『ブログマーケティング勉強会議 sponsored by Sony』イベントレポート(前編) | 100SHIKI PR Boardを読んで。
PR Boardの「ブログマーケティング会議 sponsored by SONY」に参加してきました。
今回は少人数の勉強会ということで、比較的小規模な会場に熱気集まる形での実施。
最近、やらせブログと呼ばれるようなブログ記事広告手法やそれに関連する炎上などがよく話題になるところもあり、個人的にもブログマーケティングについては非常に興味があります。
しかも今回の協賛企業が、その炎上で話題になってしまったソニー。
実にタイムリーなイベントでした。
私は遅れてしまったので聞きそびれてしまったのですが、会議の前には「そうした(炎上等の)経緯も踏まえて、今日はみなさんと正直に議論したい」という発言があったようで。
今回のブログマーケティング会議実施にいたるまでにも、社内でいろんな議論があったんだろうなというのが想像されますが、以前「ソニーのブログは炎上するだけまだましかも」なんて記事を書いた人間としては、炎上から目をそむけずに前向きにブログマーケティングに取り組んでいる姿勢には素直に共感できました。
カテゴリー: ネットコミュニケーションの視点
製品がダメなら、ステルスマーケティングなんてやるだけ無駄では?
TechCrunch Japanese アーカイブ » PayPerPost、正しいことをするを読んで。
先日の米国のFTCの規制検討を受けて、TechCrunchに米国のやらせブログの代表事業者として扱われてしまっているPayPerPostは「ブロガーは記事内に「支払いを受けている」ことを公開すること」を義務付けることにしたようです。
その対応についても相変わらずTechCrunchは手厳しい反応を見せていますが、なんにしてもこのあたりのステルスマーケティングと取られる手法について、米国事業者は今後より慎重な事業展開を迫られることになりそうです。
これによって、今後、日本の同様のビジネスモデルの事業者がどうするのかも気になるところですが。
ただ、個人的にもっと気になっているのは、そもそもこういった規制以前に、ステルスマーケティングにはどれぐらい効果があるのだろうかという点です。
これからは、やらせブログは規制の対象に?
TechCrunch Japanese アーカイブ » FTC、PayPerPostを規制?
ちょっと前の記事になりますが、日本の公正取引委員会に当たる米国のFTC(連邦取引委員会)がいわゆる「やらせブログ」を牽制する意見書を発表したそうです。
その内容は「プロダクトの口コミによるプロモーションを行い、口コミを行った人が口コミ料を報酬として受け取る方式の マーケティングを行う企業は、その旨を明らかにしなければならない」というもの。
いずれ全てのマスメディアも、ソーシャルメディアになっていく
Ad Innovator: ソーシャルメディアの終わりを読んで。
Ad Innovatorの織田さんが、エデルマンのSteve Rubelの「なぜすべてのメディアはソーシャルメディアなのか(Why All Media Are Social Media)」という記事を紹介していました。
(エデルマンは、先日メディアパブでソーシャル・メディア・プレス・リリースの記事が紹介されていましたが、米国のソーシャルメディアをリードするPR会社というのが適切でしょうか。)
これまで「ソーシャルメディア」という単語は、従来のマスメディア的なものと対比される形で、ブログやポッドキャスティングのようなCGM的なものを示すことが多かったように思いますが、Steve Rubelによると、もはやそうではないと。
日本版ヒューマン2.0は、まず精神的会社離れの実践から?
On Off and Beyond: お食事券的ヒューマン2.0感想リンク集
すっかり、出遅れてしまいましたが、先日渡辺千賀さんの「ヒューマン2.0 web新時代の働き方(かもしれない)」の出版記念パーティーに参加させてもらいました。
もう既に上記のリンク集に濃い書評が多数アップされているので、詳細はそちらを見ていただければと思いますが。
遅ればせながら本を読んで改めて思ったのが、果たして日本はどうなっていくのかということ。
シリコンバレーや米国と日本の現状を比較する際に、よく出てくるのが「そうは言っても日本はね」とか「日本の文化では」とかの日本特殊論ですが、どうも今回は様子が違うように思います。
ヤラセプロモーションって炎上覚悟でやるほど魅力的なのだろうか
ソニーまたヤラセ:PSP絶賛の偽「ファンサイト」で炎上 – Engadget Japaneseを読んで。
Engadgetによるとソニーが今度は、PSPでヤラセビデオを仕掛けたことがばれて炎上騒ぎになっているようです。
昨年、ソニーがウォークマン体験記のブログで炎上したのは、まだ記憶に新しいところですから、なんだか実に悲しいニュースです。
Engadgetによるとソニーには、これ以外にも「ソニー映画だけ絶賛する架空の映画評論家」なんていう訴訟沙汰になるようなヤラセプロモーションもあったようですね。
昨年のソニーのブログ炎上騒ぎの後に「ソニーのブログは炎上するだけまだマシかも?」なんて記事を書きましたが、さすがにここまで続くと、そこまで気軽に物事を受け止められない気がしてきます。