「そのブログ!「法律違反」です」は、知的財産権に関して紹介されている書籍です。
スタッフに紹介されたので買って読んでいたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
正直、タイトルほどブログに直結した中味はあまりないのですが、著作権侵害等の基本的なことを学びたい方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■他人の写真を無断でネット配信することは肖像権侵害にあたり得る
著名人の肖像などに対しては、パブリシティ権の侵害となり得る
■著作権の保護期間は、作者の死後50年
■小説の単行本のタイトルは商標登録できない。
小説のタイトル自体は通常は著作物ではない。
企業のTwitter運営ポリシーを9つの視点から考える(その1) を日経NMに投稿しました。
日経ネットマーケティングで連載を行っているコラム「カンバセーショナルマーケティングの近未来」に新しいコラムを書きました。
今回も、前回に引き続き、Twitterの具体的なマーケティング活用について考えてみています。
不明点や不足点等ありましたら、記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
■企業のTwitter運営ポリシーを9つの視点から考える(その1)
「前回のコラムでは、企業が公式Twitterアカウントを開設する際に、アカウントの開設の仕方だけでも5つの選択肢があることを紹介しました。
もう一つ、企業が公式アカウントを開設する前に決めておきたいのが、Twitter上でのコミュニケーションのポリシーです。
Twitter上のコミュニケーションはメールのやり取りや会話に近い形なので、細かい規則を作ってそれに縛られるより、担当者が臨機応変に対応することが重要です。」
※このコラムでは、先日公開したカンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめた話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングを実践する際のステップなどを書いていければと思っています。
ビジネス・ツイッター (シェル・イスラエル)
「ビジネス・ツイッター」は、「ブログスフィア」の著者とも知られるシェル・イスラエルさんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では、米国のネット業界に詳しいシェル・イスラエルならではの視点で、様々な事例や企業の活動について、担当者のインタビューも含めて詳細に解説されています。
特にツイッターが始まった過程や、デル等の複数の企業がツイッターの活用を開始した背景について詳細に描かれていますので、米国におけるツイッターブームの背景を考える上で非常に参考になる本です。
本格的にツイッターの活用を考えている企業担当者の方や、ツイッターの本質を理解したい方には、必読書と言える一冊だと思います。
【読書メモ】
■本書を書くために取材するうちに得た大きな教訓は、ツイッターについての「好きなところ、嫌いなところ」がアメリカでも日本でもヨーロッパでも、世界中どこでもほとんど一致していると言う点だった。
■画一的コミュニケーションよ、さようなら。これからは会話的コミュニケーションの時代だ。われわれは過去にうまくいったやり方が通用しなくなる時代にいきている。
■ジェラシック・パーク症候群
物事がいつの間にかフェンスを破って外に飛び出してしまう
■(Twitterの)公開の日が終わる前に12人のオデオ社員のために開発されたツールには20人のユーザーが参加した。
公開から3年と2ヶ月後、推定ユーザー数は3200万となった。この成果を得るためにこの会社は、マーケティング、PR、広告のための費用を1ドルたりとも使わなかった。
次世代広告進化論 (須田伸)
「次世代広告進化論」は、サイバーエージェントの須田伸さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では須田さんならではの広告についての新しい視点だけでなく、昨年末に話題になったFTCの「推奨広告と証言広告の使用に関するガイド」という新しい広告規制についても詳細に解説されていますので、広告やクチコミマーケティングに携わる方には参考になる点が多々ある本だと思います。
【読書メモ】
■2009年12月1日FTCが「推奨広告と証言広告の使用に関するガイド」を策定
クチコミ広告というよりは、むしろ「すべての推奨広告に関する規約改訂」と理解するべきでしょう
■メーカーから「制作協力金」といった名目で、出版社や放送局に支払われたお金を使ってメディアが取材したり、記事や番組を作ったりといった、以前からある「(広告と明記されていない)PR的コンテンツ」も、金銭、あるいは金銭と同等物のやりとりがあった場合には「広告」であり、罰則の対象になる可能性があるとしています。
■「個人の感想であり、商品の効能を確約するものではありません」という断り書きをいれさえすれば、「推奨広告」における多少オーバーな表現も免責されると言う「避難所」は、「除去」されるべきと明確に断定している
■「今回の規約改定が禁止しているのはあくまで「人々をだます表現」であり「人々をだます表現」は憲法によって保護されない」(FTC)
マインドマップ デザイン思考の仕事術 (木全賢、松岡克政)
> 「マインドマップ デザイン思考の仕事術」は、マインドマップに関して木全さんと松岡さんが書かれた書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
普通のマインドマップの本とはちょっと異なり、美しいマインドマップの効用について書かれている本ですので、マインドマップに興味があるという方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■デザイン思考の方法論
・理解
・観察
・視覚化
・評価とブラッシュアップ
・実現
■デザイン思考の心構え
・経験の拡大
・プロトタイプ思考
・コラボレーション
SMALL GIANTS (ボー・バーリンガム)
「SMALL GIANTS」は、一般的な企業とは異なる成功の定義をもった企業について考察されている書籍です。
購入して読んでいたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では、いわゆる一般的に成功とみなされている企業の規模拡大や株式公開ではなく、独自の成功の定義をしている企業が描かれています。
自分が勤めている会社の方針について疑問がある方や、自分が立ち上げた会社の経営方針について悩んでいる方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■世間のビジネスを見る目が、かなりの範囲で株式公開企業によって形成されてきた。だが、実際は株式公開企業が企業人口に占める割合はごくわずかである。
■Mojoがあると特定できた企業の共通項
・一般的な起業家と違って、自分が創る企業について選択肢の幅を理解していた
・一般的な企業成功の道を推す圧倒的なプレッシャーを克服してきた
・各社が事業を展開する地元の都市、町、群などと際立って親密な関係を結んでいた
・顧客及びサプライヤーとの間にも並外れて親しい関係性を構築していた
・各社が一風変わった親密な職場環境を持っていた
・企業構造及び統治体制の多様さ
・リーダーが仕事に対して注いでいた情熱
■「下手な鉄砲も数撃てば当たる」式のやり方をしながら評判を獲得していくのは非常に困難だ