一つのリサーチ結果をどう受け止めるかは、自分次第。

写真共有サイト、6割は「利用したくない」–マイボイスコムが調査:マーケティング – CNET Japanを読んで。
 先週末のニュースですが、CNETで、リサーチ会社が「写真共有サイト」に関する調査を実施したところ、利用したくないと答えた人が6割を超えていたという記事がありました。
 まぁ、このリサーチ内容自体には別にたいして興味はないのですが、この記事を見て思い出したのが、昔書いた「SNSを利用したくない人が8割という結果」という記事。
 2005年2月当時、mixiは利用者数30万人を突破し、ネット界隈では注目のサービスでしたが、まだまだ今のように一般に認知されていない状態。
 そんな中実施されたリサーチで、SNSを利用したくない人が8割という結果が出たわけですが、その後の経過は皆さんご存じのとおり。
 今やmixiの利用者数は1300万人を突破しており、勢いはさすがに落ちているとはいえ、おそらく上記のネットリサーチに回答するような人たちはほとんどの人が知っているサービスになったと思われます。
 
 当時、私は利用したくない人が8割という記事を見て、「当面のSNSの普及の天井と言うのは低いところにあるのかもしれない」と思ってしまったわけですが、実際にはmixiの加入者数増の勢いはその後たいして衰えずに今に至っているわけで。
 当時の私が記事から受けた印象は間違っていたことになります。
 きっと、今回の写真共有サイトのリサーチの話も同じことが言えるのかもしれないなーと思います。
 (もちろん、リサーチの実施の仕方とか、質問の仕方でそもそもリサーチ結果自体も相当ぶれるのが現実だとは思いますが)
 
 
 マーケティングを学ぶときに良くでる逸話で。
 靴屋が誰も靴を履いていない国に行ったときに
 「誰も靴を履いてないから、靴が売れるわけない」 と思うか
 「誰も靴を履いてないのだから、靴を売り放題だ!」 と思うか という話がありますが。
 リサーチ結果を、額面通り受け取ってはいけないのだなーというのを改めて感じてしまいました。
 なんだか当たり前のつまらない話で恐縮ですが、自分の戒めのメモとして。

NIKKEI NET ネット時評 にコラムを掲載して頂きました。

itplus_logo.png NIKKEI NETで連載されているネット時評という欄に、コラムを執筆させて頂きました。
 
 そうそうたる執筆陣の中に入れて頂き、恐縮至極という感じですが・・・
 自分にとっても今年の課題になっているカンバセーショナルマーケティングの概要をまとめてみました。
 今年は、言うだけではなくて、AMNを通じてネットの価値を生かした実践事例を積み上げていきたいと思っています。
マーケティング「会話」がカギに――ネットが引き起こす原点回帰・ネット時評
「情報の検索やオンラインショッピング、そして個人による情報発信など、インターネットの普及はさまざまな領域に大きな変化をもたらしてきました。そして、これから大きな変化に直面するのではないかと言われているのがマーケティングの分野です。」
 コメントやアドバイスがありましたら、ぜひこちらのエントリーにコメントやトラックバックをいただければ幸いです。
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動画もやっぱり、コミュニケーションが魅力ということ。

 土曜日に無事、「動画人Japan2008」が開催できました。
 参加して頂いた皆さん、ありがとうございました。
 日曜日は、抜け殻のように一日子どもとぼんやり遊んでたので、まだ参加した皆さんの感想にほとんど目を通せていないのですが、楽しんでいただけたでしょうか?
 (当日来られなかった方は、いしたにさんの写真満載のレポートや、たつをさんの動画レポートをどうぞ)
 
