爆発するソーシャルメディアは、時事通信の湯川さんによるソーシャルメディアの解説本です。
先日出版された「ウェブを進化させる人たち」は、ポッドキャスティングの湯川鶴章のIT潮流のインタビューから15人を抜粋して本にしたインタビュー本でしたが、この爆発するソーシャルメディアは、ポッドキャスティングのインタビューで培った湯川さんのソーシャルメディア感を分かりやすくまとめた本と言う印象です。
表紙にはセカンドライフとモバゲータウンと言う、ある意味極端で最近注目の事例が二つ並んでいますが、書籍の中ではマイスペースのようなSNSからYouTubeやソーシャルブックマークまで、具体的なサービスを並べて解説されています。
実際に関係者にインタビューしている湯川さんの視点でのまとめになっているので、この界隈のサービスを良く知らない人にとっては辞典的な使い方もできそうです。
ヒューマン2.0 (渡辺 千賀)
ヒューマン2.0は、ブログ「On Off and Beyond」でも有名な渡辺千賀さんの新書です。
すでに、セミナーの参加感想として「日本版ヒューマン2.0は、まず精神的会社離れの実践から?」という記事や、渡辺さんとご一緒させていただいたカンファレンスの感想として「ポートフォリオワーカーという働き方は、得なのか損なのか」などと、記事は書いていましたが、読書メモをしていなかったので、まとめておきます。
過去の記事でも書きましたが、やはりこの本を読んで最も印象に残ったのは、実は「アメリカの70年代までの大卒のキャリアは終身雇用的キャリアだった。」という点。
何となく、日本とアメリカは文化的にキャリアの志向性が違うのかと思い込んでいましたが、当然要因はそれだけではなく、競争環境の変化や、時代の流れが大きく影響しているわけで。
今後の日本がどうなっていくのか、あらためて考えさせられる本です。
なぜ株式投資はもうからないのか (保田 隆明)
「なぜ株式投資はもうからないのか」は、RTCの主催者としても有名な保田さんの新書です。献本いただいて、すぐ読んだのですが、あっという間に読みました。
私自身、実は去年まで株を結構やっていたのですが、正直、保田さんはなぜもっと早くこの本を書いてくれなったのかと言いたいぐらいです(笑)
この本で書かれている典型的な失敗例と同じく、私も自分なら他の人よりも賢く株の売買をできるのではないかと思っていたのですが大間違い。
株を始めたときが丁度ITバブルの始まりで意外に儲かってしまったのもあり、自分は株の才能があるのかもと思ってしまったのが間違いの始まりで。
ITバブルの崩壊で損をして、懲りずにネットバブル前にまたいろいろ株を買って、最終的にライブドアショックでまた損をしてという、典型的な懲りない一般投資家の末路を辿ってしまいました。
この「なぜ株式投資はもうからないのか」では、いかに市場で一般投資家がプロと五分に張り合おうとするのが難しいかと言うのが様々な視点から描かれています。
Wii Sportsのボクシングでメタボリック対策・・・になればいいなぁ
せっかく和蓮さんに入手してもらったWiiなんですが、本の作業が遅れていたのもあり、ここしばらく遊ぶのを封印していました。
で、本の目処がついてからボチボチ復活していたのですが。
ゴールデンウィークに入ってからタガが外れたように今更ながらWiiスポーツに没頭中。
なにしろWiiスポーツなら、ただのゲームではなくてダイエットにもなると自分に言い訳できますから。
特に、はまっているのがボクシング。
本気でやると、結構すぐに汗をかいてくるので、メタボリック対策にもなるのではないかと、勝手に自分と嫁さんに言い聞かせて毎日のようにやってます。
一時は、熟練度が1600を超えたときに出てくるマットプロというのが、反則なぐらい強くて諦め気味だったのですが、職場のNさんにマットプロ攻略にはカウンターしかないと聞いてからなんとか攻略。
で、気が付いたらマットプロと戦っている間に自分のカウンターのレベルがえらくあがってしまったらしく、その後の敵は正直物足りないくらい。
カウンターが面白いように決まるので、気分は宮田一郎(はじめの一歩)です。
おそろしく順調に熟練度が上がっていくので、いつのまにか熟練度が2500オーバーになってしまいました。
熟練度の文字の上までグラフが行ってしまってるのが見えますでしょうか?
このままゴールデンウィーク中にどこまで行けるのか、行けるとこまで行ってみようと思います。
そして体重を減らすことが果たしてできるのか・・・
なんだか慣れてくると、結局体をあまり使わないでも勝てるので、メタボリック対策にはあまりなってない気もするのですが。
なんにしても、任天堂さんには、次はWii Sportsのボクシングだけ別ソフトで続編を出して欲しいです。
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メディアコンバージェンス2007 (情報通信総合研究所 )
メディアコンバージェンス2007は、NTTグループの情報通信総合研究所が編集したICT産業に関するデータやグラフ満載の書籍です。
ネットワークによって全てがつながることにより、産業構造に大きな変化が生じるというのはよく言葉では言われる話ですが、この本ではその変化を具体的なデータを並べて詳細に解説してくれます。
個人的には、日米広告費の構成比のくだりは非常に参考になりました。
米国のインターネット広告費は日本よりはるかに大きいイメージがあったのですが、比率にすると実は日本より少ないんですね。
やはり、こういう具体的な情報というのは、データを見ずに感覚で眺めていると間違えるというのを痛感させられます。
「デジタル・ワークスタイル」という本を書きました。
このたび、「デジタル・ワークスタイル」という本を書かせていただきました。
副題に「小さなことから革命を起こす仕事術 」と入っているように、仕事術の本になります。
最近はブログを書いているおかげで、ニュースサイトや新聞、雑誌でコラムを書かせていただいたり、様々なところで講演をさせていただいたりするようになりましたが、実は3年前にこのブログを書くようになるまでは、私も典型的な、壁に突き当たってもがく普通のサラリーマンでした。
NTTを勢いで飛び出したは良いものの、ベンチャーの世界は想像以上に勝手が違い、相当苦労したのを良く覚えています。
この「デジタル・ワークスタイル」では、そんな私が、どうやって古い思考回路を切り替え、インターネット時代にあった仕事のやり方を身につけることができるようになったのか、実際のツールの使い方から仕事への取り組み方まで、できるだけすべて書き出してみました。
最近、知り合いに、よくブログ書いてるヒマがあるねーとか、何で仕事以外にそんなにいろいろやっているの?とか、よく聞かれることがありますが、その答えをこの本に詰め込んでみたつもりです。
インターネットを効果的に使うことができれば、「個人」でも様々なことにチャレンジすることができますし、そんな「個人」が増えればもっと面白い日本になるのではないかと思います。
この本は、そんな仲間が一人でも増えれば良いなーと、自分勝手なことを思って書いてみた本です。
皆さんの周りに、インターネットをあまり使いこなせてなくて困ってるような、5年前の私のような人がいたら、是非この本を紹介してみていただければ幸いです。
ちなみに、このtokuriki.comのブログも、Netcom Eyeという名前で始めてから、5月1日の今日で丁度3周年になります。
思えば、ブログのおかげで本当にいろんなことを体験させていただいた3年間でした。
今後も、自分なりにゆるくブログを続けていこうと思いますので、皆さんよろしくお願いします。