グーグル – Google 既存のビジネスを破壊する」や「フラット革命」で有名な佐々木俊尚さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
Googleの次が気になる人には、いろいろとヒントがある本だと思います。
【読書メモ】
■2002年において、ストレージに記憶されている情報は5エクサバイト
フローの情報は、18エクサバイト(How much Information? 2003)
■インフォコモンズ(情報共有憲)
人が情報を収集する時、どのような枠組みの中で情報を収集するのかという、文脈(コンテクスト)を特定していこうという考え方
■検索エンジンの問題
・インフォコモンズを広げてしまえば、ノイズが増えてしまうのが避けられない
・ノイズを減らすためにインフォコモンズを小さく絞るには、検索エンジンを使いこなすというスキルが必要とされる
・インフォコモンズを小さく絞り込んでしまうと、セレンディピティが発生しない
■受動的にインフォコモンズを最適化するための条件
・暗黙(インプリント)ウェブである
・信頼関係に基づいた情報アクセスである
・インフォコモンズが可視化されている
・情報アクセスの非対称性を取り込んでいる
■君が誰であろうと、君が知らない誰かが最もクールなものを見つけている(クリス・アンダーソン)
■インフォコモンズに立ちはだかるプライバシー問題の解決要素
・情報が利用者のもとに再集約されること
・同じインフォコモンズをともにする他人に対し、信頼だけでなく友情を導き出せるようになること
■ウェブによるメンターと生徒のマッチングシステムの可能性
多数存在するヘビーユーザーと、自分の趣味をうまくマッチングさせることができれば、そのヘビーユーザーのお薦めは、きわめて好ましいものとなる(フェイバリットDB)
■日本人は自分に合うものを徹底的に探すことよりも、「他の人が何を使っているのか」がより気になる民族だ。アメリカ人はどちらかというと検索が好きだけれども、日本人はランキングの方が好みだと思う(吉松徹朗)
■スケールフリーネットワーク(平均値が決められないネットワーク)
インフォコモンズ (講談社BIZ) 佐々木 俊尚 講談社 2008-07-17 by G-Tools |