PS3とMGS4が届いてしまいました。

 PS3はながらく気になっていながらも我慢していたのですが。
 やはりあのメタルギアソリッドの4が出るとあっては、これは我慢ができません。
 ということでAmazonで予約していたのが、予定通り届いてしまいました。
ps3_mgs4.jpg
 勢い勇んでセッティングしたのは良いものの、ソフトウェアのアップデートやインストールに10分もかかるなんて・・・ということで、とりあえずブログを書いております。
 おっと、インストールが終わったようです。
 それでは、私はこれから戦場に出かけなければなりませんので。
 しばらくブログやメールのレスポンスが悪くなる恐れがありますが、皆さんお元気で。

B0016770EA メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(通常版)
コナミデジタルエンタテインメント 2008-06-12

by G-Tools

個人の実験のウェブサービスが、多くの人の役に立ちうるということ

power_logo.png 毎度のごとく、紹介が一週間遅れになってしまいましたが、パワーインタビューの、第十弾となるインタビューをブログラボに公開しました。 
 
 今回は、Twitterの携帯向けサービスとなるmovaTwitter開発者のえふしんさんにインタビューをお願いしてみました。
movatwitter開発者 えふしんさんインタビュー
 Twitterの携帯向けサービスと行っても、えふしんさん自身は全くTwitterともともと利害関係がなかったというのが面白いところ。
 個人的には日本でTwitterの人気が出る上で、movaTwitterのような日本の携帯電話向けアプリケーションの登場は必須だったと思っているのですが、そのプラットフォームをえふしんさんのような有志の個人が支えていたというのが、最近のウェブサービスの面白い傾向だと思っています。
 今回のインタビューで個人的に印象に残ったのは、えふしんさんにとってのサービスの開発は「実験である」ということ。
 私にとってmovaTwitterは携帯電話経由でTwitterを利用する上でなくてはならないサービスで、私と同じようにmovaTwitterに影響されたという人は数多くいると思うのですが。
 そのサービスの運営のモチベーションが、あくまで個人の実験であるというのは私のような文系人間からすると、一瞬理解できない感じがします。
 ただ、改めて思ったのは、えふしんさんにとってのウェブサービス開発というのは、私にとってのブログと同じようなものなのかもということ。
 
 前回、村山らむねさんのインタビューでも書いた話ですが。
 最近、記者の方やプロのライターの方から、「よく皆さんあんなにいろいろブログ書きますね、儲かるんですか?」と聞かれることがよくあります。
 そういうときは、ブログを書くモチベーションにはお金だけでなく、友達とのコミュニケーションだったり、自己啓発だったり、新しい出会いだったりとか、いろんな要素があるという話を紹介するのですが、たいてい皆さん半信半疑だったり。
 そのたびに、こういう話って、実際にブログを書いている人にしかなかなか伝わらないのかなーと思うことが多いのですが、エンジニアの人にとってのウェブサービス開発というのも、同じような話なのかも知れません。

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3時間で「専門家」になる私の方法 (佐々木 俊尚)

3時間で「専門家」になる私の方法 「3時間で「専門家」になる私の方法」は、ITジャーナリストとして幅広く活躍中の佐々木俊尚さんの仕事術を公開した本です。
 献本いただきましたので、読者メモを公開しておきます。
 この本はタイトル通り、短い時間で特定のテーマについての記事をまとめなければいけない記者と、インターネットに長く携わってきたジャーナリストという佐々木さんならではのキャリアから生まれてきた、独特の情報収集術がまとまっている一冊です。
 ネットにおける情報収集というのは、日々ブログを通じた情報収集をしている人であれば、自然と身につく面も多いと思いますが、記者の仕事の仕方はなかなか接する機会がないと思いますので、その視点は非常に参考になります。
 特に個人的に印象に残ったのは、マトリックスを描くというアプローチ。
 私のようにブログから情報発信の世界に入ると、最初から手に入らない情報が多い前提なので、知り得る内容だけで話をまとめてしまうことが多いのですが、マトリックス的に必要な要素を集めるというのは、ブログや一般のビジネスのリサーチとかでも効果的なアプローチのような気がします。
 
 情報収集のやり方を模索している人はもちろんですが、ネット系の情報収集は得意と自負している人にも参考になる視点がある本だと思います。

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がんばれ!銚子電鉄 (向後功作)

がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり 「がんばれ!銚子電鉄」は、2006年に経営危機に直面した銚子電鉄のストーリーを紹介した本です。
 献本をいただいていましたので、遅ればせながらメモを書いておきます。
 タイトルからだと直接は想像できないのですが、この「がんばれ!銚子電鉄」は実は、インターネットを通じた顧客とのリレーション作りの生きた事例のような本といえるでしょう。
 もちろん、単純にプロジェクトX的な銚子電鉄のストーリーとしても十分面白いのですが、やはり個人的に勉強になったのは、経営危機に直面した地方電鉄が、ホームページを通じた電鉄側の呼びかけをきっかけに、利用者やファン、支援者のエネルギーを目の当たりにし、それによって経営自体のアプローチを変えていき自信を回復していくプロセスです。
 特に印象に残ったのが下記にもメモしましたが、テレビに取り上げられた後の反応の継続の違い。
 1997年頃に同様の経営危機でテレビで取り上げたときは注目が一過性だったのに対し、2006年の時にはインターネットの効果によって話題が長続きしたという話は、企業のマーケティングにおけるテレビとネットの組み合わせを考える上でも非常に参考になる話だと思います。

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ハイボールナイトにみる企業のリアクションの早さの大切さ

 先日、サントリーさん主催のハイボールナイトというイベントに参加させて頂きました。
(というか、このイベントは私も参加しているONEDARI BOYSがサントリーさんにおねだりしたことで実現したイベントなので、あまり他人事のように書くのも変な話なのですが)
hiball1.png
 ハイボールとは、いわゆる“ウイスキーのソーダ割り”。
 ハイボールナイトとは、つまりはみんなでハイボールで飲み明かそうという何とも贅沢なイベントです。
 イベントの感想自体は既に参加された皆さんのブログにあがっていますので、そちらをご覧いただければと思いますが、個人的に今回非常に印象に残ったのはハイボールナイトが開催されるまでのステップの早さ。
 上記の記事にも書いてあるように、もともと「ハイボール」がブログでちょっとした話題になるきっかけとなったのが、私も参加させてもらった3月29日の白州蒸留所ツアー
 このイベントで紹介された“すごいハイボールのつくり方”が、見事に参加者のツボにはまり。
 参加者のレポートに「すごいハイボールの作り方」記事が多数登場。
 アルコール系の記事では珍しくネタフルの「すごいハイボールの作り方」がはてなブックマークを75個も集めるなど、一部のコミュニティでハイボールが話題になりました。

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新・データベースメディア戦略 (橋本 大也 他)

4844325329 「新・データベースメディア戦略」は、データベースをコアにした事業に携わる執筆陣が共同で執筆した本です。
 献本を頂いたので、読書メモを書いてみました。
 データベースという文字が表紙に躍っているので、ついつい技術的なデータベースの要素の話かと思ってしまいがちな気がしますが、ココで言われているデータベースメディアとは、「Web2.0のコアはデータベース」と言っていた文脈でのデータベースということのようです。
 最近のウェブサービスでは、明らかにデータベースの活用の仕方が、サービスの魅力を分ける結果になっており、そういう意味でもデータベースメディアというキーワードは一つの視点として面白そうです。
 
 個人的に印象に残ったのは、FacebookアプリでブレイクしたiLikeの伸び数。
 なにしろ2ヶ月足らずで500万人ものユーザーがインストールをしたというからすごいです。
 もちろん、すでに利用者がいたサービスなので、ゼロからのスタートで2ヶ月で500万人の利用者を増やすというのとはちょっと違うとは思いますが、それにしてもこのスピードは驚異的。
 それも、利用者のデータベースとアプリケーションのプラットフォームをオープンにつなぐことによって、そういう土壌を構築したFacebookのアプローチが効いていたんだろうと改めて思います。
 ウェブサービスやソーシャルメディア系のビジネスをされている方は、参考になる要素がある本だと思います。

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