媚びない人生 (ジョン・キム)

4478017697 「媚びない人生」は、「逆パノプティコン社会の到来」などの書籍で知られるジョン・キムさんが書かれた書籍です。
 献本を頂いていたので、遅ればせながら書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 タイトルからして非常にインパクトのある本ですが、キムさんの視点ならではのこれからの日本社会を生き抜くためのメッセージが詰まっていますので、これから就職を考えている大学生や、壁にぶつかって悩んでいる社会人の方には参考になる点がある本だと思います。
 
【読書メモ】
■社会に革命を起こすことは難しく、時間がかかるものだ。しかし、内面の革命は今この瞬間にスタートできる。
 内面とは「感情」「思考」「言葉」「行動」の4つで構成される
■大学を卒業すると状況は一変する。
 社会人になった途端、社会は大学とはまったく異なるゲームのルールの下で運用されていることに段々と気づくようになる。大学では、権威は適当に避けて通ればよかった。お金を払う立場だからだ。しかし、会社に入るとお金をもらう立場になる。


■幸せの基準を自分で設定できる人こそ、自分で幸せをコントロールできる人なのである
■必要なことは、何より自身の成長を意識することだ。未熟から成長に向かうプロセスこそ、生きる意味だと気づくことである。
■この先は、野良猫的な「出る杭」になることは必須条件になっていて、出る杭にならないと雇用が危うくなるような時代に入っていく。
■他者の無知では無く、自分の無知を大事にするから、基礎的なことを聞く
■相手の利益の構造を理解しておく
■上司が決めたことであったとしても、自分が決定したかのように考える
■「人間は確実に死ぬ。死んだ後に、君はどんなふうに人々に記憶されたい?君の生きた証というものについて、君はどんなふうに今、語れるだろうか」
■学生へのアドバイス
 他人の目、他者の目を意識するな
 そうやってもがいている自分は正しい

4478017697 媚びない人生
ジョン・キム
ダイヤモンド社 2012-05-25

by G-Tools