではないこともよく分かったのですが。
 一方でそれを乗り越えることができると、日本の農業のスタイル自体を海外にアピールすることができるのではないかと可能性を感じたりもする1時間でした。
 
 当日のセッションの内容はCNETの記事で読むことができますので、興味がある方はこちらをご覧下さい。
モノのインターネットで農業を「儲かる産業」に–担い手を呼び込む – CNET Japan
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明日19日17時~のソーシャルメディアウィークの「イジられるブランドになろう!」というセッションに登壇します。 #SMWTOK

 すっかり告知が遅くなってしまいましたが、明日19日水曜日の17時から開催されるソーシャルメディアウィークのセッションにパネリストで登壇させて頂きますので、ご紹介です。
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 セッションのテーマは「イジられるブランドになろう! ~企業の新しいコミュニケーション戦略」
 企業がクチコミで話題にしてもらうためには、イジられ力みたいなものが大事なのではないかと言う、ちょっと変わったテーマのセッションです。
 パネリストには、「ダウンタウンDX」などのプロデューサーを担当されている讀賣テレビ名物プロデューサーの西田さんと、「ヤフートピックスを狙え」という書籍でもおなじみの市ケ谷経済新聞編集長の菅野さんが並び、電通の富田さんがモデレーターというメディアの領域が異なるメンバーが並ぶセッションになっています。
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 個人的にも、どんなセッションになるのか想像できず、今からドキドキしていますが、久しぶりのパネリストなので楽しませていただきたいと思います。
 参加される皆さん、明日はよろしくお願いします。
イジられるブランドになろう! ~企業の新しいコミュニケーション戦略
 なお、おそらくUstream配信もされるかと思いますので、こちらもどうぞ。


Video streaming by Ustream