Twitterは「会社」で使い始める前に、まずは「個人」で使うべし を日経NMに投稿しました。

nikkeinetmarketing_logo.png 日経ネットマーケティングで連載を行っているコラム「カンバセーショナルマーケティングの近未来」に新しいコラムを書きました。
 今回も、前回に引き続き、Twitterの具体的なマーケティング活用について考えてみています。
 不明点や不足点等ありましたら、記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
Twitterは「会社」で使い始める前に、まずは「個人」で使うべし
「前回のコラムでは、Twitterのマーケティング活用を検討するのであれば、まずはTwitter 上の発言に耳を傾けることから始めるべきという話をしました。
 ユーザーの声を一方的に傾聴するだけでは、なかなかTwitterの本質的な面白さや可能性は見えてこないと思います。今回は「グランズウェル」の2番目のステップである「Twitterコミュニティに話しかける」について考えてみましょう。」
※このコラムでは、先日公開したカンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめた話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングを実践する際のステップなどを書いていければと思っています。
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日本でFacebookがブレイクするために必須と思われる 5つのポイント をTechCrunchに投稿しました。

techcrunchjapan2.png 以前、ご紹介したように、現在、TechCrunch Japanのライターチームの一員として記事を投稿させていただいています。
 今回は、先月の「日本でFacebookの地位を獲得するのは、やっぱりmixiか、それともGREEか。」に続いて、日本におけるFacebookの可能性について考えてみました。
 ご興味のある方は是非どうぞ。


先月、日本でFacebookの地位を獲得するのは、mixiかGREEかという記事を書いたが、その記事への反応として想像以上に多かったのは、日本でもFacebookがmixiやGREEを抜いてトップの地位を獲得するのでは?という反応だった。

現在のグローバルでのFacebookの勢いを考えれば、当然そういうシナリオも考えられるが、個人的にはmixiやGREE等の既存の国内SNSがよっぽど展開を失敗しなければ、そのシナリオは難しいのではないかと考えている。
グローバルで圧倒的首位を占めるサービスが、日本において意外に苦戦すると言うのは今に始まった話ではない。世界最大手のオークションサイトであるeBayも、2002年に日本から撤退した過去を持っているし、米国でダントツの検索シェアを誇るGoogleも日本ではヤフージャパンの後塵を排し続けている。
SNSの世界においても、ソフトバンクが出資して鳴り物入りで設立されたMyspace日本版が、現在のところも日本での認知向上に苦しんでいる印象が強い。
特にSNSにおいては、いわゆるネットワーク効果が他のサービスよりも更に強くはたらいてしまうため、すでに特定の世代でコミュニケーションインフラになっている国内のSNSを、これからFacebookがひっくり返すのは容易なことではない。
日本でFacebookがブレイクするために必須と思われる5つのポイント の続きを読む。

Twitterマーケティングの第一歩は「つぶやき」ではなく「無言の観察」 を日経NMに投稿しました。

nikkeinetmarketing_logo.png 日経ネットマーケティングで連載を行っているコラム「カンバセーショナルマーケティングの近未来」に新しいコラムを書きました。
 今回も、前回に引き続き、実際にどのようなステップで現状把握をするべきなのかという具体的な手順をご紹介しています。
 不明点や不足点等ありましたら、記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
Twitterマーケティングの第一歩は「つぶやき」ではなく「無言の観察」
「前回のコラムは、日本でTwitterを活用する際に米国の成功事例に影響されすぎるのは良くないという話を紹介しました。
 今回からは、前回の最後に書いた「Twitter活用の3つのパターン」について考えてみます。
 まず1つ目は、名著「グランズウェル」における「傾聴戦略」。Twitter上で交わされる声に耳を傾けることです。 」
※このコラムでは、先日公開したカンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめた話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングを実践する際のステップなどを書いていければと思っています。
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「オバマ」のつくり方 怪物・ソーシャルメディアが世界を変える (ラハフ・ハーシュ)

448409116X 「オバマ」のつくり方は、実際にオバマの大統領選挙チームに携わったラハフ・ハーシュさんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 オバマの大統領選挙は、「オバマ現象のカラクリ」や、「YouTube時代の大統領選挙」にも描かれているように、ネットやソーシャルメディアを効果的に活用した選挙だったといわれています。
 が、実際に日本に住んでいる立場からでは、具体的にどのようにソーシャルメディアが活用されていたのかと言う点については、細かいところはよく分からないというのが正直なところでした。
 それがこの本では、ここまで書いてもいいんですか?というぐらい詳細に、オバマの選挙チームがいかにソーシャルメディアを活用して有権者を巻き込み、うねりを作っていったのかと言う背景や仕組みが説明されています。
 
