ASCII.jpにインタビューをして頂きました。

 ASCII.jp×キャリアの「キャリア/ピックアップ」というコーナーの企画でインタビューをして頂きました。
 社長になったという文脈でインタビューをして頂くと、自分の中ではそれほど立ち位置は変わっていないつもりでも、いろいろと視点が変わっていることに改めて気づかされます。
 何度振返っても、一貫性の無いキャリアだなと思ったりしますが、そんなこんなでも今があるので、こういった行き当たりばったりなキャリアの積み方もあると気楽に思って頂ければ幸いです。
AMN新社長“ブロガー”徳力氏に聞く|キャリア・ピックアップ
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ACフォーラムのスタッフをさせて頂くことになりました。

 来月、3月14日の土曜日に開催されるACフォーラムのスタッフをさせて頂くことになりました。
 ACフォーラムというのはAll Communicators’ Forumの略で、広告宣伝、販促、広報、マーケティング等、コミュニケーションに携わる人たちを対象に2005年から年1回のペースで開催されているイベント。
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 今年は、日経トレンディ編集長の渡辺 敦美さんや、「オバマ現象のカラクリ」を書かれたフライシュマンヒラード・ジャパンの田中 愼一さんが講師をされるなど、「現状打破のマーケティング」を軸に、幅広いテーマの講演が予定されています。
 土曜日丸一日の勉強会という感じなので、参加するには覚悟がいりますが、興味がある方は是非参加してみて下さい。2月中に申し込めば参加費の割引があるそうです
 ちなみに、一見、どこかの会社が運営をしていそうな大規模なイベントなんですが、実はこれ「メデコミ会」を主催しているビーンスターの鶴野さんや、ブルーカレント・ジャパンの本田さんなど、有志のメンバーによる運営なんです。 
 スタッフの一人でもあるNECの水野さんと、グロービスで同級生だったのがそもそものご縁だったりするのですが、そんなこんなで、このたびスタッフとしてお誘い頂きました。
 実は、これまでも参加したかったのになかなか日程が合わずに参加できなかったという歴史があり、スタッフになれば家族の手前も参加しやすいというのが実際のところだったりします。
 ので、今回に限っては一応スタッフではあるのですが、開催2週間前と言うこともありたいしてお手伝いもできそうにないので、自腹参加です。
 当日、参加される方は、是非よろしくお願いします。

「クチコミの爆発力とマス媒体の爆発力」を日経NMに投稿しました。

nikkeinetmarketing_logo.png 日経ネットマーケティングで連載を行っているコラム「カンバセーショナルマーケティングの近未来」に新しいコラムを書きました。
 今回も、前回に引き続き、私なりのAISASの考え方の話を書いています。
 不明点や不足点等ありましたら、記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
クチコミの爆発力とマス媒体の爆発力:日経ビジネスオンライン
「 前回のコラムでは、インターネットのバナー広告とテレビCMでは、広告の効果が期待されるポイントや、効果測定の余地などで、メリットとデメリットが大きく異なるという話を紹介しました。
 もう一つ、少し話は脇道にそれますが合わせて紹介しておきたいのが、市場の認知を高める上で、テレビCMとインターネットを活用したマーケティングでは、期待される認知効果の時間軸が大きく異なるという点です。 」
※このコラムでは、先日公開したカンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめた話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングを実践する際のステップなどを書いていければと思っています。
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私が考える、お金をもらった「クチコミ」と、製品をもらった「クチコミ」の境界線

 先日の複数の連載で、個人的なペイパーポストに対するスタンスを書かせて頂きましたが、ではそれ以外のサンプルマーケティングとかモニターとかイベントとかの手法はどうなんだ?という議論も当然あると思うので、それについての個人的な境界線の話をついでに書いておきたいと思います。
 なお、先日「ペイパーポストかどうかが問題ではなく、読者にどう受け止められるかが問題だと思う」という記事で紹介した図をアップデートしてみたので、あわせて振返ってみると。
 まず、ざっくりとブログを活用するマーケティングを分類するとこちら。
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 WOMJのメーリングリストの議論も踏まえて、先日の表に対して、記事執筆へのインセンティブがあるかどうかの分類を加えて見ました。(なお、WOMJ用の項目はさらに細分化されていますが、とりあえずブログ用は前回のものをベースにしています。)
 で、これに対して、私自身が企業がマーケティングをする上でリスクがあるから避けた方が良いと考えているのがこちら。
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 要はステルスマーケティングと捉えられてしまうと、無駄なトラブルや炎上を招くので、避けるべき、というのが基本的な境界線だと思っています。
 ただ、話が難しくなってくるのが、手法によってはいわゆる単純なマーケティングの倫理的な話以外の境界線が必要になってくるという点です。

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ビジョナリー・ピープル (ジェリー・ポラス他)

