日本の「ネイティブ広告」は、もっと真剣にネイティブにならないと読者にステマ広告扱いされてしまうんではなかろうか

ネイティブ広告というキーワードが、昨年から日本の広告業界でもかなり注目されるようになってきています。
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個人的にも当然業界の片隅にいる人間として注目しているキーワードではあるんですが、どうも未だに自分の中での理解がしっくり来ません。
そんなこんなで先月にはFacebookでそんな悩みを書いてみたところ高広さん登場で丁寧に解説してもらい、ようやく自分の中で整理できたと思ったら。
その翌週には飲み会でWeb担の安田さんとネイティブ広告論になり、徳力の認識は間違ってると喝破される始末で、あいかわらず正直「ネイティブ広告」の定義には未だに自信が持てません。
ただ、そんなところに月曜日に公開された高広さんのコンテンツマーケティングのスライドを読んでいて、自分の中である程度整理できてきたことがあります。
(ちなみにこのスライドはコンテンツマーケティングを理解する上で、必読のスライドだと思いますので、マーケティングに関わる方は是非どうぞ)

それは「ネイティブ広告」というのは、
従来のいわゆる「マス広告」的な企業側が伝えたいことを一方的に伝えようとする手法が上手くいかなくなっているからこそ
読み手にとって有益な情報を企業側が作るというコンテンツマーケティングが重要な時代になり
そのコンテンツをスポンサードして読者の目に触れやすくするという新しい広告手法として注目されている、わけであって、
その根本を理解していないネイティブ広告はやっている手法だけネイティブ広告っぽくても、結局マス広告手法から抜け切れてないのノンネイティブ広告になってしまっているのでは無いかと言うことです。

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妖怪ウォッチブームの勢いが凄すぎて、ポケモンの将来が心配になってしまうのは私だけでしょうか。

妖怪ウォッチ、凄いですよね。妖怪ウォッチ。
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小学生の子供とかいない人にはイマイチ何が凄いのか伝わらないと思うんですが、我が家は小学二年生の長男がドハマリしているのは当然として、2歳の次男すらオープニングのゲラゲラボーと、エンディングテーマのヨーデルヨーデルを聞いて毎日踊っていた次第。
今回の番組改編期で、エンディングテーマが変わってしまって、目が点になっていたりするわけです。(見てない人はわかんないと思いますが、とりあえずヨーデルヨーデルの妖怪体操をどうぞ)

という同じような話を4月頃にこの記事を読んで書こうと思ってて放置してたんですが、やっぱり気になるので書いておきます。
子どもたちの共感を得て「妖怪ウォッチ」が大ヒット! スマホでもヒットを目指すレベルファイブ 日経トレンディネット
この妖怪ウォッチブームの興味深いのは、妖怪ウォッチの軸があくまでニンテンドー3DS向けのゲームソフトありつつ、ポケモンとかドラえもん仮面ライダーとか過去の人気タイトルのモデルを実に丁寧に参考にして構築されたと思われる全体のビジネスモデルの構造が凄く上手く回ってる点。

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サッカーワールドカップの日本代表をバッシングする前に、8年前のドイツ大会との違いを振り返ってみた

 残念ながら、日本代表のワールドカップが予選本戦1次リーグの三試合で終わってしまいました。

 スポーツ新聞といい、ニュースサイトといい、そこら中で日本代表や本田をバッシングするタイトルや記事が踊っているようです。
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 初戦で短時間での逆転負け、二戦目で攻めあぐねての引き分け、そして最終戦で南米のチーム相手に奇跡を祈りつつも最終的には大差で完敗。
 と、綺麗に8年前のドイツ大会と同じ結果をたどったことで、私自身もこの8年間の間、日本代表のサッカーは何も進化してなかったんじゃなかろうかという悲観的な思いに駆られてしまいましたし。
 4年前の決勝トーナメント進出の印象だけが強い人からすると、当然今大会はもっと良い成績を期待していたでしょうから、今大会の結果に対してバッシングの声を上げたくなる気持ちは分からなくはありません。

 で、実は私は8年前にも「サッカーワールドカップの日本代表をバッシングする前に」という同じタイトルでブラジル戦の後にブログを書いて、サッカー掲示板にピックアップされてしまって「ニワカが分かったようなこと書くんじゃねぇよ」とか怖い人たちがブログのコメント欄に出てきて軽くプチ炎上した経験があるので、今回の記事も書こうかどうか悩んでいたんですが。
 改めて、当時の記事を読み返してみると、今回のワールドカップは、実は8年前とは明らかに違う景色で迎えられたことが分かります。
 

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ザッケローニ監督、本田1トップとかの4年前に先祖返りはやめて、是非日本サッカーの未来を感じられる試合を見せて下さい。お願いします。

