「小さなチーム、大きな仕事」は、37Signalsのジェイソン・フリード氏の書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
37SignalsはBasecampやBackpackなどの小規模企業向けツールを開発して注目されている企業です。
個人的にも非常に参考にしていた会社ですが、その会社の創業者と開発者が、独特な経営理念や手法を開示してくれていますので、いわゆる常識的な起業の方法に違和感を感じている人には参考になる点が多々ある本だと思います。
【読書メモ】
■37Signalsは、会社を大きくせずに、小さな企業やグループが楽に仕事できるようなソフトウェアを開発している。世界中で300万人以上の人たちが僕たちの製品を使っている。
■批判する人たちは、拡大路線、会議、予算管理、取締役会、広告やセールスマンといった「現実の世界」すべてを拒絶しても、企業が成功できるということを理解していない。それは彼らの問題で、僕たちのではない。
■彼らはフォーチュン500に売り込む必要があるという。知ったことか。僕たちはフォーチュン500000に売っている。
■外部の資金は最終手段
・コントロールを失う
・売却は良質のビジネスの構築を妨げる
・他人の金を使うのは癖になる
・基本的に不利になる
・顧客が後回しになる
・資金調達に注意をそらされる
ツイッター仕事術 (横田真俊)
「ツイッター仕事術」は、P2PTodayの横田真俊さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では、ツイッターを仕事に使うという視点から、かなり細かいツールまで紹介されていますので、1からツイッター活用について勉強してみたい方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■ツイッターでニュースが広がるのはとても速く、マスコミが報道する前から多くの人がそのニュースを知ってしまうことがあります。(中略)
鳩山首相が最初のツイートを開始してから1時間弱で5000人が鳩山首相のアカウントをフォローし、3日で8万人がフォローしました。
■ツイッターでの片思い、片思われを判断する
http://friendorfollow.com
■ハッシュタグを探す
http://hashtagsjp.appspot.com
現在の人気のタグや、自分のハッシュタグの登録ができます
買わせる技術 (松本朋子)
「買わせる技術」は、マーケティング・ハピネスの松本朋子さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
レシート公開レポートと言う独自の手法を実践されていた松本さんならではの視点で、買う理由について分析をされていますので、ちょっと違った視点でマーケティングを考えてみたい方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■「心理学を悪用して買わせる」というのは、カンフル剤のように1回だけ、または忘れた頃にしか効かない恐れがあります。
それに対して、思わず買ってしまうモノは、2回でも3回でも思わず買ってしまう場合が多いのです。
■自分らしく幸福になりたくて、人は買い物するのです。
■「非計画購買」が狙い目
特別や少なくても買ってもらえるし、機能が最新でなくても買ってもらえる
マスコミは、もはや政治を語れない (佐々木俊尚)
「マスコミは、もはや政治を語れない」は、「グーグル – Google 既存のビジネスを破壊する」や「フラット革命」で有名な佐々木俊尚さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では、元新聞記者だった佐々木俊尚さんならではの視点で、最近の政治とマスコミ及びネット論壇の関係性を考察されています。
最近の日本の政治関連の話題や騒動の考察も、両方の視点からされていますので、マスコミとネットの役割分担や、メディアとしての可能性について興味がある方には参考になる点が多々ある本だと思います。
【読書メモ】
■日本人は同調しやすいのか?
小選挙区では民主党が47.4%に対して、自民党が38.7%。わずか8.7ポイントの差しかない。これが要するに小選挙区制のマジックということなのだが、多くのマスコミ人は「日本人の大半が民主党に同調してしまった!」と短絡的に結論づけてしまったのである。
■私の考えでは、ジャーナリズムにとって権力監視は必要かつきわめて重要な要素であることに異論はない。でもジャーナリズムは権力監視だけをやっていればいいってものでもない。
■「日本の官僚組織は、首相官邸から省庁にいたるまで、記者クラブという組織に独占的に取材をさせる「特権」を与えてきた。そうすることで、役人の思惑に即した発表を横並びで一斉に国内外へ流布することができ、コントロールもしやすい。会見以外の個別の「リーク」を利用すれば、意に反する報道を抑えることもできる」(日経ビジネスオンライン 井上理)
■ネットの世界で盛り上がった話題やできごとは、新聞やテレビに取り上げられ、マスメディアに翻訳されて国民に提供されることによって、初めて世間的に認知された話題となる。
■韓国では、ほぼすべての国民がネットに接続し、主な情報収集先をウェブ媒体に依拠しているから、ネットの話題はそのまま国民の話題となる。(中略)しかしそれは同時に、ひどい中傷や荒らしが簡単に流布してしまうという衆愚世界も生み出してしまったということだ。
「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (酒井穣)
「「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト」は、ベストセラーになった「はじめての課長の教科書」の著者でもある酒井穣さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
人材育成の考え方について、実際の事例に基づいて書かれていますので、自社の人材育成に悩んでいる方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■規律と動機づけの4分類
・精鋭部隊:情熱的かつ連帯/統制がとれている
・仲良しサークル:活力はあるが、結果につながらない
・奴隷集団:過剰コントロール、過剰労働、過小評価
・ナマケモノの群れ:無気力、無秩序、無関心
■「直近の仕事vs将来の仕事」「顧客業務vs技術・プロセス」
・企画・アーキテクト系(コンセプトを創造する)
・プロジェクトマネージャ系(アイディアの実現性を担保する
・サービス・運用系(多数の部下の統括)
・営業・マーケティング系(ネットワーキング)
iPhoneとツイッターで会社は儲かる (山本敏行)
「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」は、EC Studioの社長をされている山本敏行さんの書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
会社内でツイッターをいかに活用するかというノウハウが実例と一緒に紹介されていますので、ツイッターをよく分からないけど会社で使ってみるか悩んでいるという方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■フォローすると言う行為は、ある意味「私はあなたのつぶやきが見たいファンです」と捉えることができ、社員のツイッターアカウントをフォローする人が増えれば増えるほど、ファンが増えることになります。
■ツイッターを全社導入するに当たって、社員に定めたルールは一つだけです
「機密情報についてのつぶやきはしないこと」
■ツイッター導入のメリット
・社内コミュニケーションの向上
・組織のベクトルが揃う
・ガス抜き効果
・社員の心の声が聞ける
・情報感度が上がる
・社外とのコミュニケーション
・商談がスムーズに進む
・要約能力が身につく
・採用のミスマッチが減る
・情報漏えい防止の教育