iPadすいすい仕事術 (深川岳志)

4806138045 「iPadすいすい仕事術」は、タイトル通りiPadを活用した仕事術について紹介している書籍です。
 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 かなり具体的なiPadの仕事での使い方まで紹介されていますので、iPadを真剣に仕事使いすることを考えている方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■参照と同時にメモを取る
 紙をiPadに置き換えるなら、ついでにGoodReaderのインストールも必須ということにしておけば、データがうまく配布できないという問題はすっきり解消できるはずだ。
■iPadを2台目のモニターにする
 Air Display
 iPadとMacBookの両方にインストールすると、iPadがMacbookの拡張ディスプレイに化ける。

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スイッチ! (チップ・ハース、ダン・ハース)

4152091509 「スイッチ!」は、企業の文化や個人の習慣など、変えづらいと言われているものを変えるための仕組みを考察している書籍です。
 出版社から献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 一般的に企業文化みたいなものを変えるときには、精神論が中心になりがちですが、この本では重要なのは環境を変えることであり、そのための具体的な手順が紹介されています。
 今の自分の会社を変えなければという問題意識はあるののに、どうやれば分からないという方には、参考になる点が多々ある本だと思います。
【読書メモ】
■行動を変える際の三つのフレームワーク
1.象使いに方向を教える
・ブライト・スポットを手本にする
・大事な一歩の台本を書く
・目的地を指し示す
2.象にやる気を与える
・感情を芽生えさせる
・変化を細かくする
・人を育てる
3.道筋を定める
・環境を変える
・習慣を生み出す
・仲間を集める

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タブレット革命 (松村太郎)

4048688618 「タブレット革命」は、先日紹介した「ハッピー・ワークスタイル」の共著者でもある松村太郎さんがiPadについて考察している書籍です。
 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 iPadブームや、その先にあるであろうコンピューティングの変化の可能性について考えてみたい方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■アメリカでは2010年4月3日に発売されたiPadは、iPhone以上のペースで販売が進んでいます。
■ウェブが「読める」ようになる
・ワンタッチですぐにウェブページを閲覧することができる
・ながらブラウジングができるようになった
・ウェブサイトを「見る」から「読む」体験に変化させた
■90度と180度のコミュニケーション
・90度に立っているディスプレイ同士で向かい合った相手が、今何を表示しているかはもちろん、その手元で何をしているかすらわかり

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ブログ・リサーチ (佐々木宏)

4495642812 「ブログ・リサーチ」は、タイトル通りブログの調査について考察されている書籍です。
 仕事の関係で買ってみていたのですが、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 ブログを活用したリサーチの基本を学びたい方には参考になる点がある本だと思います。 
【読書メモ】
■企業のマーケティング活動がマーケティング活動の成果自身を阻害する
 
■「顧客を囲い込もうとして逆に嫌がられてしまう」という理由がCRM失敗の本質の一つ(ダレル・リグビー)
■ブログ・データの特性 5つの切り口
・「その日の記事」の集積
・「自発的な」書き込み
・「誰かに読まれるかもしれない」日記
・「自分のことばで」表現する
・「消費者の生の声ではない」ブログも多数

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ツイッター部長のおそれいりこだし (末広栄二)

4822248119 「ツイッター部長のおそれいりこだし」は、「カトキチなう」でもお馴染みのカトキチのツイッター部長こと末広さんの書籍です。
 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 正直、私自身、末広さんの話を聞けば聞くほど、カトキチのツイッター活用術は、素人が真似すると火傷する実に高度なテクニックだなぁといつも思っていたのですが、この本ではそんな末広さんがツイッターを理解していくまでのプロセスや、実際に実施した活動、さらには末広さんの過去のプロフィールまで赤裸々に開示されています。
 個人的には、前半部分はこれまでもプレゼンや直接お話をお聞きして知っていた部分も多かったのですが、後半の末広さんが牛角のメニュー文章を書かれていたり、接客業から学んでいたという部分を読んで、いろんな疑問が氷解した思いでした。
 会社でのツイッター活用を模索している担当者の方にとっては、必読書と言える一冊になっていると思います。
 ツイッターの本質が今ひとつ理解出来ないという個人ユーザーの方にもお勧めです。
【読書メモ】
■そんなにツイッターをしていて辛くないですか?
 ツイッターをすると元気になれるから毎日続けていられるのです
■ツイッターで売上が上がったんじゃないですか?
 これは、正直よくわかりません。しかし、これまで冷凍うどんを食べたことのない方が、実際に召し上がってツイッターで「おいしい」と言ってくださっている事実は、これまでのコミュニケーションでは考えられない現象です。
■私がツイッターを始めた真の目的は、自社メディアを持ちたいと考えたからでした。
■インターネットは世界につながっているので、「私のこのツイートが一気に世界中に公開されてしまう」と思うと、なかなか初ツイートができません。
 しかし当時は、緊張してツイートしたのに何も起こらないので、少し拍子抜けしてしまいました。
■企業の公式アカウントとはいえ、ツイッターは特に会社に申請せずに始めました。ただ、万が一にも何か問題が起きたら責任をとって会社を辞めるつもりで、胸にはいつも「辞表」を入れていました。
■最大140文字という短い文章で何かを表現するには、子供の表現がわかりやすく、親しみが持てます。

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年商5億円の「壁」のやぶり方 (坂本桂一)

4844371010 「年商5億円の「壁」のやぶり方」は、「新規事業がうまくいかない理由」などの著書がある坂本桂一さんの書籍です。
 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 
 この本では、タイトル通り年商5億円という会社が経営の仕方を大きく変えなければいけないタイミングについて、坂本さんならではの視点で考察されています。
 起業と、企業運営の違いは良く指摘されますが、カリスマ社長が殻を突き破るべきポイントについて、冷静に分析されている本はあまり無いように思います。
 成長の壁を感じているベンチャー企業に勤める方には、参考になる点がある本だと思います。
 
【読書メモ】
■会社には経営の仕方を変えなければならない時期がかならず来る
 創業五年目、年商五億円、従業員五十人
■私は、年商五億円を坂井に社長はそれまでの自分と決別し、魂を入れ替えるべきだと思っています。その覚悟がなければ、その他の部分をどんなに整備しようが、壁を乗り越えるのは無理だといっておきます。
■年商五十億円、百億円の会社にすることを考えたら、社長以外の社員からもヒット作のアイデアや、売上につながる企画がたくさん上がってくるようにしておかなければなりません。

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