東日本大震災で発生したソーシャルメディア上のいくつかの出来事について、プレゼン資料(暫定版)にまとめてみました。

 今回の東日本大震災は、まだ福島の状況も予断を許しませんし、エネルギー不足や計画停電のことを考えると、まだまだ現在進行形の出来事だとは思いますが、自分がやるべき役割として、今回の東日本大震災で発生したいくつかのソーシャルメディア上の出来事についてまとめてみています。
 そのアウトプットの一つが先日日経ビジネスオンラインに書かせて頂いた「大震災で明確になった~ ソーシャルメディア3つの「限界」と4つの「可能性」」というコラムだったのですが。
 たまたま、月曜日に丸の内ブランドフォーラムで報告の機会を頂きましたので、その際に使ったプレゼン資料を一旦公開しておきたいと思います。

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今回の震災からの復興に向けて、役立ちそうなサイトやツールのまとめサイトを公開しました。

 昨日「震災で大変なこんな時だからこそ、自分は自分のできること、継続できることに注力しようと思います。 」と書きましたが、AMNでもできることをやろうということで、カイさんと福田さん中心に下記のようなサイトを作ってくれましたので、紹介します。
東日本大震災復興関連情報まとめサイト
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 要は、今回の震災からの復興に向けて、参考になる情報源となるサイトや、二次災害を回避するために役立ちそうなツールをまとめたサイトです。
 今回の震災では、明らかにツイッターを初めとしたソーシャルメディアが、様々なサービスやツールを紹介するためのインフラとして機能しています。
 ただ、一方でツイッターでの紹介だと短時間に流れてしまう上、あまりに多数のサイトやツールが増えているために、検索等でもそれらをまた探し出すのが難しい状況になっているようです。
 そこで、上記のサイトではAMNで開発しているStampというツールの仕組みを活用して、各サイトのツイッターの被リンク数やFacebookのいいねの数などをカウントして、カテゴリ毎に多い順に並べ直しています。

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震災で大変なこんな時だからこそ、自分は自分のできること、継続できることに注力しようと思います。

 正直、いまだに今回の震災に対して、自分がブログに何を書くべきか、頭がまとまっていません。
 ただ、やはり自分の記憶のためにも、メモはしておきたいと思います。
 金曜日の最初の大地震当日、私は東京八重洲ホールで日本ダイレクトマーケティング学会さんのパネルディスカッションに出るべく打合せ中の真っ最中でした。
 PCを開いていたのもあり、揺れの始まりはまだツイッターにこんなことを書き込んでいる余裕が合ったものの。
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 その後、あまりの揺れの大きさにパネリストの方々と揺れている最中にビルの4階から階段を急ぎ足でおりて脱出するという、二度としたくない経験をすることになりました。
 今考えると、ビルの中に残った方が安全だったのかもしれませんが、あの瞬間はニュージーランドの倒壊のイメージが浮かんでしまって、ある意味パニックだったのだと思います。
 その後、ご多分に漏れず帰宅難民の一員となり、東京駅から神保町のホットリンクさんのオフィスまで歩いて避難をさせて頂き、運良く運転が再開された銀座線、東横線と乗り継いであの日の多くの人の中では奇跡的に普通に家に帰ることができたわけですが。
 今自分の発言を振り返ると、あのときは事態の深刻さを自分でも良くわかっていなかったのが、良くわかります。

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FacebookはmixiやGREEを食わず嫌いだった世代に、シンプルにSNS初体験の感動を与えてくれてるのかも。

 前回の「日本は、まだまだソーシャルメディアの影響力で米国と比較するには、ほど遠いのではなかろうか」に続いて、ソーシャルメディアサミットの第二弾感想記事として、今日はFacebookセッションについて書いておこうと思います。
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 先日、日経ビジネス・オンラインにも「2011年はフェイスブックの年になる?というコラムを書きましたが、今年が去年のツイッターブーム同様、Facebookブームの年になるのはほぼ間違いない、というより既になっているのが事実でしょう。
 そう言う意味で、やはり今回のソーシャルメディアサミットにFacebookは外せないテーマでした。
 企業によるFacebookページ開設はまさに文字通りラッシュですし、実際AMNにもFacebookページ開設の相談は多数頂くようになり、一方で昨年のツイッターを超える企業担当者の方々の戸惑いの声も日々聞いています。
 何と言っても議論のポイントになるのは、はたしてFacebookは日本で流行るのか否か。
 私自身もTechCrunchで昔「日本でFacebookがブレイクするために必須と思われる5つのポイント」というような記事を書いた人間ですから、どちらかというとFacebookは日本で苦労するだろうという論者だったのですが、年が明けてからかなり見方が変わりつつあります。

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日本は、まだまだソーシャルメディアの影響力で米国と比較するには、ほど遠いのではなかろうか

 先週の15日にソーシャルメディアサミットを無事開催させて頂くことができました。
 当日は大雪直後にも関わらず500名を超える方々にご参加頂き、本当にありがとうございました。
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 主催者なのに、今頃感想記事を書くというぐうたらさ加減はお許し頂ければと思いますが、いろいろと当日の感想などをまとめていきたいと思います。
 まず、今日書いておきたいのは、そもそもサミットを企画した背景と、一つ目のソーシャルメディア事業者セッションの感想。
 以前に「ソーシャルメディアサミットでは、そもそもソーシャルメディアって何が今までと違うんだっけ?という根本的な議論がしたいと思ってます。」という記事を書いたように、今回のソーシャルメディアで議論したかったのは、何故ソーシャルメディアが話題になるんだっけ?という話。
 当日のスライドでも使ったように、実はソーシャルメディアという言葉は私も2006年に「最初に、CGMと呼ばずにソーシャルメディアと呼ぶべきだったのかもしれない」というブログを書いてますし、湯川さんが2007年に「爆発するソーシャルメディア」という本を出してるぐらいで、新しい言葉ではありません。
 ただ、昨年のツイッターブーム、今年のFacebookブームの影響もあり、確実に「ソーシャルメディア」という言葉がバズワードになっているのは確かです。
 
 そんな中つい思い出してしまうのが、2007年のセカンドライフブーム。
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ツイッター時代だからこそ、ブログの役割は改めて明確になったんじゃないだろうか。

 すっかりご紹介が遅くなってしまいましたが、今年もアルファブロガーアワードの投票を実施中です
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 今年は、自分が同時期にソーシャルメディアサミットを開催するとぶち上げてしまったために、正直アルファブロガーアワードは継続できるか非常に危なかったのですが、シックスアパートのいちるさんと、カイさんのおかげで、無事に継続することができました。
 この場を借りて二人に深く御礼を申し上げます。
 本当にありがとうございます。
 ちなみに、昨年は、ツイッターが大きくブレイクしたこともあり、いろんな方からアルファツイッターアワードの方が良いんじゃないかとか、ツイッター部門は作らないのかというアドバイスを頂いたり、ブログって今後どうなるんでしょう、みたいな話を聞かれたりするので、ここで個人的な思いを書いておきたいと思います。
 良く一般的に言われるのは、ツイッター使うようになってブログ書かなくなった、という話。
 自分自身も、ツイッターのおかげでイベント登壇の告知記事みたいなものは一切書かなくなりましたし、それは間違いない事実だなと思います。

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