「仕事するのにオフィスはいらない」は、「グーグル – Google 既存のビジネスを破壊する」や「フラット革命」で有名な佐々木俊尚さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
個人的にも、ネットの普及によって、フリーランスで働く人が増えていることは周りを見回しても非常に強く感じるのですが、そういったスタイルをこの本では「ノマドワーキング」と定義して、様々な視点から考察しています。
実は企業に依存して働くよりも、個人で自立して働く方がリスクは低いのかも知れない。そんなことを考えさせられる本ですので、独立しようか悩んでいる方には、良い刺激になる本だと思います。
【読書メモ】
■フリーランス・マーケットプレイス
仕事を探しているフリーランサーと、彼らに仕事を頼みたい企業をマッチングさせるサービス(Elance、oDesk、Guru)
■ノマドワーキング
・ノマドは本質的なフリーランサー
・パーマネントコネクティビティで働いています
・ノマドはアテンションをコントロールする人たちです
・ノマドは鍛え上げられた情報強者です
■3つのコントロール
・アテンションをコントロールする
・情報をコントロールする
・仲間とのコラボレーションをコントロールする
■一日の中で空いた時間に何をしているのかという質問に対して、2000万円以上収入がある人の方が多かったのは、「勉強や教養の時間に充てるよう、本などを持ち歩いている」と「メールチェックなど仕事関連に使っている」で、いずれも35%と43%。この割合は年収500万円台の人手は、それぞれ19%と33%しかありませんでした。
■FaxEmail
03で始まる普通の電話番号が会員一人一人に割り振られます。その番号にファックスを送ると、技研商事のサーバーで画像ファイルに変換されて、会員のメールアドレスに添付ファイル付きのメールとして送られてくるのです。
■蔵書の管理
メディアマーカー
http://mediamarker.net
■21世紀の歴史(ジャック・アタリ)
・21世紀以降の世界がどうなっていくのかを、歴史書として振返ってみる
・2050年頃には政府や国家や民主主義が破壊され、市場原理によって統一された地球規模の「超帝国」とうものが生まれてくる
・いま生まれてきているノマドが超帝国時代の新たな「遊牧民」となっていく
・その中でも特別な存在が「超ノマド」
・超ノマドは、同時に複数の職業を持つことも多く、そして自分の人生を株式の運用のようにポートフォリオを描いて設計していくそうです。
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) 光文社 2009-07-16 by G-Tools |