新規事業がうまくいかない理由(坂本桂一)

4492556176 「新規事業がうまくいかない理由」はウェブマネーやアルダスなど複数の起業を次々に行ってきた坂本桂一さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 新規事業の立ち上げに興味がある人には参考になる点が多い本だと思います。
【読書メモ】
■企業内企業と一般的な企業の違い
 企業が社内で新規事業を立ち上げる場合、「人」「モノ」「カネ」に関しては十分なリソースが用意できても、「ハングリー精神」と「モチベーション」はむしろ、インディペンデントなベンチャーよりは劣っていると思った方がいい。
■新規事業を立ち上げる人たちが陥りがちな罠
・全方位にまんべんなく労力をかける
・考えずに調べる
・すぐに閉塞感に襲われる
・過去の経験の中に課題解決の方法を探す
・リソースがないという嘘に縛られている
■新規事業を支援する経営側が陥りがちな罠
・成功が前提となっている
・撤退の際のルールが明確になっていない
・目的や意味が違う新規事業を一般化しようとする
・意志決定に多くの人がかかわり過ぎる
・既存事業のルールや評価基準を適用する
・メンバーに二軍を投入する
・はじめれば何とかなるだろうと思っている

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Webサイトプランニングブック (村上 知紀)

4774133892 「Webサイトプランニングブック」は技術評論社のWSE BOOKSシリーズの第6弾となる書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 Webサイトの作り方の基本を勉強したい人には参考になる本だと思います。
【読書メモ】
■サービスコンセプトの評価指標
・インパクト
・ユーザーボリューム
・実現性
■インタビュー設計の極意
・対象、目的
・質問に対する具体的な答えの例
・モレやダブりの無い構成
・仮説を持つ
・質問は20問/1時間
・2人1組で実施
■インタビュー中の極意
・インタビュー開始時に受ける相手の不安・疑問に答える
・スムーズなコミュニケーションをして話を聞き出す
・答えにくそうなときには助け船を出す
・深掘りして聞く
・残りの時間・質問数を伝える
・礼節を忘れない(相手を不快にさせない)
■プロジェクト成功の10ヶ条
・プランニングと実装を分離させないこと
・とりあえずやってみる感覚を持つこと
・考える順番を大事にすること
・未来にあたりをつけること
・型を持ったうえで着くずすこと
・専門家をうまく巻き込むこと
・リードと管理のバランスを取ること
・具体物でコミュニケーションすること
・外部のパートナーと同じだけコミットすること
・つねにユーザーの存在を感じていること

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嘘を見破る質問力 (荘司 雅彦)

4534044003 「嘘を見破る質問力 」は、SBI大学院大学教授をされている弁護士の荘司 雅彦さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 自分はどうも騙されやすいという人には、参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■本丸に入るまでに、外堀を固めておいて逃げられないようにする
 ・実をとって相手に逃げ道を与える方法
 ・相手に断固真実を述べさせる、もしくは認めさせる方法
■ほとんどの証人達は意識的に嘘をついているのではない
 意識的もしくは無意識的に「つくられた記憶」に基づいて、「主観的」には真実を述べている
■反対尋問をする際の2つのポリシー
・原則として、証人席で証人が話す内容が当方依頼者の言い分や客観的な証拠と矛盾していても、まずは「記憶違い」だとみなす・
・例外として、証人として当然知っているべきことをスットボケたり、反対の事実を述べるなど、不自然きわまりない場合は「嘘」をしゃべっているとみなす。
■相手の嘘を見破る5つの方法
・ハッタリ
・相手の左顔を観察する
・話を広げていって、突然、元の部分に戻ってみる
・イエス、イエスで囲い込む
・わざと相槌を打たずに、じっと目を見て話を聴く

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インフォコモンズ(佐々木俊尚)

