日本企業「低迷」の原因は、縦割組織に慣れたサラリーマン社長の増加にあるのでは を宣伝会議AdverTimesに寄稿しました。

ご紹介が毎度遅くて申し訳ありませんが、先週火曜日に、宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。

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今回のコラムでは、これまでの一連のコラムのまとめとして、ワールドマーケティングサミットで印象に残ったネスレ日本の高岡さんの問題提起を軸に日本企業のマーケティングについて書いてみました。
あくまでこの話は前日のパーティーでの乾杯の挨拶のやり取りで出てきた話だったんですが、個人的にはいろいろ腹オチするところも多く、ワールドマーケティングサミットで一番印象に残った逸話です。

ちなみに、本件とは全く関係ありませんが、個人的に感動したのはコラムでも紹介したパーティーの動画。
一瞬、私がコトラーさんに勇気を振り絞って英語で話しかけてるシーンが動画で流れてるんですよ。

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サブリミナルぐらいの短さなので、良く目を細めて見て頂かないと気づかないと思いますが(笑)
あまりに嬉しかったので、何かの間違いだったと動画を修正される前に証拠を残しておこうと、写真をキャプってしまいました。
大勢いるパーティーでしたし、ホントちょっとだけお話しただけなので当然コトラーさんは私のことは覚えてないと思いますが、一生の記念にしたいと思います。

ちなみに、動画はこちらです。

ということで、コラムの方も頑張って書いてみましたので、是非ご覧下さい。
ちなみに、次回からはもう少しアンバサダープログラムよりの話にコラムの話を戻していきたいと思います。


日本企業「低迷」の原因は、縦割組織に慣れたサラリーマン社長の増加にあるのでは

前回のコラムでは日本企業においては、なかなかデジタルマーケティングに取り組んでいる人材が評価されにくい構造になっているのではないかという話を紹介させてもらいましたが、実はそれ以前に、そもそもの日本企業の組織構造について直球の問題提起があります。

このコラムでも何度か昨年10月に開催された「ワールド・マーケティング・サミット・ジャパン 2015」の話題を紹介しましたが、実は一番印象に残ったのは、サミット前夜祭の時の逸話でした。

それはサミット日本開催の立役者でもあるネスレ日本の高岡浩三社長が、フィリップ・コトラー氏に「日本企業がこの20年長らく低迷から抜け出せていないのは、なぜなんだ?」と問われた時のことです。

続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。

昨今のデジタルマーケターの「転職」や「独立」から考える日本企業の人材育成 を宣伝会議Advertimesに寄稿しました。

ご紹介が遅くなりましたが、先週宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。

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今回のコラムでは、昨年末に一部の広告業界の方々と良く議論していたデジタルマーケティング担当者の転職や独立についてをテーマにしてみました。

もちろん、このコラムを書いたきっかけは、元花王の本間さんと元良品計画の奥谷さんの転職です。
何しろ二人をテーマにこんなセミナーが開催されるぐらいですからね。

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私にとっても、お二人ともそれぞれの会社の顔的な印象だったので衝撃でした。
本間さんは転職の背景をブログにも描かれています。
就職について、考えてみる。大事なのは会社?仕事?

当然、日本の人材流動性の低さを考えると、いわゆるデジタルマーケター市場で流動性が上がること自体は全く悪いことではないのですが、個人的に気になっているのは日本の大企業から外に転職する人数に比べて、外から中に入っていく人が極端に少ない印象がある点です。
若手が伸びれば良いじゃないかと言う議論はあると思いますが、成長するスピードにも限度があるわけで一方的な人材流出は日本企業のデジタルマーケティングレベルの低下につながってしまうのではないかと勝手に心配してみたり。

一方でコラムで取り上げたキリンのように、外部からの採用を積極化しはじめている日本企業も出てきている印象なので、クライアントと広告代理店間の人材の行き来が増えたりすると、もっとこの業界もノウハウが横展開されて活性化するし、フラットになって新しいイノベーションが増えたりするのかな、と勝手に妄想したりもしております。


昨今のデジタルマーケターの「転職」や「独立」から考える日本企業の人材育成

前回の昨年最後のコラムでは、ワールドマーケティングサミットの議論を元に、日本の広告主と広告代理店が置かれている状況は典型的なイノベーションのジレンマの構造になっているのではないかという話をご紹介しました。

2016年最初のコラムでは、そのイノベーションのジレンマにはまらないために、どういう手段をとりうるのかという点を考えてみたいと思います。個人的にここでカギとなってくると考えているのが、いわゆる「効果測定」のやり方です。