 個人的には、自分が今年の目標の「ビデオブログの実践」に挑戦する上で、第二部のShilomoさんや第三部のビデオブロガーの皆さんの話を聞いて勉強したかったというのが、このイベントを手伝った大きな理由の一つなので、本当にいろんなことを勉強できたイベントで大満足でした。
 プレゼンにご協力いただいた皆さん、また、イベントのスポンサーをして頂いた企業の皆さん、運営にご協力をいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
 参加された皆さんにも、何かきっかけになることが得られるイベントだったとしたら、うれしいです。
(ただ、思ったよりも大勢の方々にご参加いただいたため、大勢の方に3時間立ちっぱなしでご参加いただく形になってしまったのは、こちらの配慮不足ですいませんでした。)
 今回、個人的に一番インパクトがあったのは、第二部のschlomoさんのトークショーでの、メディアがコミュニケーション化しているという趣旨の発言。
 ブログとかSNSとかのソーシャルメディアの登場で、マスメディア的なパッケージメディアがすべてソーシャルメディア化しているというのは、米国の記事なんかでよく読んでいるので頭では理解しているつもりでいたのですが。
 動画に取り組んでいる人からも同じような発言を生で聞いたのは、ちょっとショックでした。

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「金融・経済を勉強するのに オススメのブログ」をダイヤモンド・オンラインに投稿しました。

diamondonline_logo.png ダイヤモンド・オンラインで連載を行っているコラム「ブログの歩き方」に、新しいコラムを書きました。
 基本的にネットに詳しくないビジネスマンの方々に面白いブログを知ってもらえれば、という趣旨のコラムですが、よろしければ是非ご覧下さい。
金融・経済の話題を分かりやすく解説してくれるオススメのブログ4選|ダイヤモンド・オンライン
「前回から業界別のお勧めブログをご紹介していますが、今回は、金融・経済系のお勧めブログをご紹介したいと思います。
 金融・経済系というと、多様な専門知識が必要な業界が多く、さまざまな専門家が存在している一方で、素人には分かりづらいことがたくさんある業界です。」
※コラムについてのご意見・ご指摘はこちらのブログにコメント・トラックバックいただければ幸いです。

1月26日(土)に、ビデオブログをテーマにしたイベントを開催します。

 なんだか年明けからイベントの告知続きで恐縮ですが、肝心なイベントの告知を忘れてましたので、今日も告知です。
 1月26日の土曜日に、AMNとボイスバンクさんと共同で「動画人Japan2008」というビデオブログのイベントを開催します。
 私はどちらかというとテキスト中心のブロガーで、動画編集歴1年のまだまだ動画素人なのですが、これまでにいくつか動画編集やブログへのアップをしてみて、ブログと動画は非常に相性が良いのではないかと思っています。
 動画というと、素人にとっては難しい素材のように思われがちですが、実は最近のツールを使うと意外に簡単に面白い動画が作れますし、日本でも、そんな動画の面白さが広がって、動画を撮ったり編集したりする人が増えると、もっともっとブログやインターネットが面白くなるのではないかと思ったりしています。
 そんな思いから、まずは「ビデオブログとか動画編集に興味のある人で一度集まってみよう!」というノリで、企画されたのが、動画人Japanです。
 その後、ボイスバンクの田島さんをはじめとして、多くのビデオブログや動画に方々の熱い思いと地道な活動があり、多くのスポンサーの支援をいただいて、かなり大規模に開催されることになりました。
 土曜日の開催なので、躊躇されている方もおられるかもしれませんが、下記のような日本を代表するビデオブロガーのプレゼンが一気に見られるというめったにない機会ですので、ご興味のある方は、是非お早めにお申し込みください。
すらすらニュース
Tokyo Drift
ジェット☆ダイスケ
MEGWINTV
EmTV
イベントの詳細はこちら
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1月29日に仮想世界をテーマにしたブロガーミーティングをやります。

 連続のイベント告知ですいません。
 1月29日(火)には、「仮想世界とブログ」をテーマにした ブロガーミーティングを開催します。
 今回のブロガーミーティングでは、仮想世界「Splume」の運営企業であるスプリュームさんに会場をご提供いただき、今後の仮想世界サービスの可能性について考えてみたいと思います。
 ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
詳細はこちらのページまで
splume_site.png