初体験のCES Unveiledで感じた日米におけるマスメディアとブログの境界線の違い #cesjp

 ツイッターやミニブログのPosterousではすでに何度か紹介していますが、現在、Lenovoさんのご招待でラスベガスで開催されているCESというコンシューマ・エレクトロニクスのコンベンションに参加中です。
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 なにをかくそう実はCESに参加するのは今回が初めて、というどころか、実はアメリカの大規模なイベントに参加するのも初体験だったりするので、完全にお上りさん状態丸出しの日々を送っております。
 それにしても来る前からCESはすごいすごいといろんな人に聞いてはいましたが、正直なところ想像を超えるスケールや熱量に圧倒されっぱなし。
 (詳しい人に言わせると、これでも昔に比べると注目度は下がっている印象もあるようですが)
 なにしろCESの出展企業は2700社以上で、新製品の発表が2万件以上だとか。
 さらには来場者数は12万人を超えるんだそうで、十数万人都市だった山口市で育った人間としては、山口市の人間全員でやってる祭りみたいな世界ですから、まぁびっくりです。
 何はともあれ、まずは初日に体験したCES Unveiledというプレスとブロガー限定のプレイベントの印象からレポートしておきたいと思います。
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トロンレガシーに思う映像技術の進化と未来

 年明けにトロンレガシーを見に行ったのですが、なかなか気になる映画だったので感想をメモしておきたいと思います。
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 ストーリーについては、是非皆さんに映画自体を見ていただくとして、個人的に非常に印象に残ったのはやはり何といっても映像技術の進化。
 映画を見に行くきっかけは、実は珍しく妻がこれは映画館で見たいと言ったからだったりするのですが。
 もちろん、AMNでモニター企画をしていて気になっていたのもありますし、なんといっても個人的にも、大昔に見て印象深い映画だったので、あの世界観を今の技術でどのように再現しているのか、というのが最大の関心事でした。
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(まぁ、この映画のポスター写真だけでもその歴史の古さが伝わりますよね。)

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「ビジネスモデルがあってユーザーがいないサービスより、ユーザーが100万人いてビジネスモデルがないサービスの方が成功するよ」

 いよいよ、WISH2010の開催もあと10日ほどに迫ってきてしまいました。
 いしたにさんとモダシンさんに「徳力はもっとブログ書け」とインタビュー誌面上から公開追求されてしまった(汗)のもありますし、せっかく先日インプレスさんにWISHの背景についてインタビューしていただいたのもありますので、ちょっとここで自分のWISH2010に対する思いをまとめておきたいと思います。
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第2回「WISH2010」開催~オーディション形式で新サービスをプレゼン
 最近はすっかりマーケティング周りの仕事ばかりしている私ですが、実は私が本当に好きなのは最新テクノロジーであり、最新テクノロジーを使って作られているウェブサービスや端末の数々です。
 前職のアリエル・ネットワークで、マーケティングをかじっていた際には、最近すっかり更新出来ていない「ワークスタイル・メモ」というブログで、日々海外の最新ウェブサービスやソフトウェアを分析し、レビューを書くのが仕事でもあり趣味でした。
 そんな日々を送っていてとても気になっていたのが、海外のウェブサービスはリリースしたときに結構大手のブログに露出することが多く、スタート直後に結構な利用者を集めているケースもあるようなのに、日本ではそういうスタートダッシュに成功するケースがあまり見られないという点。
 もちろん、海外では最初から案外ちゃんと資金を調達しているベンチャーが多いのに対し、日本では個人運営のサービスとか業務の時間外に開発されているサービスが多いような印象も強いので、単純比較する意味はないとは思うのですが。
 それにしても、やっぱり自分自身、米国の最新事情に注目しすぎて、日本のサービスをちゃんと見ていなかったなぁという反省があります。
 そんな中、昨年慶応KMDで伊藤穣一さんのDigital Journalismの講義にゲスト出演した際に、非常に印象に残った一言があります。

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ツイッターにも、投票に真面目に行く人達がたくさんいるのを、可視化してみませんか?

 このたび、AMNで「投票なう」というサイトを作ってみました。
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 これ自体は、「投票」と書かれているツイッター上の発言を単純に集約しているシンプルな一発芸サイトなのですが。
 個人的に今回ツイッターでチャレンジしてみたら面白いんじゃないかなぁと思っているのが、選挙の投票に行ったらツイッターで「投票に行った」と書くという試み。
 正直、ネット選挙解禁の周辺における議論を5年前からウォッチしてきて、今回こそネット選挙解禁確実、と思われていたのが直前で時間切れという、またしても5年前の議論の状況に戻ってしまったこと自体も悲しいのですが。
 