昨年12月に私がモデレーターをさせていただいたad:tech tokyoのパネルディスカッションに、そのヒントとなる議論があったので、ここで紹介したいと思います。

続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。

SNSパワーさく裂 在庫の山も孫の投稿で瞬殺 を日経MJに寄稿しました。

 ご紹介が遅くなりましたが、先週の金曜日に日経MJ「奔流eビジネス」に寄稿しているコラムが掲載されましたのでお知らせします。
 今回は、ベッキー騒動とかSMAP騒動を取り上げることも考えたのですが、何となく明るいニュースを書きたくなって、正月にみかけたおじいちゃんのノートの話を取り上げてみました。

 うちの会社ではファンやアンバサダーとのコミュニケーションを大事にすることで、クチコミの拡がりやファンとの関係の深まりを目指す活動を「アンバサダープログラム」と定義して活動してますが、当然ビジネスモデルの関係上、大企業の方々のサポートが中心になります。
 でも、実はソーシャルメディアのクチコミって、こういう無名の中小企業の商品の方が実は明確に成果も出やすいし、広告宣伝費が無い中での試行錯誤という意味では、必要とされてるんだろうなぁと思ったりします。
 
 そんな背景もあり、あまり予算が無くても手軽にインフルエンサーに商品紹介ができるレビューズというサービスを始めてみたりもしてますが、このおじいちゃんのノートみたいな商品って、そもそも存在を知らないから話題にならないのであって、提案にすらいけないんですよね。
 世の中には、もっと探している人に見つけてもらいたがっている隠れた素晴らしい技術や商品があると思うんですが、そういう人達を会社としてサポートするのはどうすれば良いんだろうと試行錯誤が続く今日この頃です。
  
 


SNSパワーさく裂 在庫の山も孫の投稿で瞬殺

 年明けから芸能人の解散騒動や不倫騒動、バスの事故など暗いニュースが続いているが、ここでは新年早々に起きたちょっとほほ笑ましいニュースを紹介しよう。

 舞台となったのはツイッター。主人公は中村印刷所という東京都北区にある小さな印刷所の社長とその孫娘。これが投稿された内容だ。

 「【拡散希望】うちのおじいちゃんノートの特許取ってた…宣伝費用がないから宣伝できないみたい。Twitterの力を借りる! どのページ開いても見開き1ページになる方眼ノートです。欲しい方あげるので言って下さい!」

 元旦に投稿されたこの孫娘のツイートは孫娘のフォロワーからあっという間に拡散。3万リツイートを超えたという。孫娘があまりの反響に驚いてツイートを削除したというから、その反響の大きさがうかがえる。

続きは日経新聞のサイトでご覧ください。
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2016年の「広告効果測定」は、一つの施策ごとではなく全体で見てみませんか? を宣伝会議Advertimesに寄稿しました。

すっかりご紹介が遅くなりましたが、先週宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。

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今回のコラムでは、昨年のadtech東京でのパネルディスカッションの議論をまとめてみました。

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実はこのパネルディスカッション、お陰様で参加者の方々からのアンケートの評判も良かったそうで、光栄なことにベストモデレーター賞なるトロフィーを頂いてしまいました。
明らかに賞をもらえたのはパネリストの方々のお陰なのですが、トロフィーをもらえるのはモデレーターだけということで、完全に役得な賞ですいません。

でも、こんな立派なトロフィーもらうのは人生初で、これが最初で最後になる予感がするので、記念にトロフィーをもらったときの写真も貼っておきたいと思います。

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ということで、コラムの中身は至って真面目な効果測定の話ですので、効果測定に悩んでいる方は是非ご覧下さい。


2016年の「広告効果測定」は、一つの施策ごとではなく全体で見てみませんか?

前回の昨年最後のコラムでは、ワールドマーケティングサミットの議論を元に、日本の広告主と広告代理店が置かれている状況は典型的なイノベーションのジレンマの構造になっているのではないかという話をご紹介しました。

2016年最初のコラムでは、そのイノベーションのジレンマにはまらないために、どういう手段をとりうるのかという点を考えてみたいと思います。個人的にここでカギとなってくると考えているのが、いわゆる「効果測定」のやり方です。

昨年12月に私がモデレーターをさせていただいたad:tech tokyoのパネルディスカッションに、そのヒントとなる議論があったので、ここで紹介したいと思います。

