日経ネットマーケティングで連載を行っているコラム「カンバセーショナルマーケティングの近未来」に新しいコラムを書きました。
今回も、前回同様、UNIQLOCKの事例をもとにマーケティングのアプローチについて紹介してみています。
不明点や不足点等ありましたら記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
■「UNIQLOCK」がロングヒットを続ける理由とは(後編)日経ビジネスオンライン
「今回のコラムも前回に引き続き、ユニクロの「UNIQLOCK」の事例を見ていきます。
前回は、主にUNIQLOCKのブログパーツのコンセプトや特徴を中心にUNIQLOCKが成功したポイントについて考えてみましたが、今回はブログパーツ以外のポイントについて考えてみたいと思います。 」
※このコラムでは、先日公開したカンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめた話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングを実践する際のステップなどを書いていければと思っています。
明日の広告 (佐藤 尚之)
明日の広告は現役クリエイティブ・ディレクターの佐藤さんが広告の未来について考察されている本です。
かなり前にいろんなブログで話題になっていたので読んだのですが、読書メモを公開していなかったので、書評抜き読書メモを公開しておきます。
ネット側の立場にある人が未来を予測した本は多々ありますが、広告代理店の側の人からの視点という意味で非常に参考になる本だと思います。
【読書メモ】
・広告は消費者へのラブレター
ラブレターを普通に受け取ってくれていた時代は楽だった
いまやラブレターを受け取ってさえくれない
・「私たちは、消費者をターゲットとは呼ばない。パートナーと呼ぶ」
ネイキッド ジョン・ウィルキンス氏
・変化した消費者を待ち伏せる7つの方法
・消費者のコンタクト・ポイントで待ち伏せる
・新しいメディアを創って待ち伏せる
・クチコミを利用して待ち伏せる
・CGMで待ち伏せる
・エンターテイメントの中で待ち伏せる
・検索結果で待ち伏せる
・メディアをニュートラルに考えてクロスに待ち伏せる
・商品本位から消費者本位へ
商品理解を最優先するやり方自体を見直す必要がある
商品の情報を伝えてもらいたがっている人をリアルに想像する
・スラムダンク一億冊感激スペシャルイベント
・初動に時間をかけることの大切さ
・自分たちが「伝えたい相手」になってみること
・商品は消費者の物であるという発想
・相手が一番望んでいることをするという考え方
・商品丸裸時代のクリエイティブ作法
・認知に徹すること
・よりプロモーショナルになること
・ありのままの自分を出すこと
・買ってくれた人をもてなすこと
・買ってくれた人に参加してもらうこと
・ネオお茶の間
ひとりでテレビとパソコンを「ながら視聴」している人が、リアルタイムで同時に大勢つながり雑談している
・バーバリアン・グループのサッカーチーム型アプローチ
クライアントからオリエンがあったら、まずそのオリエンをメールで全社員に出す。
全社員からアイデアを募る
「コミュニケーションのキーになるアイデアを出した人」がコミュニケーション・デザイナーになり、全体をプランニングする。
できる人の直感力(佐々木 正悟)
「できる人の直感力」は、パソナテックのあすなろBlogで「メンタルハックス」を書いている佐々木さんの単著です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
直感力というと、「第1感 最初の2秒のなんとなくが正しい」ともつながる世界ですが、詳細の分析にはしりがちな人は一度読んでみると参考になると思います。
【読書メモ】
■クラークの第一法則
著名だが老齢の科学者が何かを可能だと言った場合、その主張はほぼ間違いなく正しい。不可能であると言った場合は、十中八九間違っている。
■現在主義の罠を逃れて直感力を発揮する
現実には「違い」がある。足りない部分がある。それも見つけにくいものじゃない。というヒントを絶えず自分に送り続ける必要がある。
■「人工衛星」に注意を向ける
「人工衛星」話の中で出てこなくても良いような、余計な情報
妙に具体的な人名や地名や日時であることが多い。
職場の法律知識を学ぶ!(萩原京二)
「職場の法律知識を学ぶ!」は、ディスカヴァーマジマネシリーズの第四弾です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
職場の法律知識ってあまり考えたことがないと思うので、基礎知識として意外に役に立つと思います。
【読書メモ】
■法律的に言えば、会社が社員の副業やアルバイトを禁止することができない
(職業選択の自由)
■争う前に”ほのめかせ”
■労働契約を結んだ瞬間に社員に課せられている”法律上の義務”
セイシキニヒミツ
・仕事に専念しているか?
・意欲を持って仕事に取り組んでいるか?
・信用をなくすようなことをしていないか?
・会社に協力しているか?
・人間関係に気を配っているか?
・会社の秘密を守っているか?
■残業削減のための意識改革「5つの方法」
・上司が宣言する
・上司が率先して早く帰る
・「がんばるタイム」を設定する
・優先順位のつけ方を教える
・優先順位順に仕事を片づける
ほめ言葉ハンドブック(家族・プライベート編)(本間正人、祐川京子)
「ほめ言葉ハンドブック(家族・プライベート編)」は「ほめ言葉ハンドブック」の続編です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
そう言えば最近家族をなかなかほめることができてないなーという方にオススメです。
【読書メモ】
■なぜあなたが家族をほめられないのか
・違いを認識しにくい
・変化を見つけにくい
・照れくさい
・習慣がない
・複雑な気持ちを持っている
■子供をほめるための実践ヒント
・子供の話に耳を傾ける
・子供をしっかりと観る
・ほめる+提案を
・多面的に評価してほめる
・タイミングよく伝える
・協調性を育てるほめ言葉を
・自立心を育てるほめ言葉を
■配偶者をほめるための実践ヒント
・継続する
・夫婦だからこそ言葉に出す
・ステップアップしている点をほめる
・朝も夜もほめる
・家族を介してほめる
・一緒に行動することでボキャブラリーを増やす
・ケンカしてもほめる
Web 2008 Expoでパネリストをさせていただきました。
12月3日に開催されたWeb 2008 Expoで、「日本のブログ」というセッションのパネリストをさせて頂きました。
シックスアパートの関さんモデレータで、アメブロの長瀬さんとセッションをさせていただいたのですが、芸能人ブログを書かれている方が、企業からの有料で記事を書いて欲しいというオファーを断ることが多いという話は印象的でした。
インテル×ノンノのブログイベントのときにも感じましたが、芸能人にしろ、有名人にしろ、個人にしろ、ブログを長く続けている人の感覚というのは、結構似てくるんじゃないかなーと思ったりします。
個人的には、アメブロは日本のMySpaceとかtwitterだと思っていて、いわゆるウェブログ的なものとは異なる独特のサービス展開に注目しているのですが、いろいろ興味深いお話が聞けて勉強になった一日でした。
当日も話しましたが、アメブロやmixi日記に見られるような、個人的な日記とか交換日記レベルのネット上のコミュニケーションって、人口割合とか携帯電話利用率とかで考えると、実は日本はすごい進んでいるのではないかと思っています。
もちろん、他の国がこうならない可能性もあるんですが、現在の日本の状況の先に、国民の半分以上がデジタルネイティブになったときの未来が見えたりするんじゃないかなーと思ったりする今日この頃です。
それにしても、今週は、シックスアパートさんの5周年といい、この日本のブログのセッションといい、なんだかこの4~5年のブログ関連のことをいろいろと思い出す一週間でした。
明日からは未来のことを考えて行きたいと思います。
概要については下記に記事が出ていますので是非参考にして下さい。
・「日本発」でネット社会のビジョン示せ――Web 2008 Expo開催