彼女があのテレビを買ったワケ (木田 理恵)

4767806976 「彼女があのテレビを買ったワケ」は、株式会社ハー・ストーリィで女性マーケッター養成講座の講師をされている木田 理恵さんの書籍です。
 出版社の方から献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 女性向けのマーケティングに自信が無いという人に、お勧めの本だと思います。
【読書メモ】
■男性客には、とことんスペック比較を
 女性客には、私が幸せになれるイメージ発信を
■手間と時間とコストを極力抑えてする買物=効率消費(コンビニエンス)
 手間と時間とお金をかけ、プロセスを楽しむ買物=娯楽消費(エンターテインメント)
■本当に愛され、クチコミされ、指名される商品の8つのキーワード
・幸せ
・育む
・選ぶ
・共感
・誠実
・特別
・ご褒美
・学ぶ
■商品作りの段階から、どんなお客様のココロをつかみ、お客様とどういう出会い方(売り方)をし、買ったあと、お客様との関係づくりをどのように構築していくかをとことん考えているからこそ、軸がブレずに支持され続けているのだ。
■女性視点マーケティングを成功させるためのコツ
・女性(=顧客視点)の声に耳を傾ける
・過去の常識、成功体験を少し脇に置いてみる
・新たな発見、価値がないかという視点を持つ
・多様な価値観の人とのコミュニケーションスキルを身につける

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もしも落ちこぼれが社長になったら (実藤 裕史)

4478004145 「もしも落ちこぼれが社長になったら」は、ドロップシッピングのもしもの社長をされている実藤 裕史さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 どちらかというと自伝に近いので、それほど読書メモは書いていないのですが、自分の可能性を信じ切れない人には刺激になる本だと思います。
【読書メモ】
■ドロップシッピングは二つの流通革命を起こす。
 ・物流の変革 むだな物流を一回にする
 ・クロスボーダー取引 国境を越えた取引を簡単にする
■制度だけでは組織はつくれない。最後は愛だ。
 (「経営学入門」一橋大学 楠木先生)

4478004145 もしも落ちこぼれが社長になったら…
実藤 裕史
ダイヤモンド社 2008-05-16

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ブログ論壇の誕生(佐々木俊尚)

4166606573 ブログ論壇の誕生は、「グーグル – Google 既存のビジネスを破壊する」や「フラット革命」で有名な佐々木俊尚さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 日本のブログ論壇をめぐる現状を客観的に確認したい人には参考になる本だと思います。
【読書メモ】
■ブログ論断を構成しているのは、主としてロストジェネレーション世代の人たち
■非対称戦争
 ありとあらゆる階層、組織の個人が寄り集まって作り上げているインターネットという集合体は、いったん刃をひとつの方向に集約させると、大きなマスメディア組織でさえもひっくり返す可能性を秘めている。
■正義の反対は悪ではなく、また別の正義
■インターネットでは誰も第三者にはなれない。
 ネットの空間で第三者になれるのは、書かない人たちだけである
■日本的な所属思考
 「おまえの属している共同体に連帯責任を取らせろ」
■人々がブログを書くのは、自分の意見や論理、気持ち、情念を社会に出して表出したいと願うからに他ならない。
 そこで最も重要なのは、ブログという表現方法ではなく、書いている内容である。
■ネット論壇が公共圏に昇華するための課題
・ロストジェネレーション世代は、弱者階層であるという認識
・ディベート文化が日本には欠落している
・理念としての「社会」と、リアルな「世間」との乖離

4166606573 ブログ論壇の誕生 (文春新書)
佐々木 俊尚
文藝春秋 2008-09

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究極の会議(鈴木 健)

4797341831 究極の会議は、サルガッソー代表をされている鈴木健さんの単著です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 会議の時間を無駄に感じるという方には参考になる本だと思います。
【読書メモ】
■会議はその場で議事録を作るためにある
■Googleの会議の6つのコツに学ぶ
・明確な議題を設定する
・書記を決める
・会議の時間を小さな単位に分割する
・面会時間をつくる
・政治ではなくデータを使う
・時間を気にする
■議事録ドリブン向き
 進捗会議
 ブレスト会議
 報告会議
 プレゼン会議
 意志決定の会議
 決起集会
■議事録ドリブン不向き
■オフィスの4つのコミュニケーション
・会議
・机
・決起集会
・タバコ部屋

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ある広告人の告白(デイヴィッド・オグルヴィ)

4903212033 ある広告人の告白は、オグルヴィ & メイザーの創業者であり、現代広告の父といわれる デイヴィッド・オグルヴィ氏が1964年に書いた本です。
 AMNを手伝うことになった関係で広告の勉強をしようと思って読んだのですが、読書メモを公開していなかったので、書評抜き読書メモを公開しておきます。
 書かれた時代は古いのですが、現在でも参考になる点が多い本だと思います。
【読書メモ】
■広告業界の「四つの問題」について
・消費材製品メーカーが、広告予算の二倍もの金額を値引き戦略に費やしている
・広告とは前衛的な芸術形式であると思っている輩がはびこっている
・創造的であるよりも、ともかく金が第一という誇大妄想狂の出現
・いまだに同じ間違いを繰り返して、クライアントの予算を無駄使いしている

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明日の広告 (佐藤 尚之)

4756150942 明日の広告は現役クリエイティブ・ディレクターの佐藤さんが広告の未来について考察されている本です。
 かなり前にいろんなブログで話題になっていたので読んだのですが、読書メモを公開していなかったので、書評抜き読書メモを公開しておきます。
 ネット側の立場にある人が未来を予測した本は多々ありますが、広告代理店の側の人からの視点という意味で非常に参考になる本だと思います。
【読書メモ】
・広告は消費者へのラブレター
 ラブレターを普通に受け取ってくれていた時代は楽だった
 いまやラブレターを受け取ってさえくれない
・「私たちは、消費者をターゲットとは呼ばない。パートナーと呼ぶ」
 ネイキッド ジョン・ウィルキンス氏
・変化した消費者を待ち伏せる7つの方法
 ・消費者のコンタクト・ポイントで待ち伏せる
 ・新しいメディアを創って待ち伏せる
 ・クチコミを利用して待ち伏せる
 ・CGMで待ち伏せる
 ・エンターテイメントの中で待ち伏せる
 ・検索結果で待ち伏せる
 ・メディアをニュートラルに考えてクロスに待ち伏せる
・商品本位から消費者本位へ
 商品理解を最優先するやり方自体を見直す必要がある
 商品の情報を伝えてもらいたがっている人をリアルに想像する
・スラムダンク一億冊感激スペシャルイベント
 ・初動に時間をかけることの大切さ
 ・自分たちが「伝えたい相手」になってみること
 ・商品は消費者の物であるという発想
 ・相手が一番望んでいることをするという考え方
・商品丸裸時代のクリエイティブ作法 
 ・認知に徹すること
 ・よりプロモーショナルになること
 ・ありのままの自分を出すこと
 ・買ってくれた人をもてなすこと
 ・買ってくれた人に参加してもらうこと
・ネオお茶の間 
 ひとりでテレビとパソコンを「ながら視聴」している人が、リアルタイムで同時に大勢つながり雑談している
・バーバリアン・グループのサッカーチーム型アプローチ
 クライアントからオリエンがあったら、まずそのオリエンをメールで全社員に出す。
 全社員からアイデアを募る
 「コミュニケーションのキーになるアイデアを出した人」がコミュニケーション・デザイナーになり、全体をプランニングする。

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