続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。

ネットメディアのステマ騒動 広告主は倫理再考を を日経MJに寄稿しました。

 これまたご紹介をすっかり失念してましたが、先々週の金曜日に日経MJ「奔流eビジネス」に寄稿しているコラムが掲載されましたのでお知らせします。
 今回は、書こうかどうかかなり悩んだのですが、先月週刊ダイヤモンドの特集を起点に再びいろいろと騒動が錯綜したステマ騒動について現時点までの状況を総括する記事を書いてみました。

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 ベクトルさんが週刊ダイヤモンドの特集に対して、去年までは業界の慣習だったのになぜ一社だけを攻撃するんだ、といいたくなる気持ちは分からないでもないですが。
 やり玉に挙がって炎上した側が、業界の慣習なのにと逆ギレして、結局直後に謝罪リリースを出す羽目になるというパターンは、焼肉屋えびす食中毒事件と全く同じ流れで、お世辞にも良いPR対応とは言えなかったと思います。

 あのやり取りだけ見た一般読者は、PR業界ってこれが業界慣習だったのか、と感じることになってしまったと思いますし、焼肉屋えびす食中毒事件でレバ刺しやユッケが禁止される結果になったように、今回の騒動がきっかけで変な形でPR活動に法律の規制が入りかねない事態だと感じています。

 そんなわけで、結論として広告主の今後の役割についてここまで明確に書くかは正直相当悩んだのですが、個人的には今がPR業界にとって一番大事なタイミングだと思っているので、是非今回の騒動が今年をピークにおさまり、来年が明確に健全化の年になることを期待してあえて書かせて頂くことにしました。

 ご指摘ご意見は、遠慮なくFacebookなりツイッターなりに頂ければ幸いです。
 
 


ネットメディアのステマ騒動 広告主は倫理再考を

メディアのステマ騒動がとまらない。ステマとは「ステルスマーケティング」の略で、消費者に宣伝と分からないように宣伝すること。特に今注目されているのは、広告主側がメディアにお金を払って書いた記事だが、記事には広告としての明記がされていない「ノンクレジット記事広告」の問題だ。

 ノンクレジット記事広告というと一見新しい広告メニューのように聞こえる。だが、普通の記事に見えるのに実は広告主のお金によって書いている記事であるわけで、読者からすると単なる「やらせ記事」だ。

 今年のゴールデンウイークに、個人投資家の山本一郎氏が、こうした「やらせ記事」の販売にサイバーエージェントグループが関与していると指摘。同社が謝罪リリースを出したのが、象徴的な出来事だった。

続きは日経新聞のサイトでご覧ください。
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広告大量投下だけでは勝てない時代に重要な3つのテーマを、ドン・シュルツ教授の講義から考える を宣伝会議 AdverTimesに寄稿しました。

すっかりご紹介が遅くなり、既に続きのコラムが公開されているのですが(汗)、先日宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。

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今回のコラムでは、ワールドマーケティングサミットでのドン・シュルツ教授のセッションをまとめてみました。

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(写真:H&Kグローバル・コネクションズ)

ドン・シュルツ教授といえばIMCの提唱者で、コトラー教授と並ぶマーケティングの権威ですから、昔の権威の話をありがたく拝聴するつもりで参加したのですが。
完全に未来を見据えた新しい内容の講義になっていて、個人的にはワールドマーケティングサミットのベストセッションでした。

あまりに講義が面白くってニヤニヤしながら聞いていたら、知らない間に公式写真に無防備な横顔を撮られてしまっていたので記念に転載しておきます。

pic03(写真:H&Kグローバル・コネクションズ)


広告大量投下だけでは勝てない時代に重要な3つのテーマを、ドン・シュルツ教授の講義から考える

前回のコラムでは、失敗を許容できる組織でなければ、新しい挑戦が必要なデジタルマーケティング時代は生き残れないのではないか、という話をご紹介しました。

この話の前提にあるのは、マスマーケティング時代においては、テレビCMや新聞広告などのマス広告を大量投下できる企業に競争優位性があり、毎年保守的に広告を大量投下するアプローチのマーケティングを続けていても比較的に問題なかった。一方で、デジタルマーケティング時代は、今までのような広告の大量投下だけではライバル企業に勝てなくなるのではないか、という問題提起です。

前回のコラムでも「ワールドマーケティングサミット」におけるフィリップ・コトラー教授の「デジタル化するか、死か」という言葉を紹介しましたが、同様のデジタル時代に対するマーケティングの変化の必要性は、サミット全体においても繰り返し強調されていました。

その関係で、IMC(統合マーケティングコミュニケーション)というコンセプトの父とも呼ばれるドン・シュルツ教授の講義も非常に興味深かったので、紹介したいと思います。

続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。