ネットテレビの衝撃 (志村一隆)

4492761934 「ネットテレビの衝撃」は、タイトル通りネットテレビが与えるインパクトについて考察している書籍です。
 出版社から献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 日本では、いろいろと業界の姿勢によって普及が鎖国状態になっているネットテレビですが、この本ではネットテレビ先進国であるアメリカの状況が詳細に紹介されており、いろいろと考えさせられる点が多々あります。
 ネットとつながったテレビの未来について考えてみたい方にはヒントになる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■テレビがどこの家庭にもあるという感覚が前提
 新聞もインターネットも、テレビ以外のメディアの広告指標はたいてい実数です。マスメディアでテレビだけが、パーセンテージの指標を使ってきました。
■「2000年以降の10年で、ユーザーがインターネットで自分が見たい番組を検索して見る習慣が定着してしまったので、もういまさらテレビの前に座って番組が始まるのを待つことはないだろう。あるとしたら、スポーツ生中継だけだ」(アメリカのメディア関係者)
■フールー有料版開始は、メディア・コングロマリットが、インターネットを新たな広告メディアとしてとらえるのをやめ、映像をユーザーに直接配信するコンテンツの有料ビジネスをするための配信インフラとしてとらえ始めた象徴と言えます。

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顧客から学んだ小雪さんのハイボールの作り方CM を日経ビジネスオンラインに投稿しました。

nbo_logo_leaf.gif 日経ビジネスオンラインで連載を行っているコラム「企業と顧客を結ぶソーシャルメディア」に新しいコラムを書きました。
 今回は、サントリーさんのハイボール施策におけるソーシャルメディアとマスメディアの活用方法についてまとめてみました。
 不明点や不足点等ありましたら、記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
顧客から学んだ小雪さんのハイボールの作り方CM
「日本のソーシャルメディアの現状って「信じられない!」
 10月28日、29日に開催されたデジタルマーケティングの国際カンファレンス「ad:tech tokyo 2010」。私自身もソーシャルメディアの効果測定に関するパネルディスカッションにパネリストとして参加しました。パネルディスカッションの前に米国とマレーシアのパネリスト2人と打ち合わせをした中での会話です。」
※このコラムでは、カンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめている話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングの事例を分析する形で書いていければと思っています。
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起業のファイナンス (磯崎哲也)

4534047576 「起業のファイナンス」は、isologueでもお馴染みの磯崎哲也さんが出された書籍です。
 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 この本では、カブドットコムやmixiなど、さまざまなベンチャーに携わってきた磯崎さんならではの視点で、日本のベンチャー起業家に対してのエールとも取れるアドバイスの数々が展開されていますので、すでに起業をされた方だけでなく、将来の企業を考えている方は、参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■日本はどちらかというとベンチャー企業に甘い国なのではないか
■日本はシリコンバレーのようにチャレンジする人があとからあとから押し寄せてくる場所ではないので、良く言えばいいベンチャー企業については「売り手市場」です。
■資本金が大きいほうがエラいというのは、銀行(債権者)中心の社会におけるマインドと言っていいかもしれません。

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人生は自燃力だ (坪田知己)

4062950618 「人生は自燃力だ」は、日経新聞でNIKKEI NETや電子版にたずさわっていた坪田知己さんが書かれた書籍です。
 退職記念パーティーに参加した関係で献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 この本では、日経新聞という大組織の中で、自分の好きな仕事をやり続けてきたと言い切れる坪田さんならではの、組織に所属するビジネスマンの仕事に対する考え方がまとまっていますので、大企業の中で自分がやりたいことがやれないと壁にぶつかっている方には参考になる点がある本だと思います。
 ちなみに、坪田さんが人生の書にあげている「坂の上の雲」は私もNTT在職時代に読んで、いろいろ考えさせられた本でしたのでおすすめしたいです。
【読書メモ】
■社長や上司の命令だから仕事をする、という考え方はあまりにも古く、その上ニセモノの仕事である、と私は言いたい。
■人間をロケットに例えると、
・自分で点火して飛んでいくタイプ
・他人が点火すると飛ぶタイプ
・点火しても飛ばないタイプ
 の三種類がある
■電子新聞を成功させるための三つの基本コンセプト
・速報の徹底(ニュース速報の競争相手は、他の新聞社ではなくNHK)
・カスタマイズ(マイ・ニュースペーパー)
・機能性

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ソーシャルメディア維新 (オガワカズヒロ)

4839936471 「ソーシャルメディア維新」は、書籍「ソーシャルメディアマーケティング」を書かれた小川浩さんと小川和也さんがユニットとしして活動している「オガワカズヒロ」の書籍です。
 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 この本では、最近日本でも注目され始めたFacebookとGoogleの関係などについていち早く考察されていますので、最近のソーシャルメディア事情をあまり把握出来ていないという方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■「グーグルは複雑極まりない問題に対する洗練された解を導き出す、すばらしい企業だが、フェイスブックにはとにかくすぐ使える解決方法を早く見つける力がある」(マーク・ザッカーバーグ)
■ソーシャルストリームこそポストウェブ2.0である
・短いエントリーとパーマリンク
・引用された短縮リンク
・タグ

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SNSがテレビCM?外国人が信じられない理由 を日経ビジネスオンラインに投稿しました。

nbo_logo_leaf.gif 日経ビジネスオンラインで連載を行っているコラム「企業と顧客を結ぶソーシャルメディア」に新しいコラムを書きました。
 今回は、先日のadtechのパネリストの方と会話した内容をきっかけに、日本のマスメディアとソーシャルメディアの力関係について考えてみました。
 アメリカの事例がなぜ日本であまり役に立たないかという点の参考になれば幸いです。
 不明点や不足点等ありましたら、記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
SNSがテレビCM?外国人が信じられない理由
「日本のソーシャルメディアの現状って「信じられない!」
 10月28日、29日に開催されたデジタルマーケティングの国際カンファレンス「ad:tech tokyo 2010」。私自身もソーシャルメディアの効果測定に関するパネルディスカッションにパネリストとして参加しました。パネルディスカッションの前に米国とマレーシアのパネリスト2人と打ち合わせをした中での会話です。」
※このコラムでは、カンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめている話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングの事例を分析する形で書いていければと思っています。
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