「一流のキャリアメイク術」は、ちょーちょーちょーいい感じでおなじみの保田さんが書いたキャリア本です。
保田さんというと、SNSの起業やブログ、RTCカンファレンスの印象が強いのですが、元々リーマン・ブラザーズなど金融系の出身。
金融業界は特に外資系では、高額の年収が分かりやすい評価指標として存在しているのですが、保田さんはその世界から、やりがいを選択して起業したタイプ。
この本ではそんな二つの価値観の両方を体験した保田さんならではの「一流のキャリア」についての考え方が展開されています。
私のような年功序列系の会社の出身者だと、少しピンとこない部分もあったりするのですが、外資系企業に勤めながら転職を悩んでいる方や、これから就職活動をする学生さんには参考になる視点がある本だと思います。
カンバセーショナルマーケティングの講演資料をこちらで公開しておきます。
※こちらのファイルは古いファイルです。最新バージョンは、こちらをご覧ください。
本日から開催されているIDGのBusiness Blog & SNS Worldのカンバセーショナルマーケティングの講演で使った(正確にはこれから使う)プレゼン資料を、こちらで公開しておきます。
皆さんの何かのお役に立てば幸いです。
もちろん、カンバセーショナルマーケティングというコンセプト自体は緩い定義ですし、資料の中身も効果測定や実際の手法などはまだまだ試行錯誤している点も多くありますので、アドバイスや間違いの指摘等いただければ幸いです。
※こちらのファイルは古いファイルです。最新バージョンは、こちらをご覧ください。
※PDFファイルで見たいという方はこちらのリンクから表示して下さい。
なお、この資料では、一部にAd Innovatorの織田さんの資料を活用させて頂いているほか、この資料の作成にあたっては、織田さんを始め様々な企業のマーケティングや広報を担当されている方々に多くのアドバイスをいただきました。
皆さんにこの場を借りて御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
※こちらの資料をたたき台に、日経ネットマーケティングで「カンバセーショナルマーケティングの近未来」というコラムの連載を開始しました。そちらも是非ご覧下さい。
感動したことを人と共有できるのは、最大の娯楽であると言うこと
またしても、紹介が一週間遅れになってしまいましたが、パワーインタビューの、第九弾となるインタビューをブログラボに公開しました。
今回は、前回のインタビューから引き続きらむね的通販生活の村山らむねさんのインタビュー後編です。
らむね的通販生活 村山らむねさん インタビュー Part2
後半では、95年から開始したサイトである、らむね的通販生活の歴史やブログのメリット、サイトを運営する上でのモチベーションやポイントなんかを聞いてみました。
個人的に印象に残ったのは、何と言ってもサイトを運営する上でのモチベーションの話。
今でこそ、個人がサイトを運営していてもアフィリエイトだとかアドセンスだとか収入を得る手段がたくさんあるわけですが、らむねさんがサイトを開設した当時はそんなものは無く、企業が運営するサイトですら存在意義に疑問符をつける人が多かった時代だったと思います。
そんな中、何をモチベーションにらむねさんが日々サイト運営をしていたのかという質問をしたところ。
それはもう喜喜としてらむねさんが、当時のカタログ通販の進化について語ってくれたわけですが。
あらためて、らむねさんの話を聞きながら、当時のウェブサイトにしても、最近のブログにしても、更新が続く人の根底に流れるモチベーションは、感動したことや好きなことを、他の人と共有したり、コミュニケーションできることなんだろうなーとつくづく感じています。
群衆の叡智サミット2008 でパネリストをさせて頂きました。
5月21日に開催された群衆の叡智サミット2008の「セッション2:「群衆の叡智」のポテンシャル ー 経済活動のイノベーションは起こせるか」でパネリストをさせて頂きました。
個人的にも、「みんなの意見は案外正しい」を初めとした、群衆の叡智についての議論には非常に興味がある人間なので、急遽パネリストに入れて頂きとても幸運でした。
当日の詳細については下記のレポートをご覧下さい。
・レポート:群衆の叡智サミット2008 Spring 開催|gihyo.jp … 技術評論社
みんなの「知識」をビジネスにする (兼元謙任、佐々木俊尚)
「みんなの「知識」をビジネスにする」はOK Waveの兼元謙任さんと佐々木俊尚さんの対談形式でまとめられている本です。
献本をいただきましたので、読書メモを公開しておきます。
この本で主なテーマとなっているのは、以前ブログでも取り上げた「クラウドソーシング」というキーワード。
個人的にも非常に注目しているキーワードなのですが、OK Waveはそのはしりに近いことをWeb2.0ブームの以前からやっている会社で、兼元さんの言葉のはしばしに、そういうクラウドソーシング的な事業を展開してる会社ならではの要素が出てくるのが興味深いところです。
ちなみに、個人的に印象に残ったのは、デザインにおける日本とヨーロッパの文化の違いのくだり。
日本のデザイン力はボトムアップで民衆から出てきているのに対し、ヨーロッパは、貴族がパトロンになった形のトップダウンのアートという大きな違いがあるようです。
そういわれてみると、最近注目されているお絵かき系のサービスなんかも、日本だとすぐにクオリティの高い画像が次々に生成される印象がありますし、そういったみんなの力を集めて何かをやるというのは、やはり日本ならではのアプローチというのがありそうな気がますますしてきます。
まずは、クラウドソーシングの基本的なコンセプトを押さえたいという人には役立つ本だと思います。
ウェブを変える10の破壊的トレンド(渡辺弘美)
「ウェブを変える10の破壊的トレンド」は、日経ビジネス・オンラインでもコラムを書かれているの渡辺弘美さんの書籍です。
献本をいただいていたので、読書メモをまとめてみました。
この本では、主に米国を中心に登場してきているインターネット上の新しいツール群を10のトレンドという視点でまとめられています。
とにかくいろんなサービスが出てくるので、本を一気に読むよりはPCを横に置いて実際に画面を見ながら読んでいくのが良いかもしれません。
個人的には、このあたりの分野は相当いろいろ見て回っていたつもりだったのですが、それでも知らないツールがかなり出てきました。
ちなみに、個人的に一番大きなポイントだと思っているのは、本書でも「フリー」の章で取り上げられている希少経済から潤沢経済への変化の課程でおきている価値観の逆転。
以前、ブログでありあまり経済というキーワードで紹介したことがありますが、やはりこの二つの価値観のどちら側で物事を見るかというので、まったくアプローチが変わってくるのではないかと思います。
一冊で今のインターネットをざっと総括したいという方に向いている本です。