4862761003 「ビジョナリー・ピープル」は、「ビジョナリー・カンパニー」の著者陣が、世界中の200人以上の人々にインタビューを実施してまとめられた本です。
 昨年購入して読んでいたのですが、読書メモを書いてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 原題の「Success Built to Last」にも現われているように、この本のテーマは「経営の未来」のような経営学ではなく、永続する成功をどのように作るべきかというもの。どちらかというと自己啓発本に近いトーンになっています。
 現在の自分の信念であるとか、長期的な自分の方向性に不安を感じているような方には、特にお勧めの本と言えると思います。
 
【読書メモ】
■永続的な成功をものにできるのは、自分が完璧な人間であったり幸運に恵まれた人間だからではなく、自分自身の生きがいだと信じることに取り組む勇気を忘れないからなのだ。
■並外れた人たちやチームそして組織というのは、たいていの場合、ごく普通の人たちが自分自身にとって大切だと思っていることが、結果的に並外れているにすぎない
■今日の成功の定義こそ、生活や仕事にとって潜在的に有害な処方箋だ
■ビジョナリー・ピープルの本質的な三要素
・意義:取り組もうとする対象は、個人として意義を定義するという意味で、自分自身に深く関わってくる
・思考スタイル:人一倍の責任感、大胆さ、情熱、そして責任を伴った楽観主義
・行動スタイル:行動を起こすための効果的な方法を知っている
■「達成しなければならないことや生きがいのあることについて、頭の中にその完璧な絵が描けている人なら誰でも、そうした考えにももとづいて起こした行動の結果が、決して頭に描いたイメージのような完璧なものにならないことを理解している」(アリス・ウォーターズ)
■「自分のしていることに愛情を注いで初めて、隣に座っている人よりも実際によい仕事を多くこなせるのだ。もし愛情がないなら、そのときは、愛情のある別の人を探すことになる。」(ラリー・ボシディ)

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ブログ記事大賞にご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。

alphablogger2008.png 先週末に、無事アルファブロガー・アワード2008 ブログ記事大賞の結果発表イベントをさせて頂きました。
 参加頂いた皆さん、運営にご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。
 結果の詳細については、既にサイトの方に公開されていますので、そちらをご覧いただければと思いますが。
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 あらためて振返ると、今回は本当に難産企画でした。
 
 以前にも書きましたが、実は記事単位の投票企画というのは、アルファブロガー・アワードの前身である「アルファブロガーを探せ」の第一回の際に試みた企画です。
 その際には、ただでも無名企画だったと言うこともあり、ブログ単位での投稿と併行して実施したブログ記事単位での投票は、ほとんど数が集まらず、結果すら公開できなかったという苦い記憶があります。
 
 そう言う意味では、今回も投票数が少ないのは最初から覚悟していたのですが、企画開始当初は想像以上に投票がばらつき、このまま結果発表ができないのではないかと焦りったのが正直なところ。
 ただ、おかげさまで、最終的には4000を超える投票が集まり、幅広い記事が選ばれる結果になりました。
 これも、アルファブロガー・アワード2008について、ブログやサイトで紹介して頂いた皆さんのおかげです。
 ご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
 
 投票企画という企画の形式上、どうしてもブログで投票を呼びかけた方に投票がしがちで、そうでない方の記事が埋もれ勝ちになってしまうという課題はあるのですが、そういう課題がある中でも今回選ばれた記事の中には、昨年話題になった出来事に関わった人々の本音が見える記事や、テレビでも話題になった記事など、興味深い記事が多く選ばれたと感じています。
 特に個人的に今回の結果で印象に残ったのは、「わさお」という犬の記事
 正直、恥ずかしながら今回のアワードで知るまで全くその存在を知らなかったのですが、個人で運営されていたブログ上の旅行記で紹介された犬の記事が話題になり、その後テレビで取り上げられるようになった、というのは非常に印象的な話でした。
Markezineでもインタビューが取り上げられていたようです
markezine_wasao.jpg
 テレビの人たちも、ネット上の話題をしっかりウォッチしているという証拠のような出来事ですよね。
 それ以外の記事も、テレビで話題になっていた出来事の裏側を、その出来事の当事者の方々や関係者の方々が綴っていたりするようなものが多く。
 やっぱり、ネットもリアルも、ブログもマスメディアも、境界線がどんどんあいまいになってきているんだなーと痛感させられる結果でした。
 結局、出来事を話題にしている私たちが同じ日本人なのですから、当然と言えば当然の結果なのかもしれませんが。
 あらためて、こうやって見るとなかなか興味深く感じています。
  
 こういった状況を踏まえて来年の企画はどうするべきか、というのはまだ全く考えていないのですが。
 今回のブログ記事大賞への課題とか、来年へのアドバイスとかご提案がありましたら、遠慮無くご連絡いただければ幸いです。