4062820927グーグル – Google 既存のビジネスを破壊する」や「フラット革命」で有名な佐々木俊尚さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 Googleの次が気になる人には、いろいろとヒントがある本だと思います。
【読書メモ】
■2002年において、ストレージに記憶されている情報は5エクサバイト
 フローの情報は、18エクサバイト(How much Information? 2003)
■インフォコモンズ(情報共有憲)
 人が情報を収集する時、どのような枠組みの中で情報を収集するのかという、文脈(コンテクスト)を特定していこうという考え方
■検索エンジンの問題
・インフォコモンズを広げてしまえば、ノイズが増えてしまうのが避けられない
・ノイズを減らすためにインフォコモンズを小さく絞るには、検索エンジンを使いこなすというスキルが必要とされる
・インフォコモンズを小さく絞り込んでしまうと、セレンディピティが発生しない
■受動的にインフォコモンズを最適化するための条件
・暗黙(インプリント)ウェブである
・信頼関係に基づいた情報アクセスである
・インフォコモンズが可視化されている
・情報アクセスの非対称性を取り込んでいる
■君が誰であろうと、君が知らない誰かが最もクールなものを見つけている(クリス・アンダーソン)
■インフォコモンズに立ちはだかるプライバシー問題の解決要素
・情報が利用者のもとに再集約されること
・同じインフォコモンズをともにする他人に対し、信頼だけでなく友情を導き出せるようになること
■ウェブによるメンターと生徒のマッチングシステムの可能性
 多数存在するヘビーユーザーと、自分の趣味をうまくマッチングさせることができれば、そのヘビーユーザーのお薦めは、きわめて好ましいものとなる(フェイバリットDB)
■日本人は自分に合うものを徹底的に探すことよりも、「他の人が何を使っているのか」がより気になる民族だ。アメリカ人はどちらかというと検索が好きだけれども、日本人はランキングの方が好みだと思う(吉松徹朗)
■スケールフリーネットワーク(平均値が決められないネットワーク)

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儲かるお店のネットエリア広告徹底活用術(宮澤 弦)

4534043600 「儲かるお店のネットエリア広告徹底活用術」は、ローカルリスティング広告システムを提供されているシリウステクノロジーズの宮澤 弦さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 地域限定広告の基本を知りたい人には参考になる本だと思います。
【読書メモ】
■ネットエリア広告が生み出す3つの効果
・来店促進
・予約率向上
・客単価の維持
■ランディングページに掲載する基本情報
・アクセス者の不安を解消する項目
 商品やメニューの価格
 店舗の写真
 営業日・営業時間
・アクセス者の行動を後押しする項目
 地図
 アクセス方法
 電話番号
 来店を促進するためのクーポン
■ハッキリわかる広告効果の測り方のコツ
・クーポンを使う
・予約を受ける電話番号を別回線にする
・予約用の電話番号や地図のページのPVを目安とする
・来店者からアンケートを取る

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彼女があのテレビを買ったワケ (木田 理恵)

4767806976 「彼女があのテレビを買ったワケ」は、株式会社ハー・ストーリィで女性マーケッター養成講座の講師をされている木田 理恵さんの書籍です。
 出版社の方から献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 女性向けのマーケティングに自信が無いという人に、お勧めの本だと思います。
【読書メモ】
■男性客には、とことんスペック比較を
 女性客には、私が幸せになれるイメージ発信を
■手間と時間とコストを極力抑えてする買物=効率消費(コンビニエンス)
 手間と時間とお金をかけ、プロセスを楽しむ買物=娯楽消費(エンターテインメント)
■本当に愛され、クチコミされ、指名される商品の8つのキーワード
・幸せ
・育む
・選ぶ
・共感
・誠実
・特別
・ご褒美
・学ぶ
■商品作りの段階から、どんなお客様のココロをつかみ、お客様とどういう出会い方(売り方)をし、買ったあと、お客様との関係づくりをどのように構築していくかをとことん考えているからこそ、軸がブレずに支持され続けているのだ。
■女性視点マーケティングを成功させるためのコツ
・女性(=顧客視点)の声に耳を傾ける
・過去の常識、成功体験を少し脇に置いてみる
・新たな発見、価値がないかという視点を持つ
・多様な価値観の人とのコミュニケーションスキルを身につける

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