 メールの送りかたから、インセンティブの付与の仕組みまで、一つ一つが実に良く考えられた仕組みになっており、なるほどこれはあれだけの大きな波になったわけだ。と、今まで雰囲気でしかつかめていなかったものの詳細が見えてくる感じです。
 タイトルがタイトルだけに、マーケティングに関係ないと思う人が多いかもしれませんが。
 実はこの書籍は「グランズウェル」やブログスフィア」同様、ソーシャルメディアの可能性を教えてくれる書籍です。
 ソーシャルメディアを活用したマーケティングに携わる方であれば、読んで損のない本だと思います。おすすめです。
【読書メモ】
■オンライン・コミュニティのつくり方
1・既存のグループを活用する
2・メッセージを行動に移す
3・「正しい」インセンティブを与える
4・体験のパーソナル化
■マッチング・ドナー
 誰かが献金するときに、その人の献金と同額の寄付を行うサポート役の献金者のこと。それによって献金額を2倍に増やし、献金したいという人々の意欲を高める効果がある。
■資金調達のための新しい形式の夕食会
 特定の週に25ドル以下の献金をしてくれた人の中から4人を選び、オバマとディナーを共にしながら地域の問題を話しあうチャンスを提供する
■もっとパーソナルなアプローチ
 オバマ本人がベストアンサーの投稿者に電話をかけ、彼女の回答について数分間1対1で話した。
■より強固なコミュニティのつくり方
1・イベントを仕掛ける
2・自分たちのペースに引き込む
3・オンラインからオフラインへ
4・正直かつ率直に語る

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魂を売らずに成功する (アラン・M・ウェバー)

4862760724 「魂を売らずに成功する」は、米のビジネス雑誌「ファスト・カンパニー」創刊編集長であるアラン・M・ウェバーさんの書籍です。
 翻訳をされたソーシャルカンパニーの市川さんから献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 「ハーバード・ビジネス・レビュー」のマネージング・エディターを6年間務め、その後1995年に斬新なビジネス誌「ファスト・カンパニー」を共同創刊、編集長として全米雑誌賞を受賞、アド・ウィーク誌が選ぶエディター・オブ・ザ・イヤーにも選ばれたという輝かしい経歴を持つ著者ならではの視点でビジネスで成功するためのポイントがまとめられています。
 自らのビジネスのやり方に迷いがあるという方には参考になる点が多い本だと思います。
【読書メモ】
■「ほとんどの軍事史専門家が、ベトナム戦争の敗因は、軍が戦略構想をまとめず、勝利の明確な定義づけをしなかったことだと認めている。」(「戦争としてのビジネス」 マーク・フラー)
■改革の定理
 改革は、現状での「コスト」が、改革に伴なう「リスク」より大きい場合、つまりコスト>リスクの場合に、可能となる
■改革の際に殉教者にならないためのポイント
・長期戦に向かう覚悟を決める
・反対派の主張に彼ら以上に精通する
・よりより代替案を用意する
・仲間を探す
■「リーダーとしてのあなたの最初の仕事は、あなたが本当は何の商売をしているかを理解することだ。本当の商売は、おそらくあなたが考えているものとは違っている。」(「マーケティング・マイオピア」 テッド・レビット)

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ネットがあれば履歴書はいらない(佐々木俊尚)

4796674853 「ネットがあれば履歴書はいらない」は、「グーグル – Google 既存のビジネスを破壊する」や「フラット革命」で有名な佐々木俊尚さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 この本では、大手新聞社から独立してフリーのジャーナリストとして活躍する佐々木さんならではのセルフブランディング術がまとめられていますので、自らのブランディングについて真剣に考え始めたいと言う方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■エゴサーチ
エゴサーチの重要性に気付いている人は、日本にはまだ少ない。しかし、私は今後の日本社会で生きていく上で、非常に重要なツールになると考えている。
■健康情報におけるプライバシーはもう終わった(ロバート・スコーブル)
・ツイッターで自分の病気の内容を公開すると、その情報を見たツイッターユーザーが、医者よりも多くの情報を教えてくれる
・あなたが考えなかったようなアイディアを他の人が教えてくれる
・自ら病気のことを他の人に打ち明けることによって気分が良くなる
・医師が判断した病気の診断が正しいかどうかも確認できる

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