 日曜日のコートジボワール戦での逆転負けの嫌なイメージがまだ消えないで困っている今日この頃ですが、はやくもギリシャ戦まで30時間を切ろうとしています。
 自分がブログにこんな事書いたところで何の意味もないことは重々承知の上なんですが、飲み会の帰りにコンビニでNumberを買って読んで、あらためてもやもやが膨らんでしまったので、酔っ払った勢いでブログで王様の耳はロバの耳と叫びたいと思います。
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 あえて言うまでも無いですが、日曜日の試合は、本当に残念な試合でした。
 逆転負けしてしまったという事実自体も残念ではあるのですが、個人的にそれ以上に残念だったのは、日本代表の試合運びが新時代を感じさせるどころか、4年前や8年前に先祖返りしてしまった印象を強く残してしまった点。
 ここからはオジサン語りになってしまうんですが。
 今の日本代表のメンバーって、20年前とかから考えたら考えられない状況な訳ですよ。
 
 あのマンチェスターユナイテッドや、あのミランや、あのインテルに日本人選手がいるわけですよ。
 まぁ、長友は別として本田と香川はスタメン争いで苦労しているレベルではあるわけですが、それにしたって20年前からしたら考えられないですよ、キャプテン翼の世界ですよ。
 20年前の1994年に、「20年後に日本人がACミランの10番つけてる」って予言してたら、間違いなく大嘘つき扱いですよ。ノストラダムスの世紀末予言の方がまだ信憑性あるレベルですよ。
 日本代表がワールドカップにでることすら夢物語だったわけですよ。
 やっとつかみかけたワールドカップが、ロスタイムのショートコーナーの一発で綺麗にかき消されてしまった時代ですよ。

 それが20年の間にこんなにも変わったわけですよ。
 すごい変化ですよね。

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日本企業が、中途半端に欧米のブランディングの形式だけを真似しても、かえって社内の混乱を引き起こすだけなのではないかという議論。

 今年のiMediaブランドサミット2014については、マスターカードのAdamさんのキーノートプレゼンを軸に記事を2本ほど書かせて頂きましたが、実は最終的に会場を最も沸かせたのは最終日のパネルディスカッションでした。
 個人的にもいろいろ思うところがあったので、こちらにメモしておきたいと思います。
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 最後のパネルディスカッションに登壇したのはこちらの7名のパネリスト。
 
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 imediaブランドサミットのアドバイザーでもあり、日本を代表するデジタルマーケティングの先駆者の方々と言えると思います。
 そんなメンバーの中で主なテーマとして議論になったのが「はたして日本企業にブランディングとかブランド論とかが本当に必要なのかどうか?」という話。
 登壇者の半分が外資系企業ということもあり、グローバルなブランディング論を中心に議論が進むのかと思いきや、東急ハンズの長谷川さんが関西弁で日本企業にブランド論なんかいらないという持論を展開して混ぜっ返し、会場を多いに沸かせる議論になりました。
 実は私自身はディスカッションが終わってから、真っ先に長谷川さんにあのポジションとってウケ狙うなんてズルいですと文句を言いに行ってしまった立場なのですが。
 一方で、この議論は、もう一度同じメンバーで真剣に議論して欲しいぐらい、重要な議論だと感じています。

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コネクションエコノミーにおいては、全ての事業が、人々の間に新しい「つながり」を生み出しているかどうかを問われるという話。

 先週、ブランドサミットのAdamさんのキーノートスピーチについて記事でご紹介しましたが、そのプレゼンの中で一つ気になるフレーズが出てきたので、こちらにまとめておきたいと思います。
140520connection2.png(Photo by Mike Honma
 そのキーワードはタイトルにも書いた「コネクションエコノミー」
 もともとは「パーミッションマーケティング」や「バイラルマーケティング」などの著書で有名なセスゴーディン氏のブログに書かれた「First, connect」というブログ記事に出てきたキーワードのようです。 
Seth's Blog: First, connect
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 原文はリンク先をあたって頂くとして、私の方で自分なりに意訳してみたのがこちら。
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■First, Connect
 コネクションエコノミーにおいては、事業を二つに分ける境界線が存在する。
 コネクションを創り出す事業と、そうではない事業だ。
 そもそも、インターネットはコネクションマシーンとでも呼ぶべきものだ。
 FacebookやeBay、チャットにeメール、掲示板などのウェブサービスの全てが、ウェブ以前には難しかった、もしくは不可能だったような、新しいコネクションの手段を提供することで人気を博してきた。
 あなたがあなたの事業について語るとき、それがビジネスか非営利か公共のものかにかかわらず、まず最初にその事業がどのように人々がつながることを助けるかについて語るべきだ。
 後のことは何とかなる。
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