 個人的に今回のネット選挙解禁をめぐる議論で一番気になったのが、ブログはOKでツイッターは禁止というルールが決まりそうになった時のこのフレーズ。

電子メールとツイッターについては、誹謗(ひぼう)中傷やなりすましを十分に防げないことなどから慎重な意見が出ており、見送る公算が大きい。

参考:参院選、HPとブログは解禁 メールとツイッターは見送り
 結局、政治家の人たちから見ると、日本のツイッターって、誹謗中傷の温床に見えてしまっているわけですよね。
 おそらく、このイメージを変えないと、いつまでたっても日本の政治家の人たちが、ツイッターユーザーやネットユーザーの声に耳をかたむけることは無いような気がしてきます。
 
 そこで、是非今回みんなでチャンレジしてみたら面白いんじゃないかと思うのが、今回の参議院議員選挙で投票に行ったらツイッターに「投票なう」とか「投票したよ」とか書き込むこと。
 ツイッター上にも、誹謗中傷をする人ばかりでなく、ちゃんと真面目に投票に行く人達がいることが可視化されれば、もうちょっと政治家の人たちからのツイッターユーザーのイメージも変わるんじゃないかと思うわけです。

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ワールドカップ日本代表の予選突破を見て思う、今の日本に必要なのは「自信」なのかもしれないということ

 いやぁ、本当に良かったですね。
 個人的にはこれまでの日本代表の試合を見ていて、枠に飛んだシュートの数とか考えると得点ができるイメージがほとんど湧かなかったので、今日の試合は良くて1点取ってそれを死守という展開だと思ってましたが。
 まさかの3点得点、しかも失点も審判のスタンドプレーに近いPKから、川島が止めたPKを押し込まれた惜しい形で、本当に完璧な試合だったと思います。
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 前半の立ち上がりは全くボールが足についておらず、本当にどうなることかと思いましたが、本田がフリーキックを決めてからの日本代表はまったくの別のチーム。
 終盤の敵陣ペナルティエリアでのパス回しなんかは、今大会どころかこれまでの試合でほとんど見られなかったような美しいパス回しが見られて、正直見ながら勝手にびっくりしてました。
(ツイッター上では、毎度我を忘れて、本性が出てしまっててすいません(笑))

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コカ・コーラの取り組みに学ぶ、企業のソーシャルメディア活用の4つの真実

 先日、コカ・コーラさん招待の上海ツアーについてご紹介してから、すっかり間が空いてしまいましたが、上海ツアーの過程でコカ・コーラさんのアトランタ本社のソーシャルメディアへの取り組みについてのプレゼンを聞ける機会があったので、ここでご紹介しておきたいと思います。
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(Photo by coolinsights)
 プレゼンをしてくれたのは、Digital Communications Managerのナタリー・ジョンソンさん(NatalieJohnson)。なんでも33歳ぐらいだそうですが、以前GMでもソーシャルメディアの担当をされていたとかで、コカ・コーラの今後のソーシャルメディア関連の活動の中心人物という印象でした。
 プレゼンの詳細は記事の最後につけた動画をご覧いただければと思いますが。
 個人的に特に印象に残ったのが、ソーシャルメディア活用の「4R」
 Review、Respond、Record、Redirectという四つのキーワードの頭文字を踏まえたメッセージです。
 順番に簡単にご紹介すると下記の通り。
【ソーシャルメディア戦略の4つの「R」 (4R Social Media Strategy)】
■Review
 まず、ソーシャルメディア上の発言をレビューする。
 コカ・コーラは英語だけでも一日に5000件以上言及されているので、Radian6やScoutlabsのようなサービスを活用してモニタリングの仕組みを構築するのが重要とのこと。
 米国のソーシャルメディア関連のプレゼンや講演では、まず最初にこうしたレビューとかListenがキーワードに並ぶことがかなり当たり前になってきた印象です。
■Respond
 次にポイントとなるのがソーシャルメディアへの反応の仕方。
 ソーシャルメディア上で実施されているのは、対話や会話であり、利用者に関係のある対応をすることが重要。
 コカ・コーラではOnline Social Media Principlesなるソーシャルメディアポリシーを設けたり、Blog Squadなる専門チームを構成することで、利用者との会話につとめているとのこと。
■Record
 個人的にちょっと新しいなと思ったのが、このレコード(記録と訳していいんでしょうか?)というキーワード。
 当日は事例としてコカ・コーラが過去に実施したHappiness Machineというビデオが紹介されましたが、企業のRespondのプロセスを、真面目な対話だけでなくエンターテイメント要素のあるビデオ等でも共有していくべき、という趣旨のようです。
 キーワード的には、何かしらの活動を実施したのであれば、それを必ず記録してソーシャルメディア上で共有しようという趣旨も含まれているように感じました。
■Redirect
 最後のRは、リダイレクト。直訳すると「向け直す」とかになってしまいますが、どちらかというと利用者にいかに上記のRespondやRecordで生成されたコンテンツを見せていくかと言うポイントのようです。
 YouTubeやFacebookなどソーシャルメディア上に散らばっているコンテンツを、いかにSEOやSEM、相互リンクなどで利用者の目に触れるようにするかに注力されているとのことでした。
 あまり細かくは言及されなかったのですが、ここはいろいろと工夫の方法がありそうな気がします。
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