「ウェブPR力」は、ニューズ・ツー・ユーの代表取締役である神原弥奈子さんが書かれたウェブPRに関する書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
ニューズ・ツー・ユーさんの推進されるPRは、いわゆる「戦略PR」のようなトップダウンのPRの世界とは少し違い、PR活動を通じて自社のコンテンツを蓄積していくというボトムアップな姿勢が、個人的には大きな特徴だと思っているのですが、この本ではそのニューズ・ツー・ユーさんのウェブPRの基本コンセプトや様々な事例がまとめられています。
もちろん、実際のPRにおいてはトップダウンもボトムアップも両方重要なのですが、インターネットの可能性と言う意味では、ボトムアップのアプローチができたのが大きな特徴だと思っているので、個人的にも共感する点が多いアプローチです。
今日から始められるウェブPRという意味で、ウェブPRの取り組みに悩んでいる方には参考になる点がある本だと思います。
この本でウェブPRの可能性に目覚めた方は、「マーケティングとPRの実践ネット戦略」や「グランズウェル」を合わせて読まれるのがおすすめです。
【読書メモ】
■ウェブPR力の3つの要素
・従来のPR力&マーケティング力
・情報発信力
・情報流通設計力
■ニュースリリースでは、ステークホルダーの中のたった一人でも興味を持つ情報であれば発信する価値があると考えます。
■消費される広告、蓄積されるコンテンツ
企業がコンテンツとして自社サイトや公式ブログ、ニュースリリースポータルに掲載した情報は、どんなに古くてもインターネット上に存在し続け、検索結果に表示され、人々に閲覧されることが可能
■ニュースリリース年間計画作成プロセス
・ステップ1 リサーチ
・情報カテゴリー
・情報更新・発信頻度
・ステップ2 目標設定
・ステップ3 社内イベント年間スケジュールの確認
・ステップ4 指標の策定
・ステップ5 ニュースリリース年間計画の決定
ウェブPR力 マスコミに頼らないPRとマーケティングの新ルール70 神原 弥奈子 翔泳社 2010-01-15 by